人間と動物と植物 細胞肥大の原因 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

 

 

動物の不調は細胞肥大から始まる。

 

生物の細胞は動物も植物もその種によって数も細胞の中身の構成物質も決まっている。  細胞肥大とはその構成が崩れることであり、崩れる原因は異物によるものだ。

 

地上の食物連鎖は植物から始まり、植物細胞の肥大はその植物を食べた動物、さらにその動物を食べた動物へと連鎖して細胞肥大を引き起こす。

 

動物の肥満は細胞が増えたわけではなく特に皮下の細胞肥大が原因であり、体型が元に戻りにくいのも細胞肥大が原因だ。

 

何故動植物の細胞は肥大と収縮を繰り返し自在に伸び縮みするのだろうか。  肥大の目的は植物と動物では異なる。

 

動植物など地上の生物は表土で生まれ表土で生を終える。

表土とは通気性のある土中も含まれる。

有機物は水と大気と表土の微量ミネラルで形成され、また元の水と大気に戻る。

表土とは生命の誕生と消滅を司る聖域であり、消滅失くして誕生もない。

 

植物細胞が肥大する目的は、表土で生を終えた有機物が微生物によって分解され無機となり、雨水に溶け込んだ無機を根から吸い上げ葉や果実に蓄えて分散、元の元素に戻すことだ。

 

植物は自ら築き上げた環境で適度に他の動植物の成分・ミネラルを得ているが、さらに余分な廃棄物を細胞内に仕込む為に肥大するように出来ている。 つまり浄化槽の役割を担っている。

地上部が短命の草類は葉茎・果実共に肥大。

草から進化した長寿の樹木は肥大を抑え、枝葉を増やし果実を増やすことで分散、細胞肥大によるダメージを抑えようとする。

 

基本が隔年結果の果樹栽培が成り立つのは、異物廃棄の為に実を増やす植物の特性を利用したものであり、肥料・異物なしでは成り立たない。 野菜はともかく国内に完全な果物が流通しないのはそれが理由だ。 流通していれば難病も激減しているはず。

 

葉や根菜や果肉の細胞は、ミネラルや成分の比率は決まっている。

そこに土中から排出する余計なものが入るのだから、当然そのバランスは壊れる。

肥大により細胞バランスが壊れた植物は自己分解が出来なくなる。

つまり枯れてしなびるのではなく腐敗して溶ける。

 

植物にとって土壌の浄化は最初から決まった使命だが、そんな植物ばかりでは困るのがそれを食料にする動物だ。

植物が定めた正常なバランスの範囲内なら問題ないが、それを超えれば自らの心身の制御が困難になり不調・病を招くことになる。

 

自然界ではすべて植物がそうなるわけではなく、大型動物が死んだ場所や人為的な異物が流れ込む場所ではそうなる。

協生農法の畑でも不自然に肥大する農産物も出て来るが、大半の産物が正常ならそれらを食べても問題はない。

慣行農法や有機農法などは全面異物なのだから、正常な植物はほとんどない。

 

排水や人が異物で肥大させた農産物や、田畑の草木や人間の残飯や家畜の糞尿で作った堆肥、米ぬかやぼかしなど、植物が自力調達するもの以外はすべて「異物」に入る。

 

それらの動植物を日々食べ続けた人間はどうなるのか。

心身の制御が困難になるだけでなく、異物を蓄えた動植物同様に自らも異物を蓄えることになる。

それが皮下脂肪であり内臓脂肪、他の動物と同じだ。

 

動物の細胞の肥大は主に皮膚細胞の下部に制御エネルギーとなる脂肪を蓄える為であり、植物のように土壌浄化が目的ではなく、不自然な脂肪を蓄える為でもない。

同じ肥大でも植物細胞の肥大は太古からの営みだが、人間と家畜とペット、それに養殖魚が蓄えた異質の脂肪は、地球史上他に類がない脂肪だろう。

生命を作ろうとした人痴が生み出した独特の脂肪と言える。

 

皮下脂肪と内臓脂肪、どちらも貯蔵場所が満タンになれば、後は筋肉の隙間に溜めるしかない。  これが多くの人が好む人為的なサシであり、霜降り肉の誕生秘話だな。

最初は旨く感じるが、本来の肉と異なり胃がもたれて大量には食べられない。 これが肉嫌い脂肪嫌いになる最大の原因。

 

血管が詰まって脳溢血や心臓病でお迎えが来る寸前の肉・・と言えば夢も希望も無くなるが、大量のトウモロコシをガチョウに食べさせ、肝臓を肥大させて作るフォアグラも同じで、人間の食文化にあまりケチはつけたくない。 お野人も食べるし・・汗

 

ただ皮下脂肪も内臓脂肪も本来の脂肪ではないのだから制御エネルギーのバッテリーとして普通に使えない。

あまり役には立たないから、貯蔵十分にもかかわらず「制御困難」のSОS「空腹信号」は出続ける

 

体の制御不能な上に脂肪は粗悪で使うのも困難、溜まる一方で消費されにくい脂肪、これがメタボの理由だな。

 

脇腹の脂肪・・落ちにくい汗」・・と嘆くのは当然。

ダイエットや食事制限や運動やサウナで無理に落としても方向が間違っているのだから、食べ物を変えない限り徒労を繰り返すことになる。

脂肪の質を本来に戻せば簡単に消費する、野生動物のように。

 

食べ物のすべてとは言わないが、適当に本来の食べ物を食べていれば体の制御は働き、ある程度正常な体型には戻る。

何が本来の食べ物なのかは下記資料を参考に。

 

カロリーや栄養バランスや繊維質など考える必要はまったくない。

生命体は例外なく他の正常な生命のエネルギーで心身を維持、空気中から電気と言う動力エネルギーを得て活動している。

 

 

   今日のお電気・・・ 晴れ音譜

 

 

植物の2つの役割と境界線 | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

草が密生する理由 2 | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

成長と肥大 2 誕生と消滅 | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

植物に肥料が必要ない理由 | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

動植物の細胞の優れた機能 | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

人間と動植物のメタボ論2 メタボはメタボから生まれる | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

必要十分条件を満たす人間の食べ物 | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

「生命の原理」 解説 | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

内臓脂肪と皮下脂肪の重要な役割 | 野人エッセイす (ameblo.jp)

 

お役に立てたら・・ クリッククラッカー

              ダウン
にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村