蒸しりんご店長のりんごです。
早速ですがアトピーと人体常在菌のことを書いていきます！
常在菌の前に、体の菌に関してまずは
書こうと思っていたことがあります。
それは黄色ブドウ球菌に代表される菌により
アトピーの人は非常に
感染症にかかりやすいということ。
細菌感染にも、ウィルス感染にもね。
このことをしっかり知っておかないと
本当にとんでもないことになります。
実際に、茶話会などでも
アトピーの経験がある人が集まると
１０人いたら3,4人ほどは
細菌感染で、えらい目にあった人がいます。
中には入院レベルの方もいます。
よくあるパターンが子供のアトピーに対し
ステロイドは使わずにアレコレ民間療法を試していた時
炎症がひどくなり、微熱までも出たので
病院に連れて行くと
『ステロイドも使わず
きちんとした治療をさせずに
こんなになるまで！
あんた何やっているんだ！』と
罵倒された。
こういうつらい経験をされた人もいます。
（※ちなみに感染症はステロイド塗ってたからって
ならないわけではないです。）
ここまでならなくても
アトピーの炎症と思っていたら
実は感染症だったという経験がある人は多いです。
アトピーとなると、アレルギーか何かで
腸内細菌のことが重要で
つまり『内側に問題がある』という
ことにばかりフォーカスされて
皮膚のケアの情報が圧倒的に不足しています。
界面活性剤が良くない
石鹸、洗剤を変えようなんていう話くらい。
でもステロイドを使う人も使わない人も
アトピー肌で最も怖いのは細菌感染です。
アトピーって多因子疾患（=原因イロイロ）だから
何が悪化の要因かは人によって違うんだけど
場合によっては
アトピーの炎症＋感染症の炎症状態に
なっている人が多いようです。
人の皮膚には様々な常在菌がいて
バランスを保ち皮膚のバリア機能を維持しているんですが
アトピーの人は黄色ブドウ球菌が
繁殖しやすいことが分かっています。
そのことは２０１５年の４月に
慶応の論文でも注目されました。
アレルギーで炎症が起きている皮膚（汁ダラダラ状態とか）に
黄色ブドウ球菌が異常繁殖しているというのは
知られていたのですが
アレルギーがあるなしに関係なく
アトピーの人は黄色ブドウ球菌が異常増殖しやすく
そこからアトピーが発症、憎悪するのがわかったわけです。
だいたい”普通の人”は、常在菌の表皮ブドウ球菌はいても
普通の人の腕なんかの皮膚から黄色ブドウ球菌なんて
検出されないとのこと。
検出されるとしても、鼻の周りとかピアスの穴とか。
それがアトピーの人は
普通の炎症がない状態に見える皮膚でも
黄色ブドウ球菌が常人の100倍～1000倍繁殖しているんですって！
でも、この黄色ブドウ球菌の話って
アトピー歴が長い人には常識よ！って
感じかもしれないけれど
私は娘ちゃんのアトピー発症までは
恥ずかしながら知りませんでした。
で、色々調べる中で初めて知りました。
そのことはこのブログにも記事にしています。
＞＞アトピーと細菌の異常繁殖
そして実際に周りで話してみると
感染を起こしていて発熱で病院行ったとか
カポジ（ウィルスの飛び火）経験者はゴロゴロ居ます。
（※カポジ＝カポジ水痘様発疹症。
単純ヘルペスウィルスが拡大して炎症）
実際、うちの娘ちゃんでも感染症のかかりやすさを
身を持って体験したんです。
今年１月、娘ちゃん、おたふく風邪にかかったんです。
おたふくの症状自体は大したことはなく
３８度台の熱が2,3日でたかな。
でもその程度の熱、本人元気！だったのですが
唇の端にポチッとヘルペスができたんです。
ああ、いわゆる熱のはなね～
やっぱりちょっと抵抗力弱っているな
なんて思っていたら・・・
翌日、口腔内全部が！！
白い斑点のように広がる口内炎！！
もうそれはそれはすごかったです。
歯茎も腫れて赤く充血。
歯磨きをしようとすると出血。
口を開けるのも痛くてままならない。
痛い、痛いって泣いていました。
その後、唇の端から顔にも飛んだので
これはいかん！カポジになる！！と
対策を強化したのでした。
この時、既に、「アトピーの人は
感染症にかかりやすい
カポジなんて本当に要注意！」と
知識としては知っていたので対策はできましたが
改めて、本当にこの子
感染症によわいんだな、と痛感したのでした。
子供のアトピー対策を考えているお母さんは
必ず感染症のことは知っておいて下さい。
炎症が治まらないな～
なんか拡がってきてるかな～
という時は、アトピーそのものよりも
細菌感染の可能性大ですし
そういう時に、例えば
『◯◯温泉がアトピーに良いってよ』
『この塗り薬がいいってよ』
なんていう情報を聞き
悪化を抑えたい一心で
試してみると悲劇が起きたりしますよ！
温泉なんて場合によっちゃ一気に感染、発熱コースですよ。
ステロイド無しで頑張っていて
感染症起こして病院行こうものなら
相当批判されますからね。
しかし、かと言って感染症には
ステロイドも効かないんですけどね。
むしろ拡がります。
ステロイド塗っている人も
最近あんまり効かなくなったな～
って、そのまま頑張って塗り続けると
感染症おきていたら
指で塗ることで感染拡大させることになりますからね。
なんといってもステロイドって
抗炎症の強い免疫抑制剤です。
免疫を抑制するんです。
免疫=敵と戦う力を抑制。
炎症って敵と戦っているから
おこっている現象だからね。
炎症を抑える＝戦いを止める
だから戦う力を奪っているから
敵はやりたい放題！
細菌、ウィルスはどんどん増殖します。
ということで
ステロイド使う使わないに関係なく
アトピーの子を持つ親なら
絶対に知っておいたほうがいい感染症対策。
どうしたらいいのかを
次回以降書きますね。
つづく→『アトピーは冷え対策ほど簡単な構造ではないのです。』
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6月13日アトピー茶話会終了
夜中に汁まみれ、血まみれになるまで掻きむしる娘を前に
孤独な夜を何度過ごしたことか。共有し前進する場を。
・子どもとアトピーまとめ（もくじ）
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逆子妊婦さんへの想い
切らずに産めるものならば！
逆子の方には本当にぜひ知っておいてほしい情報です。
お灸だけでなく、逆子を戻すコツがあることも知って下さい。
逆子を戻すにはお灸よりも何よりも大事なコツがあります。
知っているか知らないかで天と地ほどの差があります。
けれど、蒸しりんごに来ることが難しい妊婦さんへ
逆子を戻すためにも早いうちにぜひ活用されて下さい！
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VBACへの想い
おおよそ3ヶ月に1回開催のVBAC茶話会。
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