(後編)不倫相手への慰謝料請求はどうする?【メルマガ過去記事】※メルマガ過去記事を若干編集しています。
こんにちは
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。
今日は、前回のメルマガ過去記事(前編) の続き後編をお伝えしていきます。
不倫中もそうですが、不倫が終わった後でも、どうしても不倫相手への憎しみが消えない、なんとか制裁を加えたい!と思った場合も、慰謝料請求をしても良いと思います。
この場合の多くは、妻が不倫相手に対して、
「どれだけ苦しい思いをしたか、思い知らせてやりたい」
「これだけ家族を引っ掻き回して、苦しい思いをさせて、何事もなかったように不倫相手が生活しているのが許せない」
「お金が欲しいというよりも、不倫相手がどれだけのことをしたのかを思い知らせたい」
こんな思いで相手の女性に制裁を加えたい!と思っている方が多いんですね。
どれも当たり前の感情です。自然に出てくる感情ではないでしょうか。
そんな風に思う自分は醜いとか汚いのではないか・・なんて思う必要はありませんよ。
本当に辛い思いをしたときは、綺麗事では済まされませんからね。
自然に出てくる感情を潰してしまう方が、自分の心が壊れてしまいます。
逆に、そんな怒りや憎しみを感じてもいいんだ・・当たり前の感情なんだ・・と認めてあげることが大切です。
そして、とことん吐き出します。周りにもいっぱい受け止めてもらいます。
そうすることで、「自然」と怒りの感情や憎しみの感情が少しずつ小さくなってきますからね。
不倫相手に対しては、人のことを傷つけて、その後に何事もなかったように生活をしていると思うだけでも、怒りや憎しみが出てくると思います。
お金ではないんですよね。
ですから、慰謝料請求まではいかなかったとしても、不倫相手に「どれだけの苦痛を味わったか」を伝えるだけでも良いと思うんですね。
夫が「それだけは止めてくれ・・」と抵抗することが多いと思いますが、ここでも夫の気持ちを優先するのか、自分の気持ちを優先するのかをしっかり考えることが大切かもしれませんね。
夫の気持ちを優先した場合に、果たして自分の気持ちが消化できるのかどうか・・です。
消化できないままでは、夫と新しい関係性を築きたいという気持ちがあっても、どこかで心が折れてしまうのではないか・・
ここでも、できるだけ「自分はどうしたいのか?」とのように「自分優先」にして選択して欲しいと思います。
ここで一番大切なことは、「自分にとって譲れない目的意識を持つこと」です。
「何のために、慰謝料請求をするのか」
夫を取り戻すため、不倫相手と夫を引き裂くための目的である場合は、少なからず後悔をしてしまうことがあります。
上記の場合、「相手の反応次第」になってしまいますので、結果が伴わないと更に憎しみが出たり、後悔をしてしまうことがあります。
私も人に酷く傷つけられたときに、「泣き寝入りだけはしたくない」「されたことの何倍も苦しみを味わせたい」こんな風に思ったことがあります。
半沢直樹のセリフの「100倍返しだ!」←古い!
あぁ・・痛いほどわかる!!という気持ちでした(^_^;)。
それだけでも、足りないぐらいですが・・。
何が一番悔しかったかというと、「相手が犯したことの罪の認識のなさ」と「人を傷つけた後に、何事もなかったように過ごしているのだろう」と感じたときでした。
傷つけられた側の心の痛みは、計り知れないものです。
自尊心を奪われ、生きているだけでも精一杯の精神状態、不信、恐怖、無力感・・様々な苦痛を伴います。
時間をかけて少しずつ回復していくので、そこに至るまでは壮絶なものです。
少しずつ心が回復をしてきたとしても、その事実は一生消せるものではありませんからね。
私の場合は実際に行動に移しました。(不倫相手ではありませんが)
周りに助けてくれる人がいたからこそ実行できたものの、一人だけでは難しかったと思います。
だって、最初は真っ先に「自分を責める」という怖しいことをしていましたからね・・。
理不尽な出来事に遭遇したときは、人それぞれ「心の守り方」が出てきます。
「傷つけられた」という事実よりも、「自分が悪かったから、こうなったのではないか?」とのように自分を責めてしまったのです。
「自分を責めて、痛みを和らげる」というやり方が、『唯一の自分にとっての心を守る術』になってしまっていたのです。
それしか知らなかったのです。
でも、すぐに助けを求めたので、その歪んでしまっていた思考はすぐに正常になりました。
「これは酷いことなんだ」「とても傷つけられたことなんだ」
そんな風に思えたら、自分がとても可哀想に思えて、どうして?なぜ自分がこんな目に遭わないといけないんだろう・・って。
そう思った瞬間、心は更にズタズタになりましたが、自分のことを大切に思える自分が愛しくもありました。
ただ、実際、そのような行動にでると物凄くエネルギーを使います。
傷つくことも沢山あります。へとへとに疲れることもあります。
時間もかかります。
でも、後悔は全くなかったですね。
おかげで、傷ついた自尊心をある程度は取り戻せたと思っています。
制裁を与える=復讐だけではありません。
制裁を与える=【酷く傷つけられたことによる、自尊心の回復のため。】
こんな風に思ってもいいのかな・・と思います。
自分が今以上に傷つかないように、でも自尊心はしっかり取り戻せるように・・バランスを考えながら【自分のために】行うことがベストかと思います。
一番大切なことは、夫との関係性をなんとかしようとするよりも、まずは「自分はどう感じているのか」と心の声に耳を傾けてあげること。
夫との関係性が表面上なんとかなったとしても、自分の心が癒えていないままでは、そのうち自分が何を感じてるのか、本当に夫に気持ちがあるのかどうかさえわからなくなってきます。
自分の心を守るために何かをすることで「怖れ」も沢山感じると思いますが、少しずつでも「傷ついた自分の心」を取り戻してあげて欲しいです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました(#^.^#)。
※お一人お一人の心の状態に合わせた記事を書く事ができませんので、「自分は違うなぁ・・」と感じた時は、その記事の内容はスルーをすることも大切です。(これ以上、傷つかないようにするためにも・・)
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