こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
今日は、令和6年度第1回川口市上下水道事業運営審議会を途中まで傍聴しました。
次第は、以下の通り。
- 委嘱書交付式
- 会長選任(正・副会長互選)
- 諮問式
- 開会
- 諮問書交付
- 市長あいさつ
- 閉会
- 会議
- 開会
- 正・副会長あいさつ
- 審議事項
- 水道料金・下水道使用料のあり方について
- 「アクアプラン川口21~第3次川口市水道ビジョン~」及び「川口市公共下水道事業経営戦略」の改訂について
- 報告事項
- 令和6年度川口市水道事業会計予算及び主要事業について
- 令和6年度川口市下水道事業会計予算及び主要事業について
- 上下水道事業評価(令和5年度終了時評価及び令和6年度事前評価について)
- その他
- 閉会
傍聴は、その審議会で傍聴者の入室が許可されてから入室できるのですが、今回は入室までに40分と、過去最長の待ち時間でした……次第4の3から入室できました。
私は次の予定があり、審議事項を聞いて退室しました。
(つまり太字の部分だけ傍聴できました)
傍聴者への配付資料に、諮問書の写しがありました。
内容は、下記の通り。
川口市上下水道事業運営審議会
会長 石井 晴夫 様
川口市長 奥ノ木 信夫
水道料金・下水道使用料のあり方について(諮問)
平成31年4月に水道局と下水道部の統合により誕生した上下水道局では、地方公営企業法に定める独立採算の原則の下、令和3年1月に改定をした水道料金並びに平成28年7月及び平成30年7月に段階的な改定をした下水道使用料により経営を続けて参りました。
しかしながら、生活様式の変化等により吸水収益が減少する一方で、近年は原材料費や燃料費の急激な高騰に加え、労務単価の上昇も相まって、老朽化していく上下水道施設の維持や更新に必要な費用は年々増大しております。
また、多発する自然災害への対応の重要度も一層高まり、更には、本市の配水量の9割近くを占める埼玉県営水道の料金や、本市の全ての汚水を処理する埼玉県流域下水道の維持管理負担金の改定も今後予定されております。
こうしたことから、今後の適正な水道料金・下水道使用料のあり方について、川口市上下水道事業運営審議会設置条例第2条の規定に基づき諮問いたします。
【審議事項1】水道料金・下水道使用料のあり方について
1. 上下水道事業を取り巻く状況について
(1)川口市の水道料金・下水道使用料
【水道事業】昭和27年通水開始
→平成12年4月、平均14.7%の増額改定
→令和3年1月、平均25.01%の増額改定
【下水道使用料】昭和15年工事着手
→平成12年4月、平均29.2%の改定
→平成28年7月、平均20.7%の改定
→平成30年7月、平成12年4月対比平均41.2%の改定
(2)収益の減少
人口は増加も、生活様式の変化(節水)等により、コロナ禍であった令和2年度をピークに有収水量は微減傾向。
将来的には人口減少(川口市は令和17年度頃から)に伴う水道料金及び下水道使用料の減少による収益源が見込まれる。
(3)経費の上昇について
- 公共工事設計労務単価の上昇。
- 資材価格・燃料費等の上昇。
- 検針・収納等業務委託の包括的民間委託開始(H17~)
- キャッシュレス決済・口座振替割引の導入(R2.9~)
- 引っ越しワンストップサービス(R4.4~)
- 市長部局とのPC端末等の調達に係る連携強化(R5~)
- 更なる包括的民間委託開始(R7~)
- 検針・収納業務委託
- 給水装置工事申請窓口等業務委託
- 排水設備工事申請窓口等業務委託
- 新技術の導入研究(例:AIを活用した管路劣化予測)
- スマートメーター・アプリ導入に向けた調査研究
埼玉県営水道料金
- 改定内容(予定)
1㎥あたり61.78円→76.23円(改定率:23.4%) - 改定時期(予定)
令和8年4月1日 - 改定による影響額
8億8,938万円/年(令和6年度予算ベースで試算)
- 改定内容
①荒川左岸南部:1㎥あたり36円→46円(改定率:27.7%)
②中川:1㎥あたり40円→499円(改定率:22.5%)
※川口市の全ての汚水処理は①②で行われている。 - 改定時期
令和7年4月1日 - 改定による影響額
6億688万円/年(令和6年度予算ベースで試算)
「アクアプラン川口21~第3次川口市水道ビジョン~」及び「川口市公共下水道事業経営戦略」の改訂について
『アクアプラン川口21~第3次川口市水道ビジョン~』
<改定のポイント>事業進捗と今後の財政収支を踏まえた経営戦略の改訂
「経費回収率の向上に向けたロードマップ」の見直し
質疑応答は、協議事項1で2問ありました。