先ごろ逝去された大林宣彦監督の映画。原作は筒井康隆さんの小説。

原田知世演じる女の子が、理科室で謎のにおいを嗅いだことから、どうやらタイムスリップする能力が身についてしまい…という話。

白黒〜カラーの転換とか、楽しそうなシーンのわりにBGMが不穏だったり、ミュージカルになったかと思えば違ったり…。いったい何を観せられてるんだろうか。

そしてエンディング、大学生役の原田知世が別人みたいに大人っぽくてビックリ!あの場面、切ないですよね、やっぱり気づかないんだ〜、っていう。

SFミステリー的な要素のみならず、なんかいちいち、「あれ?」「おや?」「何これ?」って思わされる演出が連続して目が離せない、不思議な吸引力のある映画でした。


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