●不倫相手に慰謝料請求をする際の注意点
こんにちは
カウンセラーのNAOKO(松宮直子)です。
夫の不倫が継続中の方、夫の不倫は終わったが不倫相手に対する制裁を与えたいと望んでいる方、不倫中も不倫が終わった後も、不倫相手には慰謝料請求はしないと考えている方・・・
それぞれ、考え方、感じ方は違いますので、どれが正解というのはないと思うんですね。
本人が「何を望んで、どうしていきたいか?」にしか、正解はありません。
この部分については、周りは慰謝料請求をした方がいいよ、しない方がいいよ・・と口出しできる部分ではないと思うんですね。
ただ、慰謝料請求をするにしても、しないにしても、これ以上「心の傷を広げないように」だけして欲しいと思います。
慰謝料請求をするときは、ご自分なりの「シナリオ」がありますよね。
相手が謝罪をして、それ相応の慰謝料額を提示し、支払ってもらうこと。
ただ、実際、不倫相手に慰謝料請求をしてみると、謝罪どころか自分が被害者面をして、不倫をされた妻を叩いてくる方もいます。
理不尽なことを言ってくる方もいますし、言い逃れをする人もいます。
こちらが望んでいる慰謝料額を支払ってくれない場合もあります。
自分が思い描いていた「シナリオ通り」にいかないこともあるんですね。
そんな時に、更に心の傷は深くなってしまいます。
もし、自分が思い描いていた「シナリオ通り」にいかなかったとき・・
そんなときは、今一度、不倫相手に慰謝料請求をしようと思った「目的」を思い出してみて下さいね。
きっと、「苦しい思いをさせておいて、のうのうと生活しているのが許せいない!」「自分が犯した罪を認識させたい!」と感じ、慰謝料請求に踏み切る方が多いのではないでしょうか?
不倫をされた側が不倫相手に請求する「慰謝料の額」も、そんな思いが込められていると思うんですね。
相手が簡単に払える額だと意味がない。簡単に払える額だと、思い知らせたことにはならないんじゃないか・・
そう考えて高額請求に踏み切る方もいると思います。
そのような感情になっても当たり前のことですからね。
こちらが考えていた「シナリオ通り」にならなかった場合は、慰謝料請求をすることで、こちらが「得られたもの」(相手に与えたダメージなど)を書き出してみましょう。
(私は違うケースですが、紙に書き出して、壁に貼って、いつでも見れるようにしていました^^;。心が回復してくると、自然とこの紙は手放せます)
自分が望んでいたことが得られなかった場合は、それによって「得たこと」を見失いがちです。
自分の心の傷をこれ以上広げないためにも、得られなかった部分に焦点を当てるよりも、「得られた」(果たせた)部分を思い返してみて書き出してみると良いですよ。
自分が思い描いていたシナリオ通りに行かないと、その時々で強いパンチを受けるぐらいの衝撃を受けます。
何度も何度も理不尽さの壁にぶつかることもあります。
それをその都度、自分の中で受け入れて、消化をすることが一番辛くしんどい作業です。
正直、心と身体がえぐられるほどの痛みと無力感を感じます。
そんな時に、自分の心を救ってくれるもの。。。
自分が勇気を出して、自分のために選んだ選択。
その選択で「得られたもの」を見失わないこと。
損をすることもあると思いますが、逆に「得られたもの」もあるはずです。
それがほんの少しで全く足りていなかったとしても、どうか「得られたもの」に目を向けてあげてみて下さいね。
それが自分の心を救ってくれるものになりますから・・。
不倫問題は、何度も何度も裏切られたり、心の傷に塩を塗りこまれるような思いを沢山します。
だからこそ、これ以上、自分の心を傷つけないために、倒れないように、心を守ってあげることが大切ですよ
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