ボールルームへようこそ 第15話 「じゃじゃ馬ならし」 感想  タタラの選択 | ながめせしまに@無為

ながめせしまに@無為

これ知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなす。これ知るなり。

第15話 「じゃじゃ馬ならし」

 

 

 

ネタバレなしの簡易感想

 

エピソード別の満足度

×××度し難い  ××不快  ×退屈/あまり好みではない  ▽微妙/何かが足りない △まずまず楽しかった
▲なかなか楽しかった  ○楽しかった ◎凄く楽しかった ◎◎大満足 ☆名作回 ☆☆傑作回 ☆☆☆神回

 

 第09話 「花と額縁」

 第10話 「ボルテージ」

 第11話 「評価」

 第12話 「出会い」

 第13話 「お見合い」

 第14話 「結成」

 第15話 「じゃじゃ馬ならし」


          ____
        /      \    うーむ、この展開は予想できなかったな
       /  ─    ─\  思った以上にシナリオ攻めてくるな
     /    (●)  (●) \  
     |  ∪   (__人__)    | ___________
     \     ∩ノ ⊃ / | |             |
___(  ` 、 _/ _ノ   \ | |             |
| |   \   “  / ___l  || |             |
| |   | \   / ____/| |             |
| |   |    ̄             |_|___________|
 ̄ ̄ ̄ ̄("二) ̄ ̄ ̄l二二l二二  _|_|__|_

 

※注 以下ネタバレ含む

感想

 

 

 今回は大胆な展開で大きく話が動くエピソード。ライバルの母(マリサ)に教えを乞うことになったタタラと千夏。マリサ好きとしては嬉しいが仙石との決別もあり複雑な気分。

 

前回マリサにパートナーばかり踊られせてずるい子と言われたタタラは、その真意を聞くべくマリサのもとを訪れる。そして、タタラの今の欠点について指摘を受ける。

 

花と額縁というエピソードもあったので、競技ダンスというものはどちらかといえば女性が主たるものでリード役の男性は従属的なものかとも思ったが、実際の採点競技としてはまずリード役の男性の出来不出来で振るいにかけられるものらしい。

 

そして、教室で会った釘宮。何とも傲慢で屈折した表情を見せる選手との出会い。釘宮はリード役としはタタラよりもはるかに格上だが、パートナーに対する意識は以前の賀寿を思わせるようで、タタラとは真逆の考えを持っている。

 

ただ、賀寿とも異なり女性は男性に従って踊るものというような意識があるらしく、素人的視点ではダンスは二人で作っていくとものというタタラの考えに共感を覚える。そのため、気持ち的にはタタラを応援したいが、それが競技ダンスで上を目指すうえで正しいのかどうか分からず、何とも複雑な心境になって見ていた。 

 

マリサの忠告を無視してグランプリにエントリーしたタタラだが、当面はこの釘宮をリード役として乗り越えなければならないように思う。タタラの考えが正しいのだという事を是非タタラなりの結論と過程で見せて釘宮にひと泡吹かせて欲しい。

 

 

 一方、今回はもうひとつ大きな山場を迎えた。タタラは自分をダンスの世界に誘った仙石と決別し、ライバル清春の母マリサのもとで勉強する道を選択する。

 

競技者としては日本で断トツの仙石も今は世界を飛び回る現役選手。そのためタタラに教える時間も十分にとれず、タタラは自分が少しでもそうした仙石の足枷になることを嫌ったのかもしれない。そして、指導者としての実績もあるマリサのもとで更なる飛躍を目指すことになる。

 

ストーリーの当初から絡んでいた仙石と決別するのは寂しいが、いつかタタラが仙石と同じ舞台に立ちライバルとなる日が本当にあるのかもしれない。仙石が本当はどういう気持ちでタタラを送りだしたかは分からないが、やはり心の片隅では寂しさはあったのではないだろうか。以前、仙石が弟子らしきものを取ってることに驚いてるシーンもあったことから、タタラは仙石が初めて直に手をかけた教え子だったのかもしれない。

 

 千夏に相応しいパートナーになるべく大きな選択をしたタタラ。きっと良い方向へと転がるのだろうが、タタラと千夏の二人がどのように成長し、考えがどのようなに変化していくのかその過程を見るのが楽しみである。

 

 

その他

 

・釘宮「クズだな」 ともてむかつくいい演技だったw 

・ゲイぽいキャラ出てきたなと思ってみてたら、本当にゲイオチで笑ったw 仙石の焦りようも笑ったw

・千夏「ま、私はパートナーですからついていきますけどぉ?」 千夏ちょっとかわゆい

 

 

 

 

過去記事・関連記事のリンク

 

第一話 簡易感想

ボールルームへようこそ 第2話 「兵藤 清春」 感想

ボールルームへようこそ 第3話 ワルツを踊れ 感想

ボールルームへようこそ 第4話 「ダンサーズ・ハイ」 感想

ボールルームへようこそ 第5話 「パートナ-」 感想 大技(ノーブラ)で初登場する新ヒロイン

ボールルームへようこそ 第6話 「ライン・オブ・ダンス」 感想 男子の本懐を果たす賀寿

ボールルームへようこそ 第7話 「天平杯」 感想 パットの女神様!?

ボールルームへようこそ 第8話 「現実」 感想 「んーーっ♡ コォラッ♡」

ボールルームへようこそ 第9話 「花と額縁」 感想 一流は一流を見抜く

ボールルームへようこそ 第10話 「ボルテージ」 感想 やっぱりシスコンだったか

ボールルームへようこそ 第11話 「評価」 感想 いい落とし方だった・・・でも・・・

ボールルームへようこそ 第12話 「出会い」 感想 初手ちゅっちゅ

ボールルームへようこそ 第13話 「お見合い」 感想 思ったよりチョロそう

ボールルームへようこそ 第14話 「結成」 感想  歪なカップル

 

ボールルームへようこそ 第16話 「四本足」 感想

ボールルームへようこそ 第17話 「表現者」 感想  大事な事はお風呂で話すのが日本の伝統文化

ボールルームへようこそ 第18話 「背番号13」 感想 タタラ覚醒の兆しか?

ボールルームへようこそ 第19話 「敵(ライバル)」 感想 

ボールルームへようこそ 第20話 「友達」 感想 ダンスとは非日常