草が密生する理由 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

「土壌作り」「野菜作り」「作物」「連作」と言う言葉が示すように、人間の農法は「作る」ことを前提にしている。

しかし自然界は作ることを前提にせず、出来る仕組みを有している。

 

その仕組みを築く代表が何処にでもある「草」であり、草なくして自然循環の仕組みは築けない。

草もまた野菜と同じ植物であり、人に作れるものでもなく、土着微生物や虫達の力なくして「表土」の完全な仕組みは築けない。

 

築けなければ自然界の産物ではなく、食用植物としての生命力もなく、人知の産物、加工食品でしかない。

大地をフライパンとして、色んな調味料で食べ物を作ることと変わりないのだ。 だから室内工場でも出来る。

 

土壌、植物は、「何故植物が意志をもって育つのか」もわからない人間には作れるものではない

 

生命を作ろうとしたのが人類最大の過ちであり、その過信が環境の破壊を招き、人類及び他の動植物の健康悪化を招き入れた。

 

その過ちの上に多くの産業が構築され、過ちの修正は大きな痛みと産業破壊を招く。

しかし、修正しなければその先にはもっと大きな痛みと苦しみが待っている。

 

自然とは、循環とは何か、その物理的仕組みを解く学問はなく、重要なことが完全に抜けている。

現農業は、早く大きく育てたいと言う人間の欲が生み出した食品加工法とも言える。

 

地球上で平均20㎝未満の表土の仕組み、循環の仕組み、草が密生する理由・・

あらためて学び直してもらいたい。

 

草が必ず密生する理由・・

 

密生しなければ、地上すべての生命が誕生して成長、消滅する仕組みは絶対に築けない。

 

密生して根が絡みあって芝生のように表土を覆い尽さなければ有機物の完全分解・循環は出来ない。

つまり草木は「有機物の分解消滅」「元の元素に戻す」という循環の重要な役割を担っている。

 

その為に草は自らの細胞を何倍にも膨らませ、土中の不要元素を吸い上げて地表に廃棄・分散する。

人間がそうであるように、植物もまた種ごとの細胞数は決まっており、1枚の葉の細胞数が増えることはない。

 

個々の細胞が異物を吸いこんで肥大するのであり、丹精込めて肥料で育てれば喜んで成長するわけではない。

 

循環ではなく人が与える肥料は、植物にとっては土壌汚染物質であり、土中には不要な廃棄物

農地の地下水が飲めるかどうか水質検査すればわかる。

 

牛糞鶏糞などの有機肥料?で膨らんだ植物を好んで食べるのは人間だけであり、放牧の牛は糞で肥大した草を選んでは食べない。

 

正常な植物は密生混生することで多くの微生物・昆虫・動物を招き入れ、互いの生命エネルギーを得て育つ。

必要なミネラル、養分はそれでじゅうぶん、不要な成分は我が身を膨張させて地表へ吐き出す。

 

流通する野菜果物には正常の条件を満たすものは見当たらない。 それでは動物の体調は維持出来ない

いくら無農薬・無肥料を唱えようが耕せば表土破壊であり、破壊された表土からは正常な生命は生まれない。

生命の循環を遮断するビニルマルチもまた表土を必要としていない。

 

植物は微生物に住みかとエサを与え、微生物が分解した無機を根から水と共に吸い上げ、地表及び大気に分散、大地の浄化槽の役割を果たしているひらめき電球

分解消滅なくして誕生もあり得ない

元素の量は不変なのだから。

 

表土とは海そのものであり、表土は海の循環の仕組みをそのまま維持している。最も必要なものは草の密生だ。

海の仕組みを壊せば海の生き物は生きられないように、表土を壊せば陸の生き物は生きられない。

 

 

表土の嵐

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砂漠化のプロセスと復元のプロセス

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大地に草が密生 森になる理由 2

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