若き天才、デミアン・チャゼル監督の、往年の名作を彷彿とさせる古き良きスタイルのミュージカル映画。

しかーし!ミュージカルはすきだけど、これはイマイチついていけず。

ものすごく緻密に計算された、気の遠くなるような超長回しのミュージカルシーンの連発、これがやりたかったんだろうな〜というのはわかるけど、若干強引な感じが…。

雑で都合のいいストーリー展開、人間的に好きになれない自分勝手なキャラクター、気の利いたセリフの応酬もあんまりなく、音楽も俳優も私好みではなかった…。

だいたいなんであの二人が恋に落ちるのか、もっと丹念に描いてくれないと、まったく感情移入できない。ということで脱落してしまいました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

●文庫でてます