しかるに、阿部あべ日顕にっけん大草おおぐさかずはこのだいほうぼうを知りながらがっかいとの抗争に山崎やまさき正友まさともを利用せんとしてこのだいほうぼうの男と結託けったくをした。
 これを見れば、阿部あべ日顕にっけん大草おおぐさかず山崎やまさき正友まさともと同じく戒壇かいだんだいほんぞんに対したてまつる信心がまったくないことがわかる。
 かかる不信のやからだいほんぞんそば蟠踞ばんきょすることだいしょうにんさまがお許しにならない。
 山崎やまさき正友まさともはすでに死亡してにゅう阿鼻あびごくになっております。
 残るは阿部あべ日顕にっけん大草おおぐさかずの二人だけ。この二人をすみやかに宗門しゅうもん追放ついほうすべきと私はおもっておりますが皆さんどうですか(大拍手)。

 ただし、宗門しゅうもん追放ついほう権能けんのうは時のかんにある。
 ゆえに私ははや日如にちにょ管長かんちょうに以下のことを申し上げたい。

 「阿部あべ日顕にっけん大草おおぐさかずの二人はほんぶつ遺命ゆいめいたる国立こくりつ戒壇かいだんを誹謗したのみならず、今戒壇かいだんだいほんぞんかたきとなった山崎やまさき正友まさとも結託けったくした。
 よって、日興にっこう上人しょうにんが民部日向を断固擯斥ひんせきあそばしたごとく速やかに追放ついほうし給え。
 しこうしてこの悪を除去した上で、かん上人しょうにんおんみずから『だいしょうにんの唯一の遺命ゆいめい国立こくりつ戒壇かいだん建立こんりゅうである』とせんあそばせば、遺命ゆいめいしょうは一時に正系門家によみがるものと確信かくしんいたします。
 もはや優柔ゆうじゅうだんは許されません。
 正系門家がいつまでもだい遺命ゆいめい国立こくりつ戒壇かいだんを否定したままでは何ともだいしょうにんさまに申し訳がない。
 また、日本にっぽんに残されたかんも少ないと存じます。
 早くたいくだされますようただ伏して願うのみであります」

 これが私のせつなる願いであります。
 世界の情勢を見れば、だいしょうにん御予言のごとく前代ぜんだいもん大闘諍だいとうじょうこく来難らいなんは刻々とせまりつつある。残されたかんは少ないんです。
 さあ、顕正会員は早く三百万をげて、だいしょうにんさま御馬ごばぜんさんじ、次なる御命令をつつしんで全員で聞きたてまつろうではありませんか。


令和元年 7月24日 7月度 総幹部会 浅井先生指導