こんばんは、おぎのあずさ(荻野梓)です。
今日は、第7回川口市立小中学校在り方審議会を傍聴したので、そのメモを記載します。
この審議会について(これまでの経緯)
この審議会は、令和7年1月に設置されました。
前回の第6回までは「川口市立小中学校適正規模・適正配置基本方針」の改定について審議され、今年1月にその案が出され、パブリックコメントが実施されました。
そして、パブリックコメントも踏まえて、今年3月に「川口市立小中学校適正規模・適正配置基本方針(改定版)【令和8年3月改定】」が公表されました。
今日(第7回)の内容
※以下、あくまで荻野がとったメモをベースに書きます。
※正式な審議結果は、1ヶ月後頃に公開されると思います。
今回からは、より具体的な再編計画を作成するための審議会で、具体的な地域名や学校名が出てきました。
次第は以下の通りで、休憩なしで2時間でした。
- 開会
- 資料説明
- 講義「6・3制から小中一貫教育へ」
講師:浦和大学社会学部特任教授 安原 輝彦 様 - 議題
- 本市の現状について
- 「川口市小中学校再編計画」及び「地域別再編プラン」(案)について
- 今後の保護者・地域・学校(児童生徒・教職員)への説明の進め方について
- その他
- 今後の再編計画策定の進め方について
- 事務連絡
- 閉会
(講義)6・3制から小中一貫教育へ
まず最初に、「6・3制から小中一貫教育へ」という題で、浦和大学社会学部特任教授・安原輝彦氏の講義がありました。
「私は小中一貫教育肯定派です」と前置きがあった上で、
- 社会変化・教育変化・人口変化
- 異年齢交流の減少
- 地域とのつながりの希薄化
- 小中ギャップ
等、現在の教育環境の課題について説明がありました。
衝撃だったのは、学校に寄せられる保護者や地域からの発言例……
道いっぱいに広がって歩いている子どもの躾はどうなっているんだ。
家で箸の使い方を教える時間などないので学校でよろしくお願いします。
うちの子だけでなく、他の子ども達もいじめているのに……
いつもの帰宅時刻を過ぎているのに、まだ帰ってこない。探してください。
塾でも宿題がたくさん出されるので、学校では宿題を出さないでください
教育基本法の第9条、第10条、第13条を挙げ、「家庭や地域、企業も総がかりで子ども達の育ちに関わってくれれば……」とのことでした。
パブリックコメントの実施結果まとめ
次に、議事に移り、市事務局からの説明が始まりました。
まずは、「川口市立小中学校適正規模・適正配置基本方針(改訂版)(案)」パブリックコメントの実施・結果の説明。
【結果】7人から計21件の意見提出
【概要】
- 小規模・少人数学級のメリットを重視すべき
- 統廃合実施前に、十分な意見要望を聴取してほしい
- 通学時間の短縮をしてほしい
- 義務教育学校・大規模校は慎重に検討すべき
- 現在の環境も考え、早い学校再編をしてほしい
下記に、寄せられた意見と市のコメントが載っています。
意見を受けて修正された部分はなし。
具体的な要対応2校(神根東小・朝日西小)
次に、配布資料でも、口頭説明でも、川口市全体の児童生徒数が減少傾向にあることが示されました。
現在の小学6年生と小学1年生を比較すると、6年後には26学級(大規模校1校分)が減少する見込みとのこと、衝撃!
そして、
- 神根東小学校
- 朝日西小学校
の2校が、改定された「川口市立小中学校適正規模・適正配置基本方針」の「過小規模校(6学級以下)」に分類されるので、対応を検討する必要があるとのこと。
① 神根東小学校
…… 全校児童162人、学級数6(各学年1学級)
- 児童生徒推計上、学区に在住している児童の約半数が桜町小へ指定校変更している。
- 国道122号線・298号線で分断される広い学区で、学区中央には市街化調整区域あり。
北側(石神)は戸塚南小へ、南側(赤山・新井宿)は桜町小へ。
【懸念】
- 仮に学区を再編したとしても、他校へ。
- 数年後には子どもの数がさらに減る見込み。
② 朝日西小学校
…… 全校児童165人、学級数6(各学年1学級)
- 児童生徒推計上、学区に在住している児童自体が減少している(少子化地域)。
十二月田小への指定校変更は数名。 - 学区が狭い(住宅街にありながら、2町会分しかない)、もともと分母が少ない。
今後も大幅な増加は見込めない地域。
近隣校との距離が近い。(一番距離が近い十二月田小は大規模校)
【懸念】
- 子どもの数が増えにくい。
- 十二月田小中学校区が過密化傾向。南平地区全体の学区再編。
やはり、予想していた通り、南平地区全体の学区再編がきました。
南平地区は、川口市内で最も、地区内児童生徒数に対する学校の数が多い地域で、現状と今後の人口推計からすると、小学校2校、中学校1校を減らさないといけない計算です。
南平地区
- 小学校(計7校):元郷、領家、十二月田、元郷南、朝日東、朝日西、東領家
- 中学校(計3校):元郷、十二月田、領家
でも今日の流れでは、もしかして朝日西小学校の学区を広げて、十二月田小学校の学区を狭めるのかな?と思いました。
質疑応答では、神根東小学校について、「低学年の通学負担が大きい」「大きな道路を横断するのは怖い」「人気のない公園脇を通学する状況」「土地はあっても家は建てづらい」そして、「非常に厳しい地域」等の意見が複数挙がり、数字だけではなく、立地や安全面の課題も大きいと感じました……
再編計画の方向性と住民説明について
課題地区・学校の整理
【個別学校区別】
- 神根東小:過小規模校の解消
- 朝日西小:過小規模校の解消
【地区別11→10にする】
- (この2つを統合予定)
- 芝地区:生徒減と学校数
- 芝前川地区:学区の再編
- 戸塚地区:学区の整理と北小
- 新郷地区:学級数の減少
- 神根地区:神根中と戸塚西中の隣接
- 南平地区:学区内校数整理
- 中央地区:過密化解消・学区整理
- 安行地区:(なし)
- 鳩ヶ谷地区:(なし)
- 横曽根地区:(なし)
- 青木地区:(なし)
【中学校区別】
- 仲町中学区
- 在家・北中学区の施設隣接
- 中居小・八幡木中学区の学校位置
- 榛松中学区
- 通学中の子の不安(学校どうなるの)
- 保護者の不安(早く知りたい)
- 卒業生や地域住民の思い(嫌だ、寂しい)
- 地域のシンボルとしての学校、防災拠点としての役割など教育以外の役割
等が挙げられ、「丁寧な説明と対話が必要だ」という意見が多く出されていました。
一方で、「いくら説明しても100%全員が納得する状況は難しいので、早めにどこかで着地を」という意見も……
また、市事務局からは、再編計画ができたからすぐに実施、ではなく、長い時間をかけて地域説明や意見聴取を重ねていく考えも示されていました。
そんな中、一番印象に残ったのは、石川会長の発言、
まさにそうだーと思いました。
学校再編は、どうしても「学校がなくなる」というイメージで語られがちですが、今の子ども達の健全育成を一番の軸にして、みんなが考えられたらなぁと思いました。
あと私は、保護者としては、
- 校歌はどうなるのかなぁ
- 制服はどうなるのかなぁ
議員としては、
- 学校を核とした「まち」づくりの、多岐にわたる課題がある非常に難しい内容だ……と改めて感じ
- そういえば市立高校3校統合の時はどんな議論をして、どんな説明をしたんだろう?
と思いました。
いやー、これはやっぱりなかなか、広く市民の皆さんに知ってもらいたい審議会です。
次も傍聴できたら、傍聴しよう。
帰り、そういえば第二本庁舎ってテラスに出られる!?
と思って開けようとしたら、やはり開きませんでした😂


