とあるインテリア・家具デザイナーのブログ -24ページ目

欧米のクライアント。

今日はJUTTA NEUMANNのサンダルで。

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なぜかというと広州の展示会に来て頂いたフランスのクライアント

が来るから。とても綺麗な女性。

ということでそこそこの格好で。

私は身長170ですが、足は身長の平均より小さいのでサンダルのサイズも小さめ。

暑くて毎日蚊にさされ、今日さすがに薬を買いに行った。

ムヒSを持ってきておけばよかった...

ひとまずクライアントが工場に向かっているようなので待ちですね。

食事。

昨日の食事。

お昼は農家料理、野外です。

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昼から38度の白酒を飲む経営陣。

そして午後から普通に仕事をする超人。

とういかそういう習慣で仕事をしているから、そうなるのかなと。

夜は某インテリア卸会社K氏、月の半分を中国で勤務するお医者さんのI氏、

うちの副社長、お医者さんのアシスタントの小裴と一緒に屋台へ。

広東省では一般的な「生蚝粥城」。

お粥とカキの店ですね。

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私が苦手な食べ物は2つある。

1つは甘い物。ケーキや和菓子は一切食べないし、コーヒーもブラック。

砂糖が多い物は苦手、そしてもう1つはカキ。

ただ昨日は副社長も一緒なので1,2個は仕方無く食べる。

彼らのメンツがありますからね。

もちろん我々は日本人だし、副社長も日本で10年生活していたので、

我々の気質は理解しているのだが、ここは中国だし有る程度彼らのメンツも

立ててあげないと、仲良くなれないわけで。

一緒に仕事をしている関係だが、中国ではそれ以外の食事や夜遊びといった

一緒の時間を過ごすケースでもその関係性が重要になってくる。

結局副社長は昼に38度の白酒をグラス2杯飲みきり、夜は52度の白酒を

グラス2杯、ビースをグラス5杯ほど飲む。

帰ってから私が日本から買って来た太田胃酸の薬を飲んだようだ。

そして某インテリア卸会社のK氏。

私よりひとまわり年上だが、彼も良く飲む。

最近はお腹がベルトにのっかっているようになってしまったのだが、

一向に健康に気を使う気配はない。

いつも「もうちょっと健康に気をつかったほうがいいですよ」と言う。

頭では理解しているようだが、どうしてもお酒の誘惑に勝てないようで。

そんな彼らの中にお酒が飲めない私がいるのだが、無理矢理お酒を進められて

飲まされるのは拷問以外の何物でもない...

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今日は工場内での仕事が少ないので久しぶりにOLTONの服を来ている。

麻の感触が好きで色々と持っているが、パンツはどうしても

履いていると膝が出てくるのが難点。

中国に来ると食事の楽しみが普段の生活から消去されるので、

たまに気に入った服を着るくらいしか楽しみがない...

ホテルに戻っても時間も遅いし寝るだけなんでDVDを見たりとかもない。

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もうすぐ出来上がる商品の製造状況でも見てきますかね...

日本の家具事情。

みなさんも知っている通り日本の小売店に並んでいる

家具のほとんどは中国製である。

最近はタイ、ベトナム、インドネシア生産の家具も増えてきたが、

いまだそのほとんどは中国製である。

中国も景気の減退に突入している。

それは私の中国での生活でも身近に感じることができる。

朝飲んでいるヨーグルトは4元から5元になった。

家具に使用するウレタンや材木、生地なのど材料も軒並み値上げ。

日本の家具小売企業や貿易会社は中国製造の商品の値上げと円安に苦しんでいる。

しかし工場サイドの我々にとっても事態は深刻である。

製造業の淘汰が始まり、ここ1年は車で走っていると

廃墟になった工場をいくつも見ることができる。

価値の無い製造業企業から倒産の連鎖がはじまっているのである。

中国政府の発表する経済統計の数字なんてものは、ほとんどが嘘なので

その数字を信用して載せる日本の新聞なんかは信用しないほうがいい。

私が今関わっている家具工場の経営者もすでにそれを危惧していて、

「ただの家具工場」から「魅力ある商品を自社で企画、製造できる家具工場」

に変えたいと思い、私が呼ばれたわけで。

商品の競争力がないと単純に価格勝負になってしまう。

そうなると人員1人当たりの労働時間に対する利益が減り、

それを補うために、労働時間が必然的に長くなる。

これに経営陣の怠慢、強権行使が加わればブラック企業に認定されてしまうわけである。

一般の従業員の創造性には限界がある、

そして創造性があったとしてもそれを実行できるだけの権限がない。

それは経営幹部が創造して従業員を導く道筋を作っていくべきなのである。

とにもかくにも私は日本人1人で中国の家具工場をデザイン、

品質管理の観点から改革中。

ただ日本人1人といっても、クライアントの8割は日本企業なので

日本人とは打合せ等でよく会うことができる。

家具という商材は型をつくって量産するような商品ではないので、

どんどん新商品をつくって営業することができる。

それにかかるコストはたかが知れている。

10商品開発して3商品のコンテナオーダーが決まれば

十分利益になる構造なのである。

そして今の日本の小売店企業は商品開発力あまりない。

そこを補うために「ALL IN ONE」の工場をつくりあげたい。

私に代わるデザイナーも中国人で育てたいが、なぜかみんなやりたがらない。

まずCADやCG製作の勉強からして露骨に拒否する。

やはり中国は常に努力し続ける人間は少ない。

努力する中国人は日本人以上にとことん努力するのだが...

そんなこんなで、夜遊び好きの経営者達と一緒に、

中国では仕事も遊びも全力でやってます...



新商品。

新商品色々。

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こちらは広州の展示会で出品済み。

マレーシア、シンガポール、台湾、もちろん日本からもオーダーが来ている。

右肘内部が収納となっており、肘幅を広く高さを上げることにより、

ソファに座りながらノートPC作業ができるように。

ソファでPC作業がしたいという私の欲求からデザイン。

思ったより好評なんで、同じ思いをしていた人も多かったんだなと。

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こちらはまだリリース前なので画像は加工してます。

上はごつめのソファ。

下は女性の購買層を意識した丸みを帯びたデザイン。

ソファのデザインはちょっとした丸みや細部のディティールで

イメージが全く変わってきます。

そしてそれを理解していないデザイナーはいまだ多い。

私もソファ工場に入って3年間工場管理をデザイナーと並行して兼務した

経験から意識ががらりと変わった。

以前は「どう作っているのか?」を大体は分かっていた。

しかし材料の特性を正確に把握し、実際の工場に入り込んで

「どう作っているのか?」を知るとデザインの意識が180度変わる。

ソファとは比較的単純な形状の組み合わせである。

複雑な形状は機能を損ね、特定の層にしか届かない傾向にある。

工場サイドに入っている私としては「売れる商品」をつくらないと

ただのマスターベーションに終わってしまう。

だから「普遍性」は常に意識する。

ただ「ただの普遍性」では差別化は計れない。

内容が10のデザインをするのに、10考えて10のデザインをするのと

100考えた結果10のデザインをするのとは決定的に異なる。

深い思考は多様性や想像力を生む。

デザインの引出しとでもいうのかな。

例えば同じ形状でも生地の張り分けやステッチで全く違うイメージになる。

細かいふくらみで全く違うイメージになる。

つまりディティールに「こだわりのデザイン」をほどこすことで

「普遍性を保った、新鮮に見えるデザイン」が可能となる。

これはちょっとした事だが、なかなか気づかない事である。

そして奇抜なデザインをする事よりも、はるかにバランス感覚が求められる。

もちろんそこに工場の特性も考慮し、コストやつくり、現状のクライアントの

市場の内容を考慮すればより売れるソファがつくれる。

しかしそれだけではクライアントにへりくだっただけの商品にしかならないので、

新しいスパイスを加えて、クライアントへの提案(啓蒙)をすることで、

商品はより魅力を備えることができるのである。

私が実際その域に達しているのかどうか...

これはクライアントの評価しかないのだが、

日々努力することで目標に近づいていければと思っている。

週末。

土曜日。

まずは新ブランドのソファに合う材木探しへ。

厚街の材木市場へ。

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オイルフィニッシュに合う自然でラフな材木。

種類は言えませんが。

材木を車に積んで、工場へ。

それから新商品の進捗状況確認。

写真は加工済み。これから売り込む商品なので。

座っているのは副社長。

一家は福建省の貿易商の富豪。年の半分はカナダの別荘に在住、

そして酒豪でもあり、私が中国で仕事をしている時は仕事より

副社長との付き合いの方がハードなんです。

なんせ私は普段全くお酒もタバコもやらない人間ですから...

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夜は行きつけの銀城のKTVへ。そして朝3時まで飲み

飲まされすぎて動けないので、上にあるホテルに泊まり

朝は叶总と近くで待ち合わせ、秦关面道で油泼面を食べて

先ほどPRO FURNITUREに到着、クライアント向けのサンプルをチェック。

万江新村は明日が停電なんで今日は出勤で明日は休み。

なんで私も来て仕事、午後からはもう1つの工場の海翔に行って

ぼちぼち仕事、それから副社長とお茶のんで食事という流れ。

中国での週末は仕事もしながら、ほぼ遊びに全力を注ぐため、

ゆっくりする暇がありません...

みんな元気なんですよ...

ひとまず仕事を片付けましょう。

工場仕事。

クライアント様の来社が落ち着いたので、本格的に工場仕事。

クライアント様要望商品の開発、工場生産管理、品質管理、

材木市場で新ブランドの材木探しなどなど。

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下は海外からオーダーを広く集める自社商品。

すでに日本、韓国、ウクライナ、オーストラリア、ドイツからオーダーを

もらっています。

自社商品は今は私がすべてデザイン、統括しています。

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デザインしすぎず、普遍性を残すことが人気商品となる秘訣です。

こだわりはデザイナーのただのマスターベーションになってしまいますので。

広東省はもう暑いです...

バタバタ。

来客、打合せ、工場管理、図面作成、企画書作成、接待。

ホテルに戻るのが朝3,4時。

それから8時には工場へ。

昨日は日系企業1社、今日は日系企業1社、韓国企業1社の来社。

寝不足です...

中国到着。

たった今ホテルに到着。

ひとまず南城の銀城酒店へ。

香港空港に着き、から皇岡のイミグレ、中国に入国し羅湖へ、

そこまで小羅に来てもらい、トンガンへ。

ちょっと寝て朝7時に起きて8時に工場へ。

ひとまず今週はクライアントとの打合せや新ブランドのサンプル製作打合せ、

クライアント依頼分の商品のサンプル打合せでバタバタ。

来週から製造状況のチェックになるので、ちょっとゆっくりできそうかな...

続き。

1つ前のブログの続き。

極端に言うと商材に魅力があれば営業なんて要らないわけで。

ノルマを設定している会社は自社の商品に競争力が無い証拠だと思う。

そのへんは想像力だったり感性の問題なのだろう。

ソファというのは比較的アイデアで差がつきやすい商品であり、

商品の製造、営業や提案作業にコストがあまりかからない。

その代わり、そのデザインの感性や市場のトレンドへの順応性が問われる。

そしてソファはいまだほぼアナログな手作業工程で製造されており

(樹脂で成形するような椅子等はまた異なるが)、技術的な部分よりも

思いつきそうで、今まで思いつかなかった想像力が求められる。

私もそういう風になりたいと努力を続けるのみ。

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中国に行ったら新商品のサンプル製作が目白押し。

明日の夜10時過ぎに香港空港に着いて、それからリムジンバスに乗って

中国の皇岡のイミグレへ。中国入国後、小罗を呼んで东莞へ。

ホテルはひとまずいつもの銀城。

ホテルに着くのは深夜1時くらいかな...

明後日の夜は九州の貿易会社の部長さんが东莞に入り、誘われているので

夜はお付き合い。そして木曜日は我々のグループ工場2社で打合せ。

私の手掛けた新商品を彼らのクライアントに

売り込んでくれているので非常に助かる。

工場はオーダーが入ってなんぼですからね。

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広東省はもう半袖なんで薄めの服を準備。

工場では生産ラインの中に入って管理業務もおこなうので、

普段は汚れてもいい格好だが...

副社長に頼まれた正露丸、胃薬、ウコンの粉末も準備。

ウイスキーを一回の食事でロックで一本飲みほす副社長。

すでに肝臓が悪いので心配です。

まだ45なのに、眉毛の先が前村山首相みたいに長く、

私が中国に行くと生活に一切のお金を払わせてくれない

こっちが恐縮するくらい素敵な方です。

小売店への家具の営業。

私の今現在の主な仕事はソファ工場と組んでの企画開発営業である。

先週から今日まで関東から九州までの既存の顧客や新規顧客開発に

奔走してきたが、営業の内容を変えたことで顧客の反応がすこぶる良い。

前職の会社では経営者が無能だったせいか、既存商品のカタログをただ

もっていくだけ、当然オーダーなんか来るはずがない。

変にこだわりがあり、それが市場のトレンドとかけ離れているので、

ただのマスターベーションになってしまっている。

そして新商品の開発をして社長にお伺いをたてても、返信すら無いという

普通の会社ではありえないいい加減さ。だから魅力的な商材など有る訳がない。

今は私が全権を委任され、新商品の開発をしている。

そして営業方法を変えたのは、新商品サンプルの写真を持参するのと同時に、

さらに新商品を40ほど用意し、その新商品内容は図面とCGの紙切れ。

ソファはその中身の品質もあるが、まずはデザインである。

図面が理解しにくい担当者のためにCGを作成し理解できるようにする。

ここでのデザインの内容がすべてになってしまうが、

こういう営業を始めてからすこぶる反応がいい。

本日のクライアント様(関東では名の知れた企業)も社長、企画責任者、仕入責任者

が出席されたが、3商品のサンプル依頼をいただく。

普通ただ打合せしただけでは、企画やなんだで数ヶ月の時間がかかる。

まず新商品をデザインし、それをビジュアルにすれば打合せの密度があがるのである。

ただそれも簡単にはいかない。

今年に入ってからボツにした商品も含めて約80のソファをデザインした。

事前の資料作成にかける手間が半端なくかかるし、新しいデザインさえすれば良い

というものではなくて、市場のトレンドや自己のデザインの啓蒙も含めて

思考の密度を高くしなければならない。これにかかるストレスは相当なもの。

最近は白髪が出るようになってきた。

しかし上記の意味で質の高い資料を作成してあげれば、

セールストークなんてものは、ほぼ必要ない。

要するに質の高い説明より、魅力的な商品なのである。

中国から戻ってきてからは、図面、CG、企画書作成から営業まで大変だった。

おかげでクライアント様のサンプル製作依頼が多い。

サンプル製作でよほどの問題がなければ、量産オーダーにつながるだろう。

明日からまた中国なので、工場に指示をだして、

ちょっとゆっくりさせてもらおう...