ずっと気になってたイラン映画を初めて見ました。

1987年、キアロスタミ監督の『友だちのうちはどこ?』

もうタイトルで内容全部言ってるんですけどね。

アフマッドが、クラスメイトのネマツァデのうちに、ノートを届けにいくだけの話なんだけど。

大人は誰もわかってくれないんですよ、子どもにとってそれがどんなに大事なことか。

もうノートを届けたいと思ったら、ノートを届けるためだけにこの命を燃やすんだよね、子どもって。

それでノートを届けるためだけに、行ったこともない隣村まで、お母さんの目をすり抜けて爆走。行け行けアフマッド!!

結局、夜遅くまで探したけど友だちのうちは見つからなくて、友だちの分まで宿題をやって、翌朝学校で渡すことにします。

翌朝、先生が宿題をチェックする。ノートの中に、アフマッドが友だちのために走った印があるんだけど、大人にはそれが見えない。

もう玉のようなイランの子どもたちが可愛すぎる、傑作と思いました。