二見興玉(フタミ オキタマ)神社(夫婦岩+蛙岩) | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

では、二見興玉神社へお参りしましょう。


正規の参道から来ると この角度で鳥居を見る事になる模様ー。

何なに、「この期間は 夫婦岩の間から朝日は昇りません」とな?


(あー、 よく本に載ってる 夫婦岩の真ん中から朝日が輝く写真を撮ろうと 冬やってきた人があったら気の毒ですもんね、、、)))
「御由緒書」

御祭神_猿田彦大神。明治に入って宇迦御魂大神(ウカノミタマノオオカミ=稲荷神)を合祀。
「垂仁天皇の御代 皇女倭姫命 天照皇大神の神霊を奉載してこの二見浦に御船を停め 神縁深き猿田彦大神出現の神跡である海上の興玉神石を敬拝し給う  即ち夫婦岩に注連縄を張り拝所を設けたが其后(ソノゴ)天平年間 僧行基興玉社を創建す。(中略) 伊勢参宮の禊処として有名である。」

↓その少し先に 由緒書の内容を補う 説明板がありました。


なんと、今は(波による浸食か?)海中に没して見えなくなっていますが 創建の頃には夫婦岩の間に 天孫降臨の際に瓊瓊杵尊の案内役を務めた国つ神:猿田彦の「出現の神跡」とされる石:興玉神石があった、んですね?(Wikiに因れば夫婦岩の沖700mの地点、とか) これを拝んだのが 神社のそもそも、でしたか。
又ここは 伊勢神宮参拝前に身を清める「禊場(ミソギバ)」。 ここで水を浴びてから外宮、内宮と回る事になっていた・・・。もっとも今は「二見興玉神社に参拝し 海中の興玉神石から 採取した無垢鹽草(ムクシオクサ←海藻)で身を清める御祓いを受ける「浜参宮」が一般的です。」ですって。

では鳥居を潜り かつて伊勢神宮の禊場であった神域_「立石浜」へ。(「立石」は現在夫婦岩と呼ばれている大小一対の岩の内の 大きい方。因みに小さい方は「根尻岩」と呼ばれていたとの事。/夫婦岩という呼称は江戸の頃に生まれたらしい。)




ん?参道脇に 石の蛙。


夫婦岩の前にも・・・。

わーっ 手水舎にも!

これは「水(願)授け蛙」というもの、だそうなー。

説明板。

蛙は猿田彦のお使い、ですか。/ 「境内に沢山ある御着物は 無事かえる 貸した物がかえる などの縁起により 御利益を受けられた方々の献納によるものであります。」/ へー。

手水舎横にはこんな場所も。
「天の岩屋」

胸をはだけ矛を持ち岩屋の前で踊るのは天宇受賣(アメノウズメ)のようですね?

(アメノウズメは 天照大神が岩屋に隠れた時に踊った~という話で有名ですが、その他 猿田彦の妻、猿女君(サルメノキミ)の祖 などとも言われています。)
で、なんとここは 神話に登場する「天岩戸(アマノイワト)」の候補地の一つ、なんですってー。
尚、かつては岩屋内に 宇迦御魂大神を祀る「三宮(サングウ)神社、三狐(サング)とも。」があったそうな。これは文禄年間に岩屋の外に出され、明治の終わりには本殿に合祀されていますが_ 参宮(サングウ=お伊勢参り)のための禊の場に 外宮の祭神(豊受大神)と同一神とされる 食の神が祀られてきた事には 「なるほど」という気持ちが湧きますー。

↓海を背に建つこの建屋が「二見興玉神社」。

上の方でも打ちましたが、元々の祭神は猿田彦。明治に入って宇迦御魂大神(=稲荷神)が合祀されています。

↓社殿脇に「和注連縄(ワシメナワ)」なる物が。(自分で自分を御祓いする感じなのかしら?)


山側の社務所内では これから外宮・内宮と回る方達でしょうか 沢山の人が御祓いを受けていました。

絵馬掛け 御籤結び処は こんな感じでした。


海側の板垣の向こうに 神殿の屋根が見えました。(千木は横に切られていました)

その先に日の神・皇居 遥拝所。

え?この正面に太陽と皇居が?

(太陽は季節によっては正面に見えるでしょうが、東京の皇居はかなり左手、ですね?)

で、です。

ここに来るまでに沢山蛙を見てきたからでしょうか・・・
↓あの夫岩の左手の岩の上に・・・蛙が見えるんです。

↓この角度だと夫婦岩の間_。

もーねー 見れば見る程「蛙」。

これは_
元々は「烏帽子岩」という岩だったのだそう。なんですがー  近年「蛙に見える」人が多くなったらしく 神社の側が折れて(???)「蛙岩」になったそうです(苦笑)。

先に進むと_

「契りの松」なる物が。


江戸時代の末にできた観光スポット、_の「再現」ですって。

禊橋 という橋を渡ると_、

境内末社の龍宮社 という小社があり、授与所で「蛙」のお守りが売られていました。


(↑右下は ボケ封じに御利益ありという 若返りの「おたまじゃくし」!)
参拝記念に金銀蛙と小蛙 (なぜか金銀~より 緑の小蛙の方が大きい) をお授け頂きましたよ。(金銀蛙には金運UP~ という「ウワサ」があるそうなー。←前々日 すき焼き屋さんで聞いた話~)


もちろん龍宮社にもご挨拶。

祭神は綿津見大神(ワタツミノオオカミ=海神)。
龍宮社の手水舎の水口は龍でした。

由緒書。

燈籠に彫られた神紋は三鱗(ミツウロコ)。


参道を端まで歩いてきました。


神社の前の浜_。

(禊の水垢離をするのによさそう~、と思ったのですが 禊場はさっき通った夫婦岩の前、でしたー。。。)

さて、参道の先はー?

駐車場と売店、そして「シーパラダイス」という水族館でしたー。

(↑二階が駐車場、一階が売店でした。そして ずずずずーっと奥に水族館)


外が「寒風吹きすさぶ」って感じだったので 中の暖かさ、有難かったー。

しかし いつまでもここでヌクヌクしてもいられません。 戻って参りましょう。


という訳で 来た道を引き返しました。


~ つづく ~