フィリピンの結婚式に出席
今日は、スタッフの妹が結婚するとのことで、
フィリピンの結婚式に出席してきた。
スタッフが住んでいるのは、Quezon Provinceといって、
マニラから早朝のバスで3-4時間くらい走ったところにある。
緑いっぱいの、まぁ田舎町だ。
タガログ語なんで全然内容はよくわからなかったが、
「アーメン」と言ったり、
讃美歌をうたったりした
式が一通り終わると、写真撮影。
ろうそくをもったポーズとか、
ウェディングドレスのすそを横に長く引き伸ばした写真とか、
親族との写真とか、
(新郎側は白色の服、新婦側は紫色と、色調が統一されていたのが面白い)
フィリピンらしいインフォーマルな写真とかが撮られたりした。
そのあとは、新婦側の家に移動。
日本でいう披露宴パーティーみたいなものが行われた。
家の前の道路にテントを立てて、大勢の人をよんで、ご飯をふるまう。
ごちそうなので、みんな夢中で食べる。
で、途中で家の方にお呼ばれして、お邪魔した。
スタッフの実家に行くのは、よく考えたら、これが初めて。
ご両親に頭を下げて挨拶・・・
うーんと、よく考えたら、頭を下げるのは日本人の習慣なので、
向こうはちょっと戸惑う。
今回お邪魔したスタッフの家は、けっして裕福ではない。
だから、このスタッフは、フィリピン大学に稼ぎながらバイトをして、
自分の学費・生活費だけじゃなくて、家族への送金分まで稼いでいた子である。
スラム級の貧しさではないけれど、たくさんの子供をかかえ、生活が苦しかったのは確か。
実際、家の中に入ると、親戚を含め、子供たちでぎゅうぎゅうだった。
ふと壁を見ると、そのスタッフがフィリピン大学にいたときの写真や、
卒業する時の写真が、ど真ん中に飾られていた。
この写真を見た瞬間、
・この子はたしか、この家の中で唯一のフィリピン大学生
・兄弟がたくさんいるなか、こんなに写真を大きく飾っているということは、
きっとこの家の誇り、希望の星なんだろう・・・
・僕は、そんな大切な子をお預かりしているんだ
そんな思いがかけぬけて、思わず泣いてしまった。
(スタッフ達には見えないように、横をずっと向いていた)
さて、結婚ともなると、結婚後の新生活でいろいろ出費がかさむ。
でも皆が裕福じゃないから、どうするかというと、お互いに助けあっている。
この地域の結婚では、どうやら、2種類の新婚時のための互助システムがある模様。
一つ目は、新郎新婦へのギフト。
写真の炊飯器のように、生活用具をプレゼントして、新婚生活を助ける。
2つ目は、現金。
ただ、面白かったのは、日本の結婚祝いみたいに現金を差し出すのではなく、
ちまきに似た食べ物を新郎新婦側がつくり、それを来客に売るのである。
普通の店で買えば、数十円ですむようなものだが、
来客はそれを自分が出したいお金で買う。
フィリピンの結婚式に出席してきた。
スタッフが住んでいるのは、Quezon Provinceといって、
マニラから早朝のバスで3-4時間くらい走ったところにある。
緑いっぱいの、まぁ田舎町だ。
タガログ語なんで全然内容はよくわからなかったが、
「アーメン」と言ったり、
讃美歌をうたったりした
式が一通り終わると、写真撮影。
ろうそくをもったポーズとか、
ウェディングドレスのすそを横に長く引き伸ばした写真とか、
親族との写真とか、
(新郎側は白色の服、新婦側は紫色と、色調が統一されていたのが面白い)
フィリピンらしいインフォーマルな写真とかが撮られたりした。
そのあとは、新婦側の家に移動。
日本でいう披露宴パーティーみたいなものが行われた。
家の前の道路にテントを立てて、大勢の人をよんで、ご飯をふるまう。
ごちそうなので、みんな夢中で食べる。
で、途中で家の方にお呼ばれして、お邪魔した。
スタッフの実家に行くのは、よく考えたら、これが初めて。
ご両親に頭を下げて挨拶・・・
うーんと、よく考えたら、頭を下げるのは日本人の習慣なので、
向こうはちょっと戸惑う。
今回お邪魔したスタッフの家は、けっして裕福ではない。
だから、このスタッフは、フィリピン大学に稼ぎながらバイトをして、
自分の学費・生活費だけじゃなくて、家族への送金分まで稼いでいた子である。
スラム級の貧しさではないけれど、たくさんの子供をかかえ、生活が苦しかったのは確か。
実際、家の中に入ると、親戚を含め、子供たちでぎゅうぎゅうだった。
ふと壁を見ると、そのスタッフがフィリピン大学にいたときの写真や、
卒業する時の写真が、ど真ん中に飾られていた。
この写真を見た瞬間、
・この子はたしか、この家の中で唯一のフィリピン大学生
・兄弟がたくさんいるなか、こんなに写真を大きく飾っているということは、
きっとこの家の誇り、希望の星なんだろう・・・
・僕は、そんな大切な子をお預かりしているんだ
そんな思いがかけぬけて、思わず泣いてしまった。
(スタッフ達には見えないように、横をずっと向いていた)
さて、結婚ともなると、結婚後の新生活でいろいろ出費がかさむ。
でも皆が裕福じゃないから、どうするかというと、お互いに助けあっている。
この地域の結婚では、どうやら、2種類の新婚時のための互助システムがある模様。
一つ目は、新郎新婦へのギフト。
写真の炊飯器のように、生活用具をプレゼントして、新婚生活を助ける。
2つ目は、現金。
ただ、面白かったのは、日本の結婚祝いみたいに現金を差し出すのではなく、
ちまきに似た食べ物を新郎新婦側がつくり、それを来客に売るのである。
普通の店で買えば、数十円ですむようなものだが、
来客はそれを自分が出したいお金で買う。
ゴキブリホイホイの足ふきマット
最近の日本のゴキブリホイホイには、足ふきマットがついている。
オイリッシュなゴキブリの足を、ホイホイに入る前にふいてもらって、
しっかりと粘着しようという腹らしい。
で、フィリピンのオフィスにゴキブリが出るので、
ゴキブリホイホイを持って行った。
現地で組み立てていたら、
現地パートナーが寄ってきて、いろいろ質問された。
で、足ふきマットを説明していたら、爆笑された。
「ゴキブリ用の足ふきマットって!! 爆 」
足ふきマット、つくるからには効果があるんだろうなと思うんだけれど、
確かに、こういうものを真面目につくるのは日本人らしくて、
それは、はた目から見たら面白いんだろうなと思った。
PS
ちなみに、設置したゴキブリホイホイには、ゴキブリがかかる前に、ネズミがかかった・・・
オイリッシュなゴキブリの足を、ホイホイに入る前にふいてもらって、
しっかりと粘着しようという腹らしい。
で、フィリピンのオフィスにゴキブリが出るので、
ゴキブリホイホイを持って行った。
現地で組み立てていたら、
現地パートナーが寄ってきて、いろいろ質問された。
で、足ふきマットを説明していたら、爆笑された。
「ゴキブリ用の足ふきマットって!! 爆 」
足ふきマット、つくるからには効果があるんだろうなと思うんだけれど、
確かに、こういうものを真面目につくるのは日本人らしくて、
それは、はた目から見たら面白いんだろうなと思った。
PS
ちなみに、設置したゴキブリホイホイには、ゴキブリがかかる前に、ネズミがかかった・・・
フィリピン人とホスピタリティ
・フィリピン人はホスピタリティがすごくある民族
・フィリピン人はEQが高い。 相手の喜び=自分の喜び にできる人たち
というような話をしてきたが、
・そもそも、相手の喜び=自分の喜び がフィリピン人の根本にある。
ということに気づいた。 だから、
・相手の喜び=自分の喜びが、外国人とかに対して発揮された場合に、ホスピタリティ となる。
・だから、ホスピタリティを突き詰めると、自分を犠牲にしてでも、目の前の人の喜ぶ笑顔が見たい、という行動になる。
・それを典型的に表すのが、家族のために自分を犠牲にする人たち。 たとえば、フィリピン大学生が、自分の授業料・生活費を稼ぐだけじゃなく、働かない親戚たちを養うために実家に送金する、など。
もうちょっと飛躍すると、
・ホスピタリティがあると、クリエイティブな仕事を敬遠する。 なぜなら、ルーティーンタスク、つまり、上司から言われたことを言われたとおりにやれば、確実に上司に喜んでもらえる。 クリエイティブな仕事は、極論すれば、100発撃って1発大当たりがでるかという世界であるから、上司の笑顔が見られる確率が減る。 すなわち、フィリピン人がクリエイティブな仕事を敬遠する傾向があるのは、そのホスピタリティの良さにも原因がある、と考えることができる。
・フィリピン人に好かれるためには、このホスピタリティをフィリピン人たちに対して発揮することが重要かと思う。いかに相手を喜ばせるかを、常に考えることが大事だと思う。 (ちょうど、空気を読んで積極的に配慮してくれる外国人がいたら、日本人が「こいつはスゲーな」と思って好感を持つように。) 日本人を何人かフィリピンに連れて行って講師たちに会わせたが、その中でいまだに気に入られている人が一人いて、この人の場合は、相手をいかに喜ばせようか、常に真摯に考えていた。
・ホスピタリティがあるということは、決していいことばかりではない。自分を犠牲にして相手を優先するということだから、常に外国人側の配慮が必要。 「このフィリピン人は何を犠牲にしているんだろう?」という問いかけを自分の中で密かにすること。
・ときどき講師に会いにフィリピンに渡航する生徒様がいらっしゃるが、正直な話、レアジョブとしては歓迎していない。(規約で強制退会理由の一つとして禁止さえしている) これは、生徒様の安全・講師の安全を保障できない、という理由だけではない。 もっと大きな理由が、講師の負担が大きいということ。 生徒様がわざわざマニラに来ると、本当は会いたくない場合でも、このホスピタリティが暗黙の強制力となって会わざるを得ないときがある。 マニラといっても広くて、片道2,3時間かかる場合がある。 テスト期間中だったり、バイトをしていたりと、忙しい人もたくさんいる。 会う場所までの交通や、一緒にご飯ときの、お金・時間を考えると、どれだけ講師が本当の意味でハッピーなのかは、僕は正直疑問な場合が多くある。 笑顔の人が、内心も笑顔であるかどうかは、全く別の話だと思う。
・笑顔の裏をしっかり読んで、フィリピン人の相手が、自分を犠牲にしようとしてくれているのかどうか、しっかり考えること。 ホスピタリティを受け取るだけじゃなくて、ホスピタリティをしっかり返す、つまり、どうやってフィリピン人を喜ばせようかをしっかり考えることが、本当の国際コミュニケーションだと思う。
・フィリピン人はEQが高い。 相手の喜び=自分の喜び にできる人たち
というような話をしてきたが、
・そもそも、相手の喜び=自分の喜び がフィリピン人の根本にある。
ということに気づいた。 だから、
・相手の喜び=自分の喜びが、外国人とかに対して発揮された場合に、ホスピタリティ となる。
・だから、ホスピタリティを突き詰めると、自分を犠牲にしてでも、目の前の人の喜ぶ笑顔が見たい、という行動になる。
・それを典型的に表すのが、家族のために自分を犠牲にする人たち。 たとえば、フィリピン大学生が、自分の授業料・生活費を稼ぐだけじゃなく、働かない親戚たちを養うために実家に送金する、など。
もうちょっと飛躍すると、
・ホスピタリティがあると、クリエイティブな仕事を敬遠する。 なぜなら、ルーティーンタスク、つまり、上司から言われたことを言われたとおりにやれば、確実に上司に喜んでもらえる。 クリエイティブな仕事は、極論すれば、100発撃って1発大当たりがでるかという世界であるから、上司の笑顔が見られる確率が減る。 すなわち、フィリピン人がクリエイティブな仕事を敬遠する傾向があるのは、そのホスピタリティの良さにも原因がある、と考えることができる。
・フィリピン人に好かれるためには、このホスピタリティをフィリピン人たちに対して発揮することが重要かと思う。いかに相手を喜ばせるかを、常に考えることが大事だと思う。 (ちょうど、空気を読んで積極的に配慮してくれる外国人がいたら、日本人が「こいつはスゲーな」と思って好感を持つように。) 日本人を何人かフィリピンに連れて行って講師たちに会わせたが、その中でいまだに気に入られている人が一人いて、この人の場合は、相手をいかに喜ばせようか、常に真摯に考えていた。
・ホスピタリティがあるということは、決していいことばかりではない。自分を犠牲にして相手を優先するということだから、常に外国人側の配慮が必要。 「このフィリピン人は何を犠牲にしているんだろう?」という問いかけを自分の中で密かにすること。
・ときどき講師に会いにフィリピンに渡航する生徒様がいらっしゃるが、正直な話、レアジョブとしては歓迎していない。(規約で強制退会理由の一つとして禁止さえしている) これは、生徒様の安全・講師の安全を保障できない、という理由だけではない。 もっと大きな理由が、講師の負担が大きいということ。 生徒様がわざわざマニラに来ると、本当は会いたくない場合でも、このホスピタリティが暗黙の強制力となって会わざるを得ないときがある。 マニラといっても広くて、片道2,3時間かかる場合がある。 テスト期間中だったり、バイトをしていたりと、忙しい人もたくさんいる。 会う場所までの交通や、一緒にご飯ときの、お金・時間を考えると、どれだけ講師が本当の意味でハッピーなのかは、僕は正直疑問な場合が多くある。 笑顔の人が、内心も笑顔であるかどうかは、全く別の話だと思う。
・笑顔の裏をしっかり読んで、フィリピン人の相手が、自分を犠牲にしようとしてくれているのかどうか、しっかり考えること。 ホスピタリティを受け取るだけじゃなくて、ホスピタリティをしっかり返す、つまり、どうやってフィリピン人を喜ばせようかをしっかり考えることが、本当の国際コミュニケーションだと思う。
GoogleのWave
なんでこんなに忙しいんだろうと思ったら、
・幹部候補の面接
・新入社員たちのトレーニング
・講師給与計算
これらを一度にやっているからだ、と気づいた。
今日は徹夜っぽい。
現実逃避で、さっきTechcrunchを読んでいたが、
GoogleのWave、すごい面白そう。
正直使ってみないとわからないことが多いが、
WikiとがGoogle appsのようなウェブ上のものって、
テキストベースの共同作業以上のものがなかなかできない中、
これはけっこうイケてるんじゃないかと思った。
Microsoft wordで文書を作成して、メールで送信して修正してもらって・・・
みたいな共同作業を社内でやってもらっているが、
確かにこれは1995年でもできたこと。
2009年ならではのやり方ってのがあるはずで、
みんなで黒板に絵を描いていくように、
レッスン用のテキストとか、ウェブサイトのデザインとかが同時並行でできていけばすごいなぁと思った。
うちみたいな、多拠点間にまたがるベンチャーが、まっさきに実験してみるべき技術だと思う。
・幹部候補の面接
・新入社員たちのトレーニング
・講師給与計算
これらを一度にやっているからだ、と気づいた。
今日は徹夜っぽい。
現実逃避で、さっきTechcrunchを読んでいたが、
GoogleのWave、すごい面白そう。
正直使ってみないとわからないことが多いが、
WikiとがGoogle appsのようなウェブ上のものって、
テキストベースの共同作業以上のものがなかなかできない中、
これはけっこうイケてるんじゃないかと思った。
Microsoft wordで文書を作成して、メールで送信して修正してもらって・・・
みたいな共同作業を社内でやってもらっているが、
確かにこれは1995年でもできたこと。
2009年ならではのやり方ってのがあるはずで、
みんなで黒板に絵を描いていくように、
レッスン用のテキストとか、ウェブサイトのデザインとかが同時並行でできていけばすごいなぁと思った。
うちみたいな、多拠点間にまたがるベンチャーが、まっさきに実験してみるべき技術だと思う。
勇気を持つこと
現地でコールセンターをマネジメントしている部下に、
・基本的なところはしっかりできてきた (「主体的に動く」ことや、「目的を持って始める」ことなど)
・次の課題は、勇気。 もっと勇気が必要だと伝えた。
どういうことかというと、
・言いづらいことを言う勇気がないと、Win-winの関係を築くのが難しい。
・Win-winじゃないと、長期的に見て、お互いにハッピーになれない
・上司になる時に足りないのは、部下への配慮か、部下への勇気か、どちらかであることが多い。
・いい上司は両方持っている。両方持っているから、いい関係が築ける。
・上司~部下の関係の責任を持っているのは、上司であり、部下ではない。 あなたが部下の時は、上司に陰で文句を言っていればいいが、あなたが上司になったら、Win-winの関係を築けるかどうかは、あなたの責任
・だから、優しさだけじゃだめ。勇気だけでもだめ。両方必要。
・基本的なところはしっかりできてきた (「主体的に動く」ことや、「目的を持って始める」ことなど)
・次の課題は、勇気。 もっと勇気が必要だと伝えた。
どういうことかというと、
・言いづらいことを言う勇気がないと、Win-winの関係を築くのが難しい。
・Win-winじゃないと、長期的に見て、お互いにハッピーになれない
・上司になる時に足りないのは、部下への配慮か、部下への勇気か、どちらかであることが多い。
・いい上司は両方持っている。両方持っているから、いい関係が築ける。
・上司~部下の関係の責任を持っているのは、上司であり、部下ではない。 あなたが部下の時は、上司に陰で文句を言っていればいいが、あなたが上司になったら、Win-winの関係を築けるかどうかは、あなたの責任
・だから、優しさだけじゃだめ。勇気だけでもだめ。両方必要。
泣き虫講師
今日は講師を泣かせてしまった。
いろいろ背景はあるのだが、
こんなに一生懸命教えているのに、
なぜレアジョブは私のことを信用しないの、
ということだった。
彼女はうちのベスト講師の一人で、
僕は彼女を信用していて、
そもそも誤解が原因だったので、
30分くらい色々話をした。
今は複雑な気分だが、言いたいのは、
泣いちゃうくらい一生懸命教えてくれる講師を持って、僕はなんて幸せなんだ
ってこと。
いや・・・ でもなんか泣かせ過ぎな気もする。。。 これでいいんだろうか?
いろいろ背景はあるのだが、
こんなに一生懸命教えているのに、
なぜレアジョブは私のことを信用しないの、
ということだった。
彼女はうちのベスト講師の一人で、
僕は彼女を信用していて、
そもそも誤解が原因だったので、
30分くらい色々話をした。
今は複雑な気分だが、言いたいのは、
泣いちゃうくらい一生懸命教えてくれる講師を持って、僕はなんて幸せなんだ
ってこと。
いや・・・ でもなんか泣かせ過ぎな気もする。。。 これでいいんだろうか?
人事サーバー
本日、才能のカタマリみたいな人とお会いした。
才能を持った方とのミーティングは、僕にとって至福のひと時。
で、
レアジョブさんは英会話以外に何かを考えていらっしゃるんですか?
と聞かれた。
なので、
僕は、レアジョブを人事サーバーにしたいんですよ。
とお答えした。
今、世の中の価値の多くを企業が生み出している。
今後は、企業という枠組みでなされているの仕事のうちの一部が、フリーランスやフリーランス的なもの(個人事務所やある種の契約社員)に移行していく と思っている。
その理由は、
・企業に属している個人よりも、フリーランス的な個人の方が、仕事の成果に対するリスク・インセンティブが強い。つまり、より成果を出しやすいのは、企業よりも、フリーランス的な個人
・企業が行っている仕事の中で、企業に属しているスタッフがやらなきゃいけない仕事と、そうでない仕事は、クリアにわけることができる。 たとえば、顧客情報を扱う仕事を、フリーランスがやるのはまずい。 でも、そういうの以外で、正社員がやる必要性はぜんぜんないってしごとは結構多い
・会社に属しているよりも、フリーでいた方が、時間の都合などが利いてくるから、よりハッピー
・インターネットの発達で、プロ同士がゆるくつながったり、仕事の発注先を探すためのコストが劇的に低下した
ただ、世の中を眺めてみると、フリーランスが多くなってきたという実感はない。 それはなぜかというと、
1) フリーランスのサービス内容を担保する手段が、事実上口コミしかない。 つまり、しっかりした口コミに頼れない状況においては、お金を払う側からすると、お金を払って価値の低いものを出されたらどうしよう、という不安感がついて回る
2) フリーランスだとトレーニングの機会、とくにOJTの機会に乏しい。 従って、自分のスキルを伸ばす機会が限られてしまう。
逆に言うと、この1)や2)を埋める技術が開発されると、世の中のフリーランス化は大きく進むはす。
例えば、レアジョブの講師は、フリーランスに非常に近い。
いいレッスンを提供して、生徒様にたくさん予約してもらうと、給料が多くもらえるし、
悪いレッスンを提供して、予約していただけなくなると、極端な話、給料はゼロになる。
だから、生徒様にとっての満足感を高めようというインセンティブが、自然に講師たちの間にうまれる。
(「25分で129円~の英会話!」 の安さの秘密は、こんなところにあるのデス。)
でも、上で説明した通り、フリーランスならではの欠点がある。
なので、次のような工夫をしている。
1) お客様に対して、レアジョブというパッケージで品質をしっかり担保し (そしてスクリーニングなど、そのためのフローも整え)
2) トレーニングコンテンツの充実や、生徒様からの詳細なレッスン評価を通じて、講師が自分のスキルを高めていく機会を得られる
英会話で今取り組んでいる、この1)と2)の工夫は、英会話以外でも絶対有効なはず。
世界規模でフリーランス化が進んでいくと、
いや、
世界規模でフリーランス化を進めていくためには、
1) フリーランスの仕事の成果の履歴が並んでいる
2) フリーランスが自分のスキルを伸ばせる
こういった拠点が、インターネットに必要になると思う。
そういった人事サーバーが、世界に一つ必要になるから、
僕はレアジョブを、人事サーバーにしたいと思っている。
だから、「レアジョブ」 なんていう、オンライン英会話にしては変な名前をつけているのデス。
まぁ、だいぶだいぶ先の話でしかないですが・・・。
追伸
← はてブつけてみました。付け方間違っていたら教えてください。
才能を持った方とのミーティングは、僕にとって至福のひと時。
で、
レアジョブさんは英会話以外に何かを考えていらっしゃるんですか?
と聞かれた。
なので、
僕は、レアジョブを人事サーバーにしたいんですよ。
とお答えした。
今、世の中の価値の多くを企業が生み出している。
今後は、企業という枠組みでなされているの仕事のうちの一部が、フリーランスやフリーランス的なもの(個人事務所やある種の契約社員)に移行していく と思っている。
その理由は、
・企業に属している個人よりも、フリーランス的な個人の方が、仕事の成果に対するリスク・インセンティブが強い。つまり、より成果を出しやすいのは、企業よりも、フリーランス的な個人
・企業が行っている仕事の中で、企業に属しているスタッフがやらなきゃいけない仕事と、そうでない仕事は、クリアにわけることができる。 たとえば、顧客情報を扱う仕事を、フリーランスがやるのはまずい。 でも、そういうの以外で、正社員がやる必要性はぜんぜんないってしごとは結構多い
・会社に属しているよりも、フリーでいた方が、時間の都合などが利いてくるから、よりハッピー
・インターネットの発達で、プロ同士がゆるくつながったり、仕事の発注先を探すためのコストが劇的に低下した
ただ、世の中を眺めてみると、フリーランスが多くなってきたという実感はない。 それはなぜかというと、
1) フリーランスのサービス内容を担保する手段が、事実上口コミしかない。 つまり、しっかりした口コミに頼れない状況においては、お金を払う側からすると、お金を払って価値の低いものを出されたらどうしよう、という不安感がついて回る
2) フリーランスだとトレーニングの機会、とくにOJTの機会に乏しい。 従って、自分のスキルを伸ばす機会が限られてしまう。
逆に言うと、この1)や2)を埋める技術が開発されると、世の中のフリーランス化は大きく進むはす。
例えば、レアジョブの講師は、フリーランスに非常に近い。
いいレッスンを提供して、生徒様にたくさん予約してもらうと、給料が多くもらえるし、
悪いレッスンを提供して、予約していただけなくなると、極端な話、給料はゼロになる。
だから、生徒様にとっての満足感を高めようというインセンティブが、自然に講師たちの間にうまれる。
(「25分で129円~の英会話!」 の安さの秘密は、こんなところにあるのデス。)
でも、上で説明した通り、フリーランスならではの欠点がある。
なので、次のような工夫をしている。
1) お客様に対して、レアジョブというパッケージで品質をしっかり担保し (そしてスクリーニングなど、そのためのフローも整え)
2) トレーニングコンテンツの充実や、生徒様からの詳細なレッスン評価を通じて、講師が自分のスキルを高めていく機会を得られる
英会話で今取り組んでいる、この1)と2)の工夫は、英会話以外でも絶対有効なはず。
世界規模でフリーランス化が進んでいくと、
いや、
世界規模でフリーランス化を進めていくためには、
1) フリーランスの仕事の成果の履歴が並んでいる
2) フリーランスが自分のスキルを伸ばせる
こういった拠点が、インターネットに必要になると思う。
そういった人事サーバーが、世界に一つ必要になるから、
僕はレアジョブを、人事サーバーにしたいと思っている。
だから、「レアジョブ」 なんていう、オンライン英会話にしては変な名前をつけているのデス。
まぁ、だいぶだいぶ先の話でしかないですが・・・。
追伸

新卒は大企業に入るべきか、ベンチャーに入るべきか
フィリピン側が組織として自走し始めた感があり、
現在は日本側の作業に僕の時間の重点を置くようにしている。
カスタマーサポートとか、
ウェブサイトの改善とか、
マーケティングとか、
山積していたやるべきことがいっぱいあって、
それを一つ一つ片づけていくのは楽しい。
あと、4月に新卒入社してくれた子 と仕事をしていて、
ぐんぐん仕事できる子になっているのを見ているのも楽しい。
・新入社員用のトレーニング
を受けてもらって、
・10人のアルバイトスタッフのマネジメント
からお願いして、
・Problem solvingのアプローチによるFAQの改善
とか、
・生徒様のニーズにこたえるコンテンツのディレクション
とかをお願いしている。
で、こういった仕事にアップアップとなっているんじゃなくて、
ひとつひとつを楽しみながらやってくれているのが頼もしい。
「そういえば、内定先を蹴って、何でうちの会社(=レアジョブ)に入ってくれたの?」 と聞いたら、
「大きな会社に新卒で行って、2,3年後にレアジョブに転職、
というのも考えていたんですが、
この段階の会社だからこそ学べることがあって、
それは2,3年後に転職してきても、無理だろうと思いました」
とのこと。
確かにねぇ。
2,3年後だったら、いきなり10人のマネジメントとか、僕は任せないだろうなぁ。
クリエイティブな仕事も、僕が直接指導することはなくて、だれかに指導をお願いしているだろうなぁ。
だから、この子に入ってもらって、僕はHappyだったけれど、
この子にとっても、Happyなんだろうなぁ。
と思いました。
新卒は大企業に入るべきか、ベンチャーに入るべきか、
という話がありますが、
僕はどちらでもいいと思います。
自分の実力を伸ばせる環境を選ぶ
というのが大事で、
それが大企業だったら大企業に入ればいいし、
それがベンチャーだったらベンチャーに入ればいいんだと思います。
自分に実力さえあれば、人生をより自分でコントロールできるようになります。
・給料の高い会社に転職
・ワークライフバランスがとれるよう、会社に要求
・自分のやりたいことで起業
少なくとも新卒の段階では、
自分の実力を伸ばせるのがどこかってことが最重要で、
あとはあまり重要でないんだと思います。
現在は日本側の作業に僕の時間の重点を置くようにしている。
カスタマーサポートとか、
ウェブサイトの改善とか、
マーケティングとか、
山積していたやるべきことがいっぱいあって、
それを一つ一つ片づけていくのは楽しい。
あと、4月に新卒入社してくれた子 と仕事をしていて、
ぐんぐん仕事できる子になっているのを見ているのも楽しい。
・新入社員用のトレーニング
を受けてもらって、
・10人のアルバイトスタッフのマネジメント
からお願いして、
・Problem solvingのアプローチによるFAQの改善
とか、
・生徒様のニーズにこたえるコンテンツのディレクション
とかをお願いしている。
で、こういった仕事にアップアップとなっているんじゃなくて、
ひとつひとつを楽しみながらやってくれているのが頼もしい。
「そういえば、内定先を蹴って、何でうちの会社(=レアジョブ)に入ってくれたの?」 と聞いたら、
「大きな会社に新卒で行って、2,3年後にレアジョブに転職、
というのも考えていたんですが、
この段階の会社だからこそ学べることがあって、
それは2,3年後に転職してきても、無理だろうと思いました」
とのこと。
確かにねぇ。
2,3年後だったら、いきなり10人のマネジメントとか、僕は任せないだろうなぁ。
クリエイティブな仕事も、僕が直接指導することはなくて、だれかに指導をお願いしているだろうなぁ。
だから、この子に入ってもらって、僕はHappyだったけれど、
この子にとっても、Happyなんだろうなぁ。
と思いました。
新卒は大企業に入るべきか、ベンチャーに入るべきか、
という話がありますが、
僕はどちらでもいいと思います。
自分の実力を伸ばせる環境を選ぶ
というのが大事で、
それが大企業だったら大企業に入ればいいし、
それがベンチャーだったらベンチャーに入ればいいんだと思います。
自分に実力さえあれば、人生をより自分でコントロールできるようになります。
・給料の高い会社に転職
・ワークライフバランスがとれるよう、会社に要求
・自分のやりたいことで起業
少なくとも新卒の段階では、
自分の実力を伸ばせるのがどこかってことが最重要で、
あとはあまり重要でないんだと思います。
中国英会話市場に展開(を狙う)
中国の英会話市場に進出することにした。
本当は、海外展開とかは後にして、日本に集中しようと思っていた。
だから、「一緒に中国でビジネスしませんか?」 というお話はよく来たんだけれども、片っぱしから断っていた。
じゃぁなぜ、そういう予定を変えたのかというと、
出会い
があったから。
「あぁ、この人となら、一緒に中国ビジネスをやりたいな」 と思える中国人と出会えたから。
お会いして、いろいろ話した瞬間に、
「中国市場に進出するタイミングが重要なんじゃなくって、
誰と一緒に中国市場に進出するかが大切なんだ」
とわかった。
・Cleverで、
・起業家精神があって、
・信頼できる
この条件を兼ね備えた人と出会うのは大変難しいことで、
このご縁を活かしたいと思った。
ただ、もちろん、今の日本人向けレアジョブが、おろそかになることがあってはならない。
ますます多くの方にご利用いただいてはいるが、現状のサービス水準にはまだまだ満足しきれていない。
やるべきことはいっぱいある。
だから、その中国人の方にはこう伝えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ベンチャーをやってみて思うのが、
少ない費用で大きな効果を出す人がベンチャーでは偉い、 です。
・大きな費用で大きな効果を出すのは、大企業のやり方。
・小さな費用で大きな効果を出すには、頭の良さと、柔軟性が重要。柔軟性は大企業では難しいが、ベンチャーでは簡単。だから大企業にはここで勝てる。
ここでいう費用は、お金だけではありません。
予算を設定しましたが、最も重要なコストは時間です。
レアジョブは、この中国プロジェクトも大事ですが、
日本・フィリピンでのサービスを向上させることも大事です。
中国のサービスに時間を使えば使うほど、日本・フィリピンでのサービスがおろそかになる可能性が高まります。
ですので、どこかに上限を置く必要があります。
つまり、この中国のプロジェクトに使う時間を決めさせてください。
・僕の時間は月に10時間程度
・CTOの時間は月に5時間程度
なので、逆にいえば、この時間を最大限活用にするにはどうしたらいいか、を考えてください。
それが、「小さな費用で大きな効果を出す」やり方です。
頭の良さと、柔軟性が必要ですが、あなたならできると信じています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
このようにわずかな時間でも大丈夫な人となら、
つまり、残りの足りない部分は自分の起業家精神でなんとかできる人となら、
日本の生徒様に迷惑かけずに、より大きな夢を追えると思う。
(より大きな夢、というのは、
ふつう日本のITビジネスは国内オンリーで、よくて日本←→海外、となりますが、
これが成功すると、フィリピン←→中国、の仲介を日本のITベンチャーがすることになり、
非常に面白い状態になるのです)

本当は、海外展開とかは後にして、日本に集中しようと思っていた。
だから、「一緒に中国でビジネスしませんか?」 というお話はよく来たんだけれども、片っぱしから断っていた。
じゃぁなぜ、そういう予定を変えたのかというと、
出会い
があったから。
「あぁ、この人となら、一緒に中国ビジネスをやりたいな」 と思える中国人と出会えたから。
お会いして、いろいろ話した瞬間に、
「中国市場に進出するタイミングが重要なんじゃなくって、
誰と一緒に中国市場に進出するかが大切なんだ」
とわかった。
・Cleverで、
・起業家精神があって、
・信頼できる
この条件を兼ね備えた人と出会うのは大変難しいことで、
このご縁を活かしたいと思った。
ただ、もちろん、今の日本人向けレアジョブが、おろそかになることがあってはならない。
ますます多くの方にご利用いただいてはいるが、現状のサービス水準にはまだまだ満足しきれていない。
やるべきことはいっぱいある。
だから、その中国人の方にはこう伝えた。
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ベンチャーをやってみて思うのが、
少ない費用で大きな効果を出す人がベンチャーでは偉い、 です。
・大きな費用で大きな効果を出すのは、大企業のやり方。
・小さな費用で大きな効果を出すには、頭の良さと、柔軟性が重要。柔軟性は大企業では難しいが、ベンチャーでは簡単。だから大企業にはここで勝てる。
ここでいう費用は、お金だけではありません。
予算を設定しましたが、最も重要なコストは時間です。
レアジョブは、この中国プロジェクトも大事ですが、
日本・フィリピンでのサービスを向上させることも大事です。
中国のサービスに時間を使えば使うほど、日本・フィリピンでのサービスがおろそかになる可能性が高まります。
ですので、どこかに上限を置く必要があります。
つまり、この中国のプロジェクトに使う時間を決めさせてください。
・僕の時間は月に10時間程度
・CTOの時間は月に5時間程度
なので、逆にいえば、この時間を最大限活用にするにはどうしたらいいか、を考えてください。
それが、「小さな費用で大きな効果を出す」やり方です。
頭の良さと、柔軟性が必要ですが、あなたならできると信じています。
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このようにわずかな時間でも大丈夫な人となら、
つまり、残りの足りない部分は自分の起業家精神でなんとかできる人となら、
日本の生徒様に迷惑かけずに、より大きな夢を追えると思う。
(より大きな夢、というのは、
ふつう日本のITビジネスは国内オンリーで、よくて日本←→海外、となりますが、
これが成功すると、フィリピン←→中国、の仲介を日本のITベンチャーがすることになり、
非常に面白い状態になるのです)

パソコン初心者の方用のビデオ
どうやったらオンライン英会話がキャズムを超えられるか、考えているんですが、
その方法の一つが、登録からレッスン受講までを、できるだけ簡単にすること。
今日、スカイプのインストールの仕方などの動画を仕上げてもらったので、下記に貼ります。
(レアジョブのウェブサイトにも近日中に貼ります)
これで、少しでもオンライン英会話を使ってくれる方が増えてくれるといいです!
同業他社の社長さん、ビデオの導入、けっこう良いのではないかと思います。 頑張ってオンライン英会話の裾野を広げていきましょう!
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(レアジョブのウェブサイトにも近日中に貼ります)
これで、少しでもオンライン英会話を使ってくれる方が増えてくれるといいです!
同業他社の社長さん、ビデオの導入、けっこう良いのではないかと思います。 頑張ってオンライン英会話の裾野を広げていきましょう!