1981年発売の、村上春樹さんと村上龍さんの対談本を発見!
扉絵の写真がまだおふたりとも若い。
こんな二大文豪が無防備に奥さんとかネコとか作品の話をしてるところも、いまとなっては絶対にありえん貴重な対談。
あの名作のメイキング的なこぼれ話もたくさんあって面白かった。
『風の歌を聴け』は、はじめ英語で書いたものを日本語に訳してたとか。
「小説を書いていることも、自分の本が店頭に並ぶことも恥ずかしい」という発言から、「小説でも音楽でも、安易なほうにいっちゃう人は、恥ずかしさを意識しない人だ」という話に。
とくに、「マイルス・デイヴィスも、一緒に演奏するミュージシャンは、やりやすい人じゃなくて、反発しあって、自分を触発したり削り取ったりしてくる人を選んでいる」という話、すごくよかった。
「自分にとって、たやすいことばかりやる人は堕落していく」。うーん、覚えておきたい。
あと、龍さんが3作目を書くときに言われたこともメモしとこう。
「3作目が重要だよ。うまく書こうとするな。ウェルはよくない、オネストに書け。落ちてもいいから、そこから飛べ」
意味わかんないけど、3作目が重要だそうで。プ、プレッシャーが、、、