長谷川義史さんの絵本。
家でラーメン食べれるのってじつはものすごくありがたいことなんですよね。
世の中に戦争とか飢餓とか難民ということがあるなんて思ってもみなかった子どものころに、この絵本を読んでたら、どんな気分になっただろうか。ただ単純に悲しくなって終わったかもしれん。
大人になったからって、一個人が今すぐなんか大きなことできるわけでもないっていうのがこれまた悲しいんだけど、目の前のことに対する小さな感謝は年をとるごとに深ーくなっていきます。そうすると自然に行動は変わる。単純な悲しさで終わらせないようになっていってる気はします。
と、これは私の感じ方ですが、この作品自体は、大陸をわたっていく風に色がないように、何がいいとかわるいとかのジャッジはなく、ただ淡々と綴っていくのが良かった。子どもの反応を見てみたい絵本です。
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