『遊び』のススメ -15ページ目

『遊び』のススメ

独自の視点で見たこと、聞いたこと、感じたことを書き連ねて参ります。(^^)v

羽田空港をあとにして。
まっすぐ恵比寿へ向かった。
 
恵比寿の三越にはお気に入りの酒蔵が直売所を出している。
大人気のこのお酒は、他店では滅多に目にすることすらない。
どこにもないので蔵元まで買いに走ったくらいだった。
それがようやく供給量も増え、直売所という形での販売が普通にできるようになったわけで、最初に東京に出店したのが恵比寿の三越だった。
 
前回、東京に来たときにも買って帰ったが、今回もまたそのつもりでいた。
そのこともあって、手荷物預かりに余裕のある高速バスを選択したのだったが・・・。
 
・・・だったが?びっくり
そう。だったが。チュー
 
直売所は消えていた。
その場で蔵元のサイトを確認してみると、恵比寿三越店の記載はない。
代わりに・・・銀座店?
待て待て。
あれか?
またか。ショボーン
定休日やら移転やらばっかり。チュー
 
日比谷線で真っ直ぐ行けばすぐだが、なんせ心が折れた。
もう時間切れだったし。
この日の昼頃、会長経由で幹事長から、バスの時間まで時間があるだろうから、とお誘いを頂いていた。
お気遣いありがたく。おねがい
お好み焼きを食べたかった私は、早めにお店へ入らなければならないことを知っている。
この時点で16:30。
神田へ急がねばならなかった。
 
お酒はすっぱり諦めて、幹事長に電話を入れる。
『会長から伝え聞きました。お好み焼きがいいっす〜♪爆  笑
『では17:00に神田で。』
少し遅れて合流し、お店に向かう。
ここも久しぶりだ。照れ
 
少し前に見てたドラマ。
突然、見慣れた感じの鉄板と店の窓。
(これ・・・あの店やわ。広島つながりやし。)
その話はしなかったが、久しぶりの『そば1.5』は難なく胃袋に収まった。
{19967A96-6656-403F-82FA-5240BA76CF4D}

アツアツのお好み焼きは、結構のんびり食べたつもりでも舌にダメージを残す。
いつものことながら、やや味覚麻痺状態になった。
 
食べているうち、2人、7人、2人と鉄板を囲むカウンター席だけの店内が埋まっていく。
座って15分もしないうちにほぼ満席になった。
人気は衰えていない。
 
お好み焼き屋さんを出て、次に会長が働くお店へ向かう。
そういえば、その後どうしていたのか知らない。
神田駅前を通り抜け、東京駅方向に歩く。
新しく出来たというビルの合間を縫うようにいくと、星野リゾートが手がける『星のや東京』が現れた。
確か、1泊60,000円くらいするはずだ。
無理ではない額なので、一回くらい泊まってみるのも良いかもしれない。
 
とあるビルに到着する。
地下に降りていくと、その雰囲気には覚えがある。
前にも一度、来たことがあった。
 
梅酒ソーダ割りが進む進む。
{EEC3C39E-E257-4598-927E-14C9AAC872A8}

我ながらよく入る。15時頃のお蕎麦食べて17時にお好み焼き。
そして今また19時頃から飲んで、さすがに食べ物はちょっとで。
あっアジフライ頼むの忘れた。

そのまま22時頃までお付き合いいただいた。
おかげさまで時間を持て余すことなく、あとはバスに乗るだけとなった。
お店を出て地上でお礼を述べて別れた。
方角だけわかれば、なんとかなる。
15分ほど歩いて東京駅に着いた。
 
{9C86DAB7-71A3-4BA6-8DC8-3E6DC602995D}

バス乗り場は綺麗に整備されていたが、規模の割に待合室は手狭で何もない。
近辺にはマクドナルドくらいしかないので、今後の利用には留意しなければならない。
 
(二人はもう家に着いてるやろな・・・)
22:50 バスは東京駅をあとにする。
初めてのグランクラスはなかなか快適かもしれない。
帰宅できるのは遅れがなければ翌朝8:00を過ぎる頃だろうか。
 
4日間はあっという間に終わった。照れ
最終日の朝。
ひと駅ばかり歩いたところに、例のお店があることは承知していた。
『なんにしようか。』
『あのお店、あるにはあるんだけど、少々歩くことになるのよね。』
 
都の条例なのか、区の条例なのか。
その店を示す看板は大きくは上がっていない。
なんとか見つけて(道路沿いなのでそのうち見つかる)食券を買う。
 
豚生姜焼き定食 630円
ホントは銀鮭がいいなぁ、なんて思ったりもした。
しかし、あれにはアレがセットになっていて、どうにも余る。
たまたまクーポンが出ていて、ミニからあげ追加してるし。ニコニコ
 
それにしても、この3人で食事をしてると、北海道にいるような錯覚をたびたび起こす。
 
{95B13093-BEB2-42F9-A6FC-F22896409413}
なんだか向こうが懐かしく思えてしまう。
 
お宿に戻って、荷物をまとめる。
小さく纏めてきたので移動には困らないのだが、前日お台場で買ったお土産が結構邪魔になる。
(やっぱり東京駅で買えばよかった)
買ってしまったものは仕方がない。
『お台場限定』とあるし、まあこれはこれで・・・と納得していたら、同じものが東京駅一番街でも売られていた。
しかもちょっとお安い。
なんでやねん。チュー
 
今日の行程はここまでが同じ。
二人は夕方の便で帰途につき、私は夜行バスでこちらに戻る。
時間にゆとりがあるのはこちらだったので、空港までお供することにさせて貰った。
自分が搭乗するときは出発間際までラウンジに引きこもっている(カード付帯サービスを姑息に使う)ことが多く、空港施設のことはほとんど知らない。
色々見て回ってようやく全容を知ることができて嬉しい。
 
チェックインカウンターでは自動機が設置されていて、預ける荷物を台に乗せて予約情報を入力(二次元バーコードやICカードをかざす)すると、手荷物に取り付けるタグが発行される。
それを自らの手で荷物に貼り合わせるので、係員の取り付け忘れやらはまず起こらない。
中身の検査(スキャン)もどうやら同時にやっているようだった。
機械の進化は、ともすれば人の仕事を奪う。
楽あれば苦あり。ちょっと違うか?口笛
 
身軽になった我々は、お店めぐりをスタート。
ある雑貨屋さんでは面白アイテムやアイデア物が並ぶ。
その一つに、透明な箱入りの地球(地球儀だったかな?)があった。
立方体の中には支えるものが何もないように見えるのだが、その状態でブレることなく自転している。
仕組みがわからない。
おっさん二人であれこれ言ってたらお店のお姉さんがあっさり教えてくれた。
理屈はともかく、それをモノづくりに活かす創造力に感服した。
 
ところで。
お父さんは前日見たかったという『宙に浮く地球』を、帰る間際で見られたことに気づいているだろうか。わははは。ニヤリ
あのお店、楽しかったね〜♪
 
出発時間が近づく。
何か食べておこうと、蕎麦屋さんに入った。
事前にアタリをつけていたお店だ。
大きく売り出し中の『辛肉そば』に決めた。
二人は何を頼んだか忘れてしまったのは、そのつけそばが辛うまだったためだ。爆  笑
 
{9008D793-7A9F-4C0D-BE41-0553D5B8404F}
つけつゆにラー油が結構な厚みで浮いている。
わり玉子が添えられていて、それを溶いて入れるのだが、濃いめのつゆとラー油が拒絶する。
変な具合にしか混ざらないのでそのままお蕎麦をぶっこんだらなんとかなった。
ただし、最初は浮いてるラー油がたっぷりお蕎麦にまとわりついて辛い。
 
・・・ごちそうさまでした。
これが今回最後のお食事になる。
あとは二人を保安検査場までお送りするのみ。
『またね。ウインク
『またね。ウインク
 
『お誕生日おめでとう。』と、ここで盛大にボケてみようかと思ったりもした。
実際、そうだったから。
だが、あの場面で『なんで今やねん!』みたいなツッコミは関西の人間でもなかなかできなかっただろう。
『ありがとう。』と返ってきたとしたら、花束でもないと後が片付かない(オチない)のだ。
これが、関西の人間の習性ともいうべき『癖』かもしれない。
来年、何かさせていただきたく存ずる。
 
さて。
もう何度目になるだろうか。
あと何度あるだろうか。
こうしてみんな元気に会って別れることが出来ることを有り難く思った。照れ
 
二人は検査場に入っていく。
警備員に連行されたりしないかな〜と、ずっと見てたら気づいてくれた。
向こうで大きく手を振る。
こちらも大きく手を振り返す。
『家に帰るまでが旅だからねっ。ウインク
会長の言葉はお蕎麦を食べながら伝えておいた。
 
二人は搭乗口へ消えていく。
この日、新千歳空港は-7℃だという。
帰路の無事を願いつつその場をあとにした。
 
これにて。照れ
{4F1E8647-0A20-4ED0-93C8-B640D972FFBD}

 
いったんお宿に戻る。
アイドルタイムだ。
わずかばかりの時間ではあったが、プチ足湯をやったり揉み揉みしたり。
血行促進に力点を置いてみたら、やや回復した。(気がした)チュー
 
再びお宿を出ようと、お父さんたちと合流するのだが、そこで一つの事実を告げられた。
『浅草からあげね、調べてみたら、もともと浅草にあった店が新橋に移転したんだって。』
・・・なんじゃそら。ガーン
(あれか。)
(あの店がそうか。)
(つまり浅草にはないのか。)
明るく輝いていたお店が浮かんでくる。
 
自分ひとりだったらまたメトロに乗っていたかもしれない。
だが、今はそうではないし、どうしても3人連れ立って行くほどのことでもない。
 
夕方、幹事長から聞いていたお店を思い出した。
『モンブラン行ってみたら良いよ。』
『ご飯も食べられるし、お酒飲みながら一品でも色々頼めるので勝手は良いよ。』
早速調べてみたら、食べログで行きたい店に登録してたりもした。口笛
 
雷門のある通り沿いだとわかって歩いて行くと、なるほど賑やかそうなお店があった。
中を見ると大賑わいしている。
『あかんか。満席やな・・・』
なんとなく並ぶ感じでもなかったので、他をあたることにした。
 
飲食店の並んでいる商店街へ入って見るが、どれもなんとなくヒットしない。
ブラブラとひと回りする感じであれやこれやとお店を見て回るのだが、やはりヒットしない。
そうこうするうち、またモンブランまで戻ってきたところでお店を覗くとやや空席が出始めていた。
ようやく腰を落ち着ける。
モンブランはハンバーグを始め様々な洋食を中心にしたお店で、飲みたい人向けにセット料金の設定もあった。
ふたりを無駄に歩き回らせてしまって申し訳なく思いながらも、チーズたっぷりのハンバーグに魅了されてしまう。
 
{0D1A1E49-AD8C-49CF-897B-284CF776F140}
 
ふたりは飲みたい人セットでワンドリンクと料理2品ずつ。
 
{89E6DC9F-6204-404A-BF37-57771C864D02}
 
ワタクシはチーズ(オランダ?)ハンバーグとごはんと電気ブランハイボール。

 
・・・電気ブラン。
今回初めて聞いたその名前は、浅草で有名なバーのオリジナルカクテルなのだそうだ。
そのことはこの2時間ほど前にお宿へ戻る途中、伝法院通りで食べたアイスで知った。
 
{2FF78A67-5B91-415E-8095-52C517D7CE52}
 
それで調子に乗ってハイボールで頼んでみたら・・・。
アイスの時とイメージが違う。ショボーン
もともとブランデーベースでジン、ワイン、キュラソーに薬草を合わせたものらしいということはあとで調べて知るのだが、甘いアイスだからこそふわりと香りが立って美味しいのだった。
ハイボール(炭酸割り)だと元来名前の由来どおり、やや舌がピリピリするところに、さらに炭酸の刺激が割り増しされる。
割ってるのに。
ちょっと甘めに飲めれば最高だと、個人的にはそう思った。
ちなみにこの電気ブラン、製品化されて販売もされているようだ。
 
ハンバーグは、まんまるだった。
細かく挽かれた肉を使っているのでいわゆるジューシーな感じはしない。
が、ソースによく合う。
機嫌よく食べ終え、ちびりちびりと電気ブランハイボールを飲んでた時、それは起こった。
 
隣のテーブルのお姉さんが席を立つ。
 
 
そのままこちらの席に倒れこんできて、テーブルで頰を強打した。
(飲みすぎ?)
・・・にしてはストンと落ちるような倒れ込みかただった。
何かの発作だったのかもしれない。
彼女の友達が慌ててひき起こすが白眼をむいて意識はない。
頬を強打したからなのかどうかはわからない。
このお姉さんはまもなく意識を回復していたのだが、大事をとって救急車を手配することになった。
 
こちらのテーブル上にはなんの影響もなかったが、お店側の配慮で席を移る。
いきなりの騒ぎでなんとなく宙に浮く感じになって、全般に落ち着きを取り戻したのは救急車が出発した頃だったように思う。
 
『まあ今日はよう歩いたなぁ』
そんな会話をしただろうか。
今度は隣のテーブルからグズリまくるちびっ子の声が騒がしい。
夜9時を過ぎていたと思うが、家族で出てきているみたいだった。
『こんな時間に外へ連れ出されたらゴネたくもなるやろなぁ。』
『アリエナイヨ。ハハオヤモイッショニオサケノンデルシ。』
踊り立つ怒気に、ちょっとびびったことに気づかれてはいないはずだ。
 
この時間に幼児を連れて外食することが良いのか悪いのかはさておき、おそらく順当なことではないと思う。
店には幼児連れはそこだけだったことをみてもわかる。
 
ふと目線とテーブルに落とすと、二人ともすでに箸が止まっている。
私の出番であった。
・・・順番を間違えた。
味付けの濃いムール貝を最後にまわしたことで、手に負えなくなってしまった。チュー
 
かくして、3日目を終えた。
 
余談ではあるが、お宿近くの路上で兄ちゃんと姉ちゃんが揉めていて、そこへ警察官が2名仲裁に入っていた。
(つまらんことで警官呼ぶな。)
強く念じながら通り過ぎてみたが、伝わっただろうか。
 
21,870。
歩数計は久々の2万歩超えを記録していた。

ここまでけっこう歩いている。

 

船の科学館駅から科学未来館を経てヴィーナスフォートを貫き、引き返すようにダイバーシティまで。

サイズ的にぴちぴちの靴は浮腫みだした足を締め付け始めた。

その頃になって、

(この靴、失敗やったなぁ)

遅すぎた。気づくのも、反省するのも。ショボーン

ただ、素晴らしいお散歩日和だったことに少なからず救われた気がする。

 

正面から

 

バストショットw

 

風景

 

結構な大きさなので至近から縦撮りしたのもあるんですけど、アップロードすると横向いてしまうのが残念っす。チュー

ちなみに、スマホからアップするのは大丈夫。

{F94ADB8B-60D0-4CC2-9610-1EC593618DB2}

 

周囲を撮り廻って建物の中に入ると、そこはいきなりフードコートラブラブおねがい

見渡してみると、なかなかの有名店が並んでいる。

朝ごはんがゆっくりだったこともあって、ここで遅めのお昼ごはんとなった。

 

奥様は六厘舎の新ブランド『九臨』のラーメンだったが、おっさん二人は金子半之助の天丼を選択。音譜

{6D6CDB19-668D-4039-B73E-9B554ED5733A}

まさかここで半之助の天丼が食べられるとは思ってもみなかった。爆  笑

 

食事を終え、外に出る。

ダイバーシティのすぐ裏(というか表なのか)にはフジテレビ社屋がある。

ゆりかもめは小型車両なので通勤ラッシュが始まる前にお台場を脱出したい。

まだ時間はあったので球体展望台へでも、と大階段側から7階へ上がっていく。

 

{7D78B53F-C2E1-4C9D-8F3B-05C0DBEF8D37} 

・・・またか。チュー

そのエリアや近隣では、こういうのは同じ日に設定されていることが多い。

無休を謳っていなけば、安心できないということになる。

 

{1BF5A2E7-6B3F-4D8E-815D-361502F07D9A}


フジはワンピースがドル箱なのね。口笛

 

 

 

仕方なく『フジさん』と名を変えたショップでお土産を漁り、次なる目的地・台場一丁目商店街へ向かうことにした。

 

フジテレビから台場一丁目商店街のあるデックス東京ビーチまでは、微妙に距離がある。

それぞれゆりかもめの駅で言えば、最寄りは台場とお台場海浜公園となるのだが、フジテレビは駅から海浜公園駅寄りにあるし、デックス東京ビーチはこれまた海浜公園駅から台場駅寄りにある。

なんでもなければ歩くところなのだが、最初に1日券を購入していた我々は、未だ1回しか乗車していない。

これを活用しなくてはならないだろう、と台場駅から海浜公園駅まで乗車することに決まった。

時刻は16:00頃。

青空はいつのまにかその色彩を薄めている。

 

デックス東京ビーチに来るのは何年ぶりだろうか。

今のクルマの前に乗っていたクルマを買ったばかりの頃、初めて遠征してきた時だから・・・20年くらい経っているはずだ。

 

商店街に向かう途中、扉の外にレインボーブリッジが見えた。

(あの時も確か、こんな時間帯にあの橋を撮った)

二人を待たせてササッと撮っておいた。

200万画素のIXY DIGITALと1,800万画素の60Dではどれくらい差があるのか。

探して比べてみたい。

 

たぶん、これくらいの画角だったように思う。

 

一応、少し寄ったものも。

 

お台場一丁目商店街。

 

{904F6A5F-AB3F-40D9-85EF-B000BE9B32F7}

 

 

 

昭和30年代をコンセプトにした店ばかりを集めているらしい。

中でも入り口付近のゲームコーナーと駄菓子屋は、まさに子供の頃に通いつめた世界だった。

商品ラインナップは現代のものだったが。

{8302A0FC-47D0-421B-9F7F-8AB9DCDD0892} 

前夜、みんなで盛り上がりを見せたこういうものも、今もちゃんとあるのが嬉しい。

ただし、中身は昔のような紙巻チョコレートではなく、砂糖を固めたようなお菓子になってしまっている。

 

まもなく17時になる。

ゆりかもめが混む前に、新橋へ向かった。

 

お宿のある浅草へは新橋でメトロ銀座線に乗り換える。

そのまますんなりではなく、ちょっと新橋駅前の見物をしようということになった。

烏森口に出て、そこが普段の待ち合わせ場所なのだと紹介する。

SL広場に出て、テレビで新橋のサラリーマンにインタビューしてるのはここですよ、とも紹介する。

 

そうして、この後どうするかと思案するものの、食事はついさっきいただいたばかり。

ニュー新橋ビルの角にひときわ目立つから揚げ屋があるのだが、今は要らない。

その店の看板に、『浅草からあげ』の文字を見つけたお父さんは、いったん浅草に戻ってはどうかという。

『どっかでみた気がするし』

それなら浅草へ戻って、時間をおいてからにしようと決まった。

まだメトロも混雑してはいない。

 

浅草に着いて、お宿へ向かう途中で着信履歴とメールに気づいた。

読んでみると、幹事長まで連絡をくださいとのこと。

牛タンかお好み焼きでもどうか、というお誘いだったが、今はさすがに食べれそうにない。

浅草からあげのこともある。

この申し出には丁重にご遠慮させていただく次第となった。

 

時刻は18時。夜はまだこれからである。

つづく

科学未来館がお休みだということを現地に着いて知った3人でした。

が、持ち前のご陽気さのおかげで失速することもなく。ウインク

 

抜けるような青空。

風もなく、ぶらぶら歩きにはまあまあなコンディション。

科学未来館のすぐそばにはフジテレビ湾岸スタジオがあり、大型トラックの荷捌き場には様々な機器が積み上げられていました。

 

角を曲がって進むとMINIのディーラーがあって、

(こんなとこで商売になるのか?)

などと横目にしてましたら、交差点斜向かいにヴィーナスフォートが。

『なんだろうね』

『なんやろね』

実はワタクシも来たことないし。口笛

寄ってみましょう、と入ってみれば、専門店街というかアウトレットモールのような商業施設でございました。なるほどなるほど。

 

・・・などと軽く言ってしまうのは簡単だが、実はそこでも色々やっている。

建物に入るといきなりエレベーターしかなく、上にあがって先ずお手洗いへ向かった。

出てくると2人はいない。

先へ進んでしまったようだ。

あとを追うと、やや薄暗いホールに出た。

 

{D3B2B96B-2A80-40C9-8C47-76A7B921A79C}

おおお。びっくり

『イベント会場にもなりそうなとこやね』

あとでわかったことだが、実際に映画の製作発表会場などで使われている。

 

とうにお昼を過ぎていた(汐留で12:00)が、朝ごはんがゆっくりめだったこともあって、ここではお茶で一休みした。コーヒー



ヴィーナスフォートを端から端へ突き抜け、外へ出る。

エスカレーターで地上へ降り、ダイバーシティへ歩き出すと道すがらの花壇には花が咲いている。

それをみたお父さん、のたまって曰く、

『この時期に花が咲いてるなんて、向こう(北海道)ではありえんわ。』

『そらそうやろなぁ。先ず真っ白やもんな。』

 

道は少し登り加減になっている。

(上がったり下がったり、忙しいというか・・・無駄。)

などと思いつつ振り返ると、右側にはいま突き抜けてきたヴィーナスフォートの建物とその向こう、雲ひとつない青空に観覧車が映える。

 

ちなみにAPS-C 270mmで撮るとこう見える。

 

道具とは、素晴らしいものだ。ウインク

 

ダイバーシティ方向に向くと、もうRX-0078の上半分は見えている。

 

原寸大というから面白い。

 

立木の向こうに見えるところまで来ると、ますます迫力が上がる。

戦場で味方として現れてくれれば、これほど心強いものはないだろう。笑い泣き

つづく(明日はお休みしますチュー

前夜。

夜勤のクセはなかなか抜けない。

うっかりすると、すぐ夜更かしになるので早々に消灯する。

ところがやはり午前3時頃にふと目が覚めた。

またすぐ寝入ったのだが。

 

7:15 つぎの〜汽車が〜♫ 駅に〜着いたらぁ〜♫

フルボリュームで響くアラーム。

前日の出発時間設定のまま、止めるのを忘れていた。チュー

(そういえば、今朝の時間を決めてなかったな)

(昨夜のあの調子でいけば、おそらくまだ夢の中のはず。

相当大騒ぎしたしなぁ。)

 

もう少し寝ようかとも思ったが、昼モードに切り替えるためにも起き出しておこうと考え、ひとまず身支度を始める。

整ったところで探信音(いいね)を放ってみたらすぐにおはようメッセージが返ってきた。びっくり

・・・お母さんの朝は早い。おねがい

・・・この日はお父さんも早かったようだ。

 

この日の目的地はお台場。

腹ごしらえは近くの松屋で済ませた。

ホテルの朝食(ビュッフェ)もあるのだが、たくさんは要らない。

おそらく3人ともそんな風だったのだと思う。

 

お台場へは新橋からゆりかもめに乗る。

都営浅草線なら新橋へ一本で行けるので、都営の浅草駅へ向かう。

こうしてみると、浅草という場所からはどこにでも出やすい。

この日もメトロ・都営線共通1日券を買った。

 

都営新橋駅に着く。

東京にちょいちょい来だした頃、西馬込のビジネスホテルを多用していた。

そのため、この都営新橋駅の改札前で待ち合わせることが多く、懐かしさすら覚えた。

改札を出てすぐ左手へ行けばゆりかもめの駅があるのだが、右へ折れて汐留タワーを観ていくことになった。

日テレショップを覗き、朝の番組でよくみる場所に立ち、大時計を見上げると何やら動いている。

近づいていくと、仕掛けがガチャガチャと作動中。

2時間に一度のタイミングだったが、カメラを出しているうちに終了してしまった。

{B001E688-D47D-4DE4-8AEE-B4AB4E5F2FFC}

ここ仕掛けは2分30秒間動くらしい。

ところが普通と違うのは、時報とともに作動するのではなく、時報に合わせて終わるという設定。

動きになんか意味があるんだろうけど、最初から見てみないとわからない。ショボーン

 

回廊の先にゆりかもめ線が同じくらいの高さに見える。

地図で確かめると新橋駅よりも汐留駅に近いので、そのまま汐留駅からゆりかもめに乗ることになった。

ここでも1日券を選択するのだが、この1日券というのは観光の場合、運賃の他に様々な施設の入場料が割引になったりするメリットがある。

この日の目的に日本科学未来館があった。

船の科学館駅で降り、そこから歩いていくのだが、広々とした埋立地だけになかなか遠く感じる。

 

着いたー!

と思ったその時、一つの看板が目に飛び込んで来た。

 

{637901B5-4E65-4C1D-8A54-57AB8FBDC64E}

『嘘でしょ・・・。』ガーン

『なんで?連休明けだから?』ガーン

『おいおい・・・。』ショボーン

・・・普通に火曜日が休館日だった。チュー

まったく無警戒だったといっていい。

信号を渡り、角を曲がるまで、三人とも1ミリの疑いも持ってなかった。

 

『地玉(おそらく地球?)見たかったのにな。(やりたいことは)それだけだったのにな。』

お父さんが呟く。

その微かな声は青空に吸い取られるように消えていく。

 

『もう来ることもない。』

そうも言ったお父さんの言葉が耳に残った。

(・・・いやいや、あるでしょ。)

私がそう思ったことを彼は気づいているかどうかはわからない。

お父さんが見たかった『地玉』が気になってHPを検索して見たら、トップページに出てるそれらしいものがあった。

https://www.miraikan.jst.go.jp

これは是非とも見てみたい。

やはり次は、ある。爆  笑

 

来た道をそのまま駅へ戻るのも悔しいので、手前で見えていたガンダムのところへ歩いて行くことになった。

 

つづく

居酒屋さんで飲んで食べて。

手洗いに立ち、席へ戻ろうとしたとき、三本締めの拍子が店内に響いた。

(賑やかにやってるねぇ〜♪照れ

と感心してみたら、ウチの一行でございましたという・・・。

 

『ちょっとちょっと、なんだなんだ?びっくり

『何がどうした?』

 

カラオケ行くんだ、と決まったという。

じつは歌いたい人ばかりの集いでもあったから、それはもう自然の流れでもあった。

そして、賑やかさはこの日最大の山場を迎えることになる。

歌いながら握手してまわる者。

その姿を撮ろうとするのだが、明るさが足りずに撮りきれない者。

各々が思い思いに楽しんでいた時間は、まもなく終わりを迎える。

やはり終電には抗えなかった。ショボーン

 

宿に戻る頃には日付が変わる。

『遊び呆け』

この言葉が使えるのは、こういう一日だろう。

12,753歩。

この日の出来高である。ウインク

メトロ銀座線で一路、神田へ。

 

神田駅はほぼ改装を終えている。

以前より綺麗で広々と感じ、なにより明るくなっていた。

 

改札を出てまっすぐ居酒屋に向かうのかと思いきや。

これまであまり行かなかった東口方面へ進んでいく。

 

『HUB』という名の英国風パブ。生ビール

ハッピーアワーは16時から。

すでに始まっていて、店内は大盛況。

ドリンクもフードも先払い。

やんややんやとペースが上がる。

 

『あの・・・こっちご一緒させて貰っていいですか?一人だと寂しいんで。』

飲み物を倒してバタバタしていたところへそう希望する者が申し出た。

なんとなく、『どうぞ』となってしまった。。

広告業界で働く38歳のその男は、どこか草なぎ君のような雰囲気をもつ。

名前は・・・なんとかアキヒロ君だったが。

出身は兵庫県尼崎市だというから、驚いた。びっくり

聞けば奥さんが妊娠中で5月には父親になるのだという。

休日出勤で出てきて、4杯目を飲んでたところらしい。

なるほど、やや酩酊気味ではあった。

若者グループか、アダルトグループか。

どちらに混ぜてもらうか迷ったが、こちらにしたのだとも言った。

他愛のない世間話をしていたら、隣の若者グループの端にいたお姉さんもこちらの話に入ってきたりする。

そのお姉さんはアキヒロ君と同い年で、兵庫県姫路市の出身という。びっくり

こういうことは、よくよく考えればあっても不思議ではないが、ご縁とは面白いものだ。

 

しばらくして店を出た。

目的の居酒屋はすぐ近くにある。

場所を変えた・・・はずだったが、アキヒロ君も一緒に付いてきている。

 

席についてまもなく、アキヒロ君はいよいよ酩酊する。

しまいには眠り始めてしまったが、その場に放置することはしなかった。

少し経って目を覚ましたところで、『もう帰りな。』と退席を促す。

素直に立ち上がって店を出ていったアキヒロ君はその日、無事に帰れただろうか。

 

『梅酒ワイン、美味しいね〜♪』

ひときわ和やかな時が流れた。

どんな話をしたのかさっぱり記憶がない。

だが、ずっと笑っていたように思う。照れ

 

つづく

休場日で閉鎖されているゲート。

そこから引き返しがてら、波除神社に吸い込まれていく。

 

拝殿前には茅の輪が設けられている。

メンバーはそれぞれ左回りに3周するのだが、その様子に違和感を覚えた。

(これ・・・8の字にくぐるんじゃなかったか?)

よく確かめると、やはり8の字様にくぐる、と但し書きされている。

だが、皆さほど気にしていないようだ。口笛

 

築地場外市場をあとにする頃、入れ違いに来る人の波が大きくなっていた。

まだ小雨は落ちてくる。

傘は要りそうで要らない。

 

来た道を戻ることになった。

場所も店名も失念したが、銀座あたりの何やら上等なフレンチ風のカフェになだれ込む。

{BE46B721-0EC0-4659-A34A-5385222DAFB8}

カプチーノを団体オーダー。
アートに少しずつ変化を付けてくれているにもかかわらず、タマネギだのなんだのと少々やかましい。
ホールスタッフがカウンター内を気にしてソワソワしていたのを見逃さなかったのは私だけだったか。チュー

一休み終えて店の外へ出る。

・・・雨は上がったようだ。虹

『銀座だし、近くにクロムハーツのお店があるんじゃないか?』

調べてみると、すぐ近くにあることがわかった。

店先に看板はない。

ただ、銀色に輝く百合の紋章のみがかけられている。

 

店内にはごく少数の商品が展示されているだけで値札は見当たらない。

それはまさに高級宝飾品店のようだ。

実際、どれを取っても思い浮かぶ金額とは合致しないだろう。

ひとつ勉強になったのは、値段は米ドル建で決められるということだった。

だとすれば、ひと頃からすればこのところの円安傾向で最低でも3割から5割は価格上昇していることになる。

 

ビルの谷間に『もう手が届かねーー』という切ない叫びが響いた。口笛

 

(銀細工なのに、たいしたもんだねぇ。)

それは何事においても同じではあるが、興味のない者にはこの程度の感想しか浮かんでこない。

もう少し、いろんなことに興味を持つべきであろう。

人生は短いのだから。合格

 

夜は、いつもの居酒屋へ行くことに決まった。

まだ時間があるというので、ひとまずハッピーアワー狙いの前哨戦へ向かうことになるのだが、それですらもまだ早い時刻である。

 

それが理由なのかどうかはさておき、ソニービルへ立ち寄ることになった。

8Fではサウンドプラネタリウムが上映されており、少々待って鑑賞する。

ハイレゾ音源でのコンテンツは、少々ゲインを上げても破綻しない。

それどころか音声の自然な響きと奥行きが鮮明さを伴って耳に押し寄せる。

目の前に設置されているアンプと1本のスピーカーは家庭用程度のものらしい。

それらはしばらく興味を失っている間にかなりの進化を遂げていた。

興味というものは持ち続けるべきものであることを知る。

人生は短いのだから。合格

 

プラネタリウムを観終えて退場するのに、係員は混雑を理由に階段へ誘う。

降りていくとそこはショールームになっていて、階を下るとともに古き良き時代の製品展示に変わっていく。

懐かしい機材を眺めながら、適当に、まったく適当に作った放送劇でコンクール参加し、各校発表中にもかかわらず顧問の眉毛太い先生とお地蔵さんのような部員に黙って他の二人と会場を抜け出し、姫路城を堪能したことを思い出す。口笛

授賞式が始まるタイミングで会場に戻るとなぜが自校の名が呼ばれていて、訳も分からずに賞状を貰ったら佳作だった。

なにがウケたのか、未だにわからない。

 

話を戻さねばならない。

時刻はようやく午後3時。

まだハッピーアワーに届かない。

 

我々一行は信号を渡って東急プラザ銀座へ入っていく。

屋上からの眺めは・・・ひとつの発見があった。

エルメスの入るビルの屋上に、騎士(?)の像が掲げてある。

真下からはまず見えない場所なのだが、何かのこだわりなのだろう。

 

ひとつ階下に降りると、飲食店や雑貨店がある。

ガチャガチャをやろうとして商品が出てこない者や、どこかで見たような妙なキャラクターのトートバッグを買う者。

皆、好き好きに彷徨うのがいつものスタイル。

館内はどこも暖房が効いていて喉が乾く。チュー

同じフロアのひと休みに入ったお店で小綺麗なお飲み物を頼んでみる。

{CEF01FAF-6EF2-40D6-B8AA-30DC38B9597B}

炭酸系だったはずが、底の濃いシロップを混ぜてるうちにガスが全部抜けてしまうという物哀しい出来事を経験しながら、まあ兎にも角にも潤うことはできた。

 

そのうち、いい時間になってきた。

つづく


07:15 小雨のなか宿所を出発した我々は、新橋会メンバーが待つ銀座四丁目交差点を目指す(大げさチュー

傘は要りそうで要らない。

 

途中、まだ静まりを保つ早朝の伝法院通りから仲見世通りへと抜け、あの雷門へ裏手からアクセスを試みる。

 

人の気がない雷門は、初めてだった。

あと2時間もすれば、この画面だけで数十人は写り込むんだろう。

 

メトロ銀座線・浅草駅へと階段を降り、発車を待つ車輌を見て驚いた。

(黄色の帯やったのに・・・真っ黄色になってるやん)

こうして時代は移っていく。

 

07:55 乗車時間にして18分。

我々は集合場所である銀座四丁目交差点に到着する。

指定時刻の5分前であったが、すでに他メンバーは集合を終えていた。

うち一人との『初めまして』のご挨拶もソコソコに、目的の築地場外市場へ向かって歩を進める。

傘は要りそうで要らない。

 

3人から6人となった我々は、中央通りを渡って晴海通りをまっすぐ進む。

さらに昭和通りを渡ったところで、突如として何やら歌舞伎的な建物が現れた。

・・・そのまんま、歌舞伎座である。

 

歌舞伎座の地下へ降りることになった。

売店はもう開いている。

ちょうどいい、本当にちょうどいいハムたまごロール(140円)に心が乱れる。

『ダメよ。今から築地行くんだからね!』

涙をのむしかない。チュー

 

地上では幹事長が近くまで来ているという。

我々は売店を後にした。

 

地上に出てふと思い出したことがあった。

(そうやん、ここが歌舞伎座やったら裏手にはあの喫茶アメリカンが?)

単独行動でなかったことを残念に思ったのは、この時だけでしかない。

 

 

{FA1B26CD-DE69-4A14-B826-F361D4743B9C}

 

玉子焼き味くらべから始まった築地食べ歩きは、伊勢海老やら練り物やらと続く。

傘は要りそうで要らない。

そうこうするうち時間の経過とともに人が増え、狭い場内は歩くにも困るくらいになっている。

 

この日、月曜ではあるけれど祝日であった。

肝心の築地市場は休場日にあたり、一般観光客は入場できない。

いわゆる築地メシを出す店はゲートで閉ざされたその場内にある。

『あらま、ざんねーん!爆笑

その時の、そのくらいの感覚でしかなかったことを反省せねばならない。

わずかに生じたズレであったが、このあとも我々を翻弄することになるということをまだ誰も気づかない。

その代償は足で償うことになる。ガーン

 

つづく