深田晃司監督の映画(2016)。
ある家族の小さな町工場に、ひとりの男がやってくるところから、だんだんと家族が崩壊していく。
ていうか、はじめのシーンから、何かこの家族ヘンだな…と思うんだけど、家族としてとっくに機能を失ってる感じがだんだんとあらわになっていく。それで、何が恐ろしいって、その崩壊が決定的になっても終わらない。家族という共同体は、崩壊したまま永遠に続いていくという…。
じゃあ逆に、機能してる家族っていうのはどういうことだろう?そんな家族いる?とかいろいろ考えてしまった。
これはもう主演の筒井真理子さんの演技がすごかった。こういう、情念系の女優さん大好き。今まで知らなかったなんて不覚だった…。筒井さんと深田晃司監督の映画は、もっと見てみたいなぁ。
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