こんにちは、ボタンウサギの縫々王国(ヌイヌイオウコク)ナカノカナです。
ぬいぐるみたちのワタ農園をリアルに作る
あまくさどろっぷす山根さんとの共同企画『ダマスクコットン大作戦』 。
今回は2期目に向けての、学びのお話・後編です。
≪前回までの記事はこちら≫
⇒開幕宣言 ・(1)・(2)・(3)・(4)・(5)・(6)・(7)・(8)・(9)・(10)・(11)
さて、三つよりの糸舎さんへワークショップを兼ねた勉強に行ってきた山根さん。
その日のインスタグラム(@amakusa_drops)でご報告が。
とても良き学びを得られたことが伝わってきて
早く話が聞きたくて、うずうずしちゃいます!
後日、リモートでダマスク会議を行いました。
まず、驚きだったのはこの機械!
「綿繰(わたぐ)り機」といって、なんとワタと種を分けてくれるんです!
右手でハンドルをグリグリ回しながら、棒の間に種付きのワタを通すと…
見事に種とワタが分かれる仕組み!
すごい!!このメカ欲しい!!!(山根さんは早速注文したのだそう)
そして、私の知らなかった衝撃の事実が!
実は採れたワタ、
このままでは未完全なのです!
「綿(わた)打ち」をして、ワタの繊維をほぐしてから使うのだそう。
いくつか方法を教えていただきました。
まずは、弓での綿打ち。
弓で弾く(打つ)ので、繊維に負荷がかからないのだそう。
ほぐれました!
こちらは、ハンドカーダーでの綿打ち。
ワタを乗せて、ブラシで髪をとかすような感じで撫で下ろす。
流れを作ってあげる感じ。
その後、利き手側のブラシにワタを集めて(外巻きに撫でる動きで。コツがいる)左右のブラシを持ち替えて繰り返す。
綺麗にほぐれました!
すごい!この飛び道具も欲しい!!(山根さんはすでに注文済み)
他には製綿所にお願いするという方法もあるんだけど、かなりの収穫量がなければむずかしいみたい。
勢いだけで始めたダマスクコットン大作戦。
勉強不足だったことを痛感しました。
でも、そんな私たちに惜しみなく知識や技術を教えてくださる先達の優しさに、胸が熱くなります。
栽培と収穫のアドバイスもたくさん頂いたのだそう。
葉っぱやゴミをつけずに収穫するコツなども(笑)
●糸車。『牧場の少女カトリ』のオープニングを連想しちゃいます(笑)
リモート会議の中で、収穫後に感じたことを率直に話してみました。
私の自己満足のように感じてしまったことや、
生地も含め、全ての素材を天然にしなければ意味がないのではないか…と思ったことなど。
想いを聞いてもらって、
山根さんの想いも聞かせてもらって…。
なんていうか、意義とか大義名分みたいなものを勝手に背負おうとしていた自分に、気がつきました。
社会的に認められるための、成功のカタチみたいな。
でも、私たちはそもそも仕事としてやっているわけではなくて、
楽しみから始めたことなんだから
意義とか、そんなことは考えずに
心に芽生えた「やってみたい!」という想いの純度を大切に、出来ることからやっていけばいいいいだなって。
まずは展示用(非売)の子たちに、このワタを使ってみて、様子をみたいと思います。
そう思ったら、ワクワクしてきました(単純!笑)
さて、時を戻して。
ワークショップでは、糸紡ぎも体験したそうですよ。
こちらは機(はた)織り機。
手仕事好きなら憧れますよね〜!
いつか、これを触る日が来るのかな。どうだろう。
未来の自分に期待しつつ…。
三つよりの糸舎の皆さま、貴重な体験と学びの時間を本当にありがとうございました。
私もいつか必ず、会いに行きます!
良き師匠への感謝を胸に
ダマスクコットン大作戦、2期目も頑張りますよ!
写真提供:あまくさどろっぷす
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