NEW GAME!! 第7話 「凄く熱い視線を感じる」 感想 うみこの思い | ながめせしまに@無為

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第7話 「凄く熱い視線を感じる」

 

 

レビュー&感想

 

 前回は青葉がコウという大きな壁にぶつかりながらも前へと進んだシリアス寄りのエピソードだったが、今回はNEW GAMEらしいリラックスして楽しめるエピソード。

 

今回は新入社員加入のエピソード。第一話で新入社員の採用はないという話だったので少し驚いた。インターンを経てからの採用ということで現在は研修期間のようだが、嬉しいことにようやくねねっちが青葉の会社にやってきた。これでねねっちの出番は増えると思うと満足。

 

師匠とそして幼馴染みを前にガチ面接をするねねっちの様子は、得も言われぬ空気を醸し出し非常に面白かった。

 

そして、新入社員としてもう二人の新キャラが追加された。二人のうち一人は、少しコミュニケーション面ではポンコツっぽい感じだが、コウのキャラデザと青葉のキャラデザを見分けるなどデザインのセンスは優れている様子。初対面から青葉をライバル視するなど、おそらく噛み合わないであろう青葉と紅葉の掛け合いはコント仕立てになりそうで楽しみ。

 

 

 

ねねっちのやりにくい面接

お友達気分では困る

 ねねっちがやりにくいと心の声で呟かずにはいられなかった気持ちが良く分かるw あの場に青葉を連れてきたうみこは、意図はあったにせよ、なかなかの鬼だと思うw 

 

うみこの目的はおそらく、公私混同せずプライベートと仕事をきちんと分けられるか。すなわち、お友達気分で来られては困るという事をねねっちにしっかり意思表示したかったのだろう。

 

それゆえ、もしここでねねっちが面接という場で普段のように砕けた姿を見せたら、おそらくうみこはねねっちを不採用にするつもりだったのだろうなと推測できる。

 

 それにしても、このコント仕立ての面接は非常に面白かった。想像するだけで気まずさが半端ないものがある。もしあの場に青葉の立場としていても気まずい。人生を左右する大切な場だけに、応援したい気持ちのほうが強いだろうが、それでもあまりの意外な展開にあっけに取られて笑ってしまいかねない。

 

先に退室を命じられたのが青葉だったシーンも『そっちなの!?』という具合にジワジワと笑いが込みあげてくるものがあったw

 

 

 

期待しています

うみこのけじめ

 ねねっちに(暫定の)合格を告げたうみこは、改まった様子で「期待しています」とその胸の内を告げる。このシーンは今回のエピソードの中でベストの素晴らしいシーンであった。

 

先にも触れたように、うみこはもしねねっちがこの面接の場で、自分と青葉といういわば顔見知りの姿を確認し、気を抜きお友達気分の雰囲気を見せたら不合格を告げたと思う。それは、技術不足なのを承知のうえでねねっちを強く推している、うみこだからこそのけじめといえる。

 

ねねっちは公私混同せずにしっかり礼儀作法を守り、一社会人としての当然に要求されるべき態度を全うした。これを見たうみこは嬉しかっただろうなと思う。顔見知りだからこそ入れたい気持ちは強い。しかし、顔見知りたからこそそこは厳しい姿勢で臨まなければいけないと、ハードルは高めに設定していたはずである。

 

 

うみこの思い

 「期待しています」この言葉は、言われた相手、そしてTPO次第では月並みの口上のように聞こえる言葉にもなりかねないが、本作品のうみことねねっちのこれまでの関係を見てきただけに、この一言には非常に強いうみこの思いが詰まっている言葉として響いた。

 

ねねっちもその言葉に嬉しそうな様子を見せていたが、そこに込められたうみこの本当の思いを、いつか真の意味で知る日が来るのではないだろうか。 

 

大学を出たら就職が自然な流れと考えている新卒の時分には、こうした言葉は月並みの言葉に聞こえるかもしれないが、その一言には想像する以上に大切な思いが込められていることもある。うみこの言葉にはそうした背景が見え隠れしているのが非常によかった。

 

 

 

板挟みのクリス

板挟みのクリスティーナ

 前回出資会社の決定で、キービジュアルを青葉ではなくコウに任せる事を伝える役割を担ったクリス。今回はそのクリスの本心が明らかにされた。

 

クリス自身は青葉にキービジュアルを任せることに反対していたわけではないが、上の決定に従い、この気が重い仕事を着実にこなしていたようである。自分の意思ではどうにもできない事だけに、クリスは相当なストレスを抱えていたようで葉月にそれを愚痴ってもいる。

 

最終的にはコウも青葉も、そしてキャラ班の皆もやむを得ない事情とは理解しているであろうが、クリス自身はキャラ班の皆に負い目を感じており、会うのも気まずい様子。

 

 

上司葉月の気遣い

こうしたクリスとキャラ班の微妙な関係をうまく取り持った葉月は、ただの女の子好きではない。 葉月はクリエイターとしても一流であろうが、こうした職場の環境を良くすることにかけても立派な上司といえる。最後はおちゃらけるのがいつもの葉月であるが、きっと葉月なりの照れ隠しの部分も大きいのではないだろうか。

 

 

 

新入社員

 ここにきてねねっちを含め三人の新キャラの追加。キャラ班に配属されるピンク髪のちょっとコミュ障ぽい雰囲気の子が望月紅葉(CV鈴木亜理沙)。 

黒髪の空気を読むのが上手な子が鳴海ツバメ(CV大和田仁美)。大和田さんは前期のアリスと蔵六のサナ役が記憶に新しいが、このキャラだとSHIROBAKOのリーちゃんを思い出す。

 

 

ポンコツコミュニケーション

 新入社員ではあるが、二人は青葉とねねっちとは同い年。紅葉はペコのキャラデザが青葉だと知ると闘争心をむき出しにしライバル宣言をするが、名前を間違う恥ずかしいポンコツぶりを披露w おおよそどんなキャラなのかこのやりとりで察することができる。

 

ツバメが紅葉のコミュ障ぶりを気にかけてフォローしているように、悪い人ではないが表現力に大きな問題を持っている様子。それでもコウと青葉のキャラデザの違いを見抜いているなど、高いセンスを持っているようなので青葉と紅葉で刺激しあい切磋琢磨していくのではないだろうか。

 

当面はこの紅葉のずれたポンコツコミュニケーションは、青葉との掛け合いの中でコントのような面白いシーンをたくさん見せてくれそうである。敵意といった感情とは無縁な青葉とは噛み合わなさそうではあるが、仕事面では青葉のガッツを見せられて互いに認め合うという流れだろうか。いずれにせよ楽しみである。

 

 

 

その他・キャプチャ

 

ねねっちの脳内。面接採用官に青葉がいることの意味を慎重に考えるねねっちのゲーム脳w

 

先に退室させられる青葉 ワロタ

 

格差社会  これがロケットおっぱいっていうやつだろうか

 

ゆんとはじめ

 紅葉加入により、お気に入りのひふみんが近くにいなくなってしまったのが唯一残念。はじめが席を移動させられそうになって焦ってる様子や、ゆんに本当にいいのかと問い詰めてツンデレしているゆんの様子なども面白い一幕でっあった。

 

砂糖入りは基本

 

 

アイキャッチは珍しくベテラン(?)組。なんだこの構図w

 

 

          ____ 
        /      \ ねねっちいよいよ本格参戦か
       /  ─    ─\ 次回から楽しみが増すなぁ
     /    (⌒)  (⌒) \ プリンが懐かしい
     |       (__人__)    | ___________
     \      ` ⌒´   ,/ | |             |
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