こんにちは、ボタンウサギの縫々王国(ヌイヌイオウコク)ナカノカナです。
縫々王国中央部のダマスク平原では、農家ウサギたちが今日も元気に畑仕事にいそしんでいます。
育てているのは、穀物や野菜・果実など。
彼らは育てることに長けた種族で、
踊るように耕し
踊るように種を蒔き
踊るように収穫をする。
つまり、実際踊ってばかりなのですが
のびのびと、心から収穫を楽しんでいるのです。
電子書籍『ボタンウサギと魔法の国 縫々王国①』より
さてさて、ところ変わってここはニッポン。
熊本県の天草市に一軒の柑橘農家がありまして。
これまで都会で働きながらも、どこか違和感を覚え
夫婦で田舎への移住を決意した山根さん。
持ち前の探求心と想像力を活かし、2年の研修期間を経て
柑橘農園『あまくさどろっぷす』として農家デビュー
(奥様は地域おこし協力隊員)。
漁師さんと連携してウニ殻の循環を作ったり
無人島の「うぶ柑プロジェクト」をけん引したりと
天草を愛する積極的な活動が実を結んでいます。
実はこの山根さん、縫々王国とは切っても切れないご縁がありまして。
私が縫々王国を始めたばかり(まだ縫々王国という屋号でもなかった)頃。
はじめて声を掛けてくださった、ハンドメイドのネット通販事業におられたのが山根さんで。
事業は2年程でなくなってしまったのですが、
その後も付かず離れず見守って下さって。
私としてはどれほど励みになったことか。
そんな、今やすっかり農家の人となった山根さんが
昨年末に声を掛けてくださって。
「無農薬でワタを作りましょうか」って。
昨年のちょうど今頃、『姫路木綿復活プロジェクト』に参加したジーナちゃんと私。
和綿衰退の歴史や、復活のために活動している作家さんたちと知り合い、ベランダでワタの栽培を始めたんです。
何より、あのやさしい天然ワタの手触りが忘れられなくて。
「いつか、自分で育てた天然のワタで、ボタンウサギたちを生み出したい…!」
そんな大きな夢を抱いていたんだけど
結局、収穫には至らず…発信もフェードアウト。
はい、サボテンも枯らしてしまうほどの、超育て下手な私。
けど、山根さんはその活動もひそかに見守ってくださっていて。
天草で縫々王国のワタを作る『ダマスクコットン大作戦』をやろうじゃないか、と!
ワタのことを色々と調べ
耕作放棄地だった土地を開拓し…
↓ ↓ ↓
おお!まさしくダマスク平原の開拓の歴史が
天草で繰り広げられている…!
なんと心強い!!
やってみなくちゃ始まらない。
大丈夫。
無限の空想力と開拓精神で!
縫々王国を愛してくださる方々に
いつか愛としあわせがいっぱいつまった
自家栽培ワタのボタンウサギをお届けできるといいな。
ぬいぐるみ作家さんや、お子さんのためにハンドメイドがしたいお母さん方にも
こころとからだにやさしい和綿(オーガニックコットン)が広がるといいな。
私たちの想いをのせて
『ダマスクコットン大作戦』の開幕です!
写真提供:あまくさどろっぷす
続きはこちら
⇒ダマスクコットン大作戦(1)~ワタには色がある?!種を仕入れるの話
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