かこさとしさんの絵本。

先日読んだ、いしいまきさんの『ぽっちゃり女子のくいしんぼうDays 』に、おすすめ食べ物系絵本として紹介されてたので読んでみた。

からすがすんでいる、いずみがもり。からすのおとうさんとおかあさんはパン屋を経営しながら四羽の赤ちゃんからすを育てています。パンというのは生活必需品であるからして高く売れないし、地道で儲からない商売なのだなぁ…。

でも見開きに焼けたパンをいくつもいくつも描き込んであるページ、たしかにこれは…おいしそう!!パンの焼けた表面の色味なんて、手描きじゃないと出せない素朴さ。

それで焼き立てのパンが食べたくなって、検索したら近所にあった。知らなかった…。さっそく行って、メロンパンを買い、コンビニでブラックコーヒーも買って、公園で食べました。至福の時が、読んだあとまで続く絵本。

読んだあとに無性にドーナツが食べたくなる、村上春樹さんの『羊男のクリスマス』もオススメです。


・・・・・・・・・・・・・
 
●面白かった絵本(隠居の本棚より)
 
 
『ちいさなねこ』(石井桃子、横内じょう・著)
 
『Professor Crocodile』(Giovanna Zoboli・著, Mariachiara Di Giorgio・イラスト)
 
『ぶす』(内田麟太郎、長谷川義史・著)
 
『よあけまで』(曹 文軒・著, 和歌山 静子・イラスト)
 
『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン・著)
 
 
『ぼくがラーメンたべてるとき』(長谷川義史・著)
 
 
『どこいったん』(ジョン・クラッセン・著、長谷川義史・訳)