ボールルームへようこそ 第6話 「ライン・オブ・ダンス」 感想 男子の本懐を果たす賀寿 | ながめせしまに@無為

ながめせしまに@無為

これ知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなす。これ知るなり。

第6話 「ライン・オブ・ダンス」

 

公式あらすじ

 

 真子を放って兵藤のかわりに雫とカップルを組もうとする賀寿。そんな賀寿に真子を認めさせ元のカップルに戻すべく、多々良は勝負を挑む!! しかし、いざ真子と組んで練習を始めてみると問題続出で……!?

 

 

 

 

レビュー&感想

 

 ダンスは競技者が反時計回りの流れに沿って踊るものらしい。それぞれの競技者が無差別に踊るとぶつかってしまうなと妙に納得。

 

仙石でさえ驚く速度で実力をつけていくタタラ。トントン拍子で成長しているが、相手が雫と賀寿。二人ともTOPクラスの実力者だけに、そう簡単に勝てる相手ではないように思う。とすれば、一泡吹かせるが競技の結果では負けというのが無難な落とし所だろうか。

 

 

進化するタタラ 優しさと信頼の違い

 

 タタラと真子はとても似ている。お互いの気持ちを思い遣り、相手を気遣うことに長けている。タタラと真子の電話でのやりとりは微笑ましかった。もう真子ちゃんメインヒロインでいいんじゃないかな・・・とさえ思ってしまうほどに。こんないい子そうそうおらんでしかし(*´σー`)

 

この電話を境に、自分の踊りたいように踊り始めるタタラは、「ダンサーの顔をしている」と仙石が目を丸くしてしまうほどの覚醒を再び見せる。タタラの今の実力では相手を気遣い、そして周囲を気遣いながら踊ることは難しい。

 

開き直ったタタラは自分こそ主役だ!と言わんばかりに堂々とした踊りをしている。仙石の言葉によればこうした自信というのはダンサーに必要な要素らしい。自分の意思を持って踊り始めたタタラを見た真子はとても嬉しそうな表情をしている。この時の真子の表情はいい表情でとても可愛かった。

 

 自分を気遣ってくれるタタラの優しさは女性としては嬉しいのだろうが、真子がタタラに求めてるものはそうした優しではなかったようだ。タタラが自分の事を信用して踊っている、すなわち二人の間にパートナーとして必要な信頼関係があると感じ、真子は嬉しそうな表情を見せたのだと思う。相手を気遣うにも色々な形があるのだなとハッとさせられるシーンだった。

 

 

 

 

男子の本懐を果たした賀寿

 

 

 下心満載で笑ったw 賀寿にとって雫は勝つために必要なパートナーというよりも、小さい頃から憧れていた意中の相手。ある意味ダンスを続けてこれたのも、雫への恋心という実に男らしい動機で嫌いになれないw 

 

真子の件が済んだ後は作中でも上位の好きなキャラになる気がする。ダンス中は体格差があるためセーブして踊るなど、一応真子の事を気遣う面もある。

 

 

 

関連記事リンク

 

第一話 簡易感想

ボールルームへようこそ 第2話 「兵藤 清春」 感想

ボールルームへようこそ 第3話 ワルツを踊れ 感想

ボールルームへようこそ 第4話 「ダンサーズ・ハイ」 感想

ボールルームへようこそ 第5話 「パートナ-」 感想 大技(ノーブラ)で初登場する新ヒロイン

 

ボールルームへようこそ 第7話 「天平杯」 感想 パットの女神様!?

ボールルームへようこそ 第8話 「現実」 感想 「んーーっ♡ コォラッ♡」

ボールルームへようこそ 第9話 「花と額縁」 感想 一流は一流を見抜く

ボールルームへようこそ 第10話 「ボルテージ」 感想 やっぱりシスコンだったか

ボールルームへようこそ 第11話 「評価」 感想 いい落とし方だった・・・でも・・・

ボールルームへようこそ 第12話 「出会い」 感想 初手ちゅっちゅ

ボールルームへようこそ 第13話 「お見合い」 感想 思ったよりチョロそう

ボールルームへようこそ 第14話 「結成」 感想  歪なカップル

ボールルームへようこそ 第15話 「じゃじゃ馬ならし」 感想  タタラの選択

ボールルームへようこそ 第16話 「四本足」 感想

ボールルームへようこそ 第17話 「表現者」 感想  大事な事はお風呂で話すのが日本の伝統文化

ボールルームへようこそ 第18話 「背番号13」 感想 タタラ覚醒の兆しか?

ボールルームへようこそ 第19話 「敵(ライバル)」 感想 

ボールルームへようこそ 第20話 「友達」 感想 ダンスとは非日常