フィリピンの結婚式に出席 | フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記

フィリピンの結婚式に出席

今日は、スタッフの妹が結婚するとのことで、
フィリピンの結婚式に出席してきた。

スタッフが住んでいるのは、Quezon Provinceといって、
マニラから早朝のバスで3-4時間くらい走ったところにある。

緑いっぱいの、まぁ田舎町だ。

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こんな田舎町でも、さすがキリスト教国、教会は豪華で壮麗である。

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タガログ語なんで全然内容はよくわからなかったが、
「アーメン」と言ったり、
讃美歌をうたったりした

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式が一通り終わると、写真撮影。
ろうそくをもったポーズとか、
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ウェディングドレスのすそを横に長く引き伸ばした写真とか、

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親族との写真とか、
(新郎側は白色の服、新婦側は紫色と、色調が統一されていたのが面白い)
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フィリピンらしいインフォーマルな写真とかが撮られたりした。
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そのあとは、新婦側の家に移動。
日本でいう披露宴パーティーみたいなものが行われた。

家の前の道路にテントを立てて、大勢の人をよんで、ご飯をふるまう。

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ごちそうなので、みんな夢中で食べる。

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で、途中で家の方にお呼ばれして、お邪魔した。
スタッフの実家に行くのは、よく考えたら、これが初めて。

ご両親に頭を下げて挨拶・・・

うーんと、よく考えたら、頭を下げるのは日本人の習慣なので、
向こうはちょっと戸惑う。

今回お邪魔したスタッフの家は、けっして裕福ではない。

だから、このスタッフは、フィリピン大学に稼ぎながらバイトをして、
自分の学費・生活費だけじゃなくて、家族への送金分まで稼いでいた子である。

スラム級の貧しさではないけれど、たくさんの子供をかかえ、生活が苦しかったのは確か。
実際、家の中に入ると、親戚を含め、子供たちでぎゅうぎゅうだった。

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ふと壁を見ると、そのスタッフがフィリピン大学にいたときの写真や、
卒業する時の写真が、ど真ん中に飾られていた。

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この写真を見た瞬間、

・この子はたしか、この家の中で唯一のフィリピン大学生
・兄弟がたくさんいるなか、こんなに写真を大きく飾っているということは、
 きっとこの家の誇り、希望の星なんだろう・・・
・僕は、そんな大切な子をお預かりしているんだ

そんな思いがかけぬけて、思わず泣いてしまった。
(スタッフ達には見えないように、横をずっと向いていた)



さて、結婚ともなると、結婚後の新生活でいろいろ出費がかさむ。
でも皆が裕福じゃないから、どうするかというと、お互いに助けあっている。

この地域の結婚では、どうやら、2種類の新婚時のための互助システムがある模様。

一つ目は、新郎新婦へのギフト。
写真の炊飯器のように、生活用具をプレゼントして、新婚生活を助ける。

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2つ目は、現金。

ただ、面白かったのは、日本の結婚祝いみたいに現金を差し出すのではなく、
ちまきに似た食べ物を新郎新婦側がつくり、それを来客に売るのである。

普通の店で買えば、数十円ですむようなものだが、
来客はそれを自分が出したいお金で買う。

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つまり、
「現金をあげているんじゃなくて、
ちまきを買っているだけですよ」
という、
プライドを保ちながら、お互い助け合う、という、
うまい仕組みである。