居酒屋さんで飲んで食べて。
手洗いに立ち、席へ戻ろうとしたとき、三本締めの拍子が店内に響いた。
(賑やかにやってるねぇ〜♪)
と感心してみたら、ウチの一行でございましたという・・・。
『ちょっとちょっと、なんだなんだ?』
『何がどうした?』
カラオケ行くんだ、と決まったという。
じつは歌いたい人ばかりの集いでもあったから、それはもう自然の流れでもあった。
そして、賑やかさはこの日最大の山場を迎えることになる。
歌いながら握手してまわる者。
その姿を撮ろうとするのだが、明るさが足りずに撮りきれない者。
各々が思い思いに楽しんでいた時間は、まもなく終わりを迎える。
やはり終電には抗えなかった。
宿に戻る頃には日付が変わる。
『遊び呆け』
この言葉が使えるのは、こういう一日だろう。
12,753歩。
この日の出来高である。