2024年11月5日(火)午前5時51分 愛知県あま市/木田駅


 今回は諸事情あって長期で休暇を取得し、ならばと遠方への旅行モノを敢行する。遠征のスタートもこのところは午後からがそこそこだったところ、早朝からとなる。

0.木田5:55発→名鉄名古屋6:20着 普通/東岡崎行き 名鉄6815
 早朝2本目となる津島線は運用上の都合で2両であり、なかなか混雑の様相を見せていた。須ケ口では前に2両を連結する間、名古屋本線から来た準急が先に発車。さらに急行も3分後に続行する。

 そんな急行は特急用となる1000系などの8両だ。朝の1本程度は特別車を運用しているのだが、この時間はどうだっただろうか?


 今日も今日とて、名古屋駅は広小路口から旅行モノは始まる。ある程度仕入れておきたいところ、モノは東京で買っておくとしたい。


(現)JR新幹線自由席乗車券:名古屋→東京 4180円
 すっかり慣れてしまった新幹線ホームは、本来特別な場所であるべきなのかもしれない。2024年は11月になって、初めて東京方向のホームに立ったりする。

 この時間は新大阪からの便が来ておらず、2線共に名古屋が始発となる。先に内側からのぞみ268号が発車して、続くように外側のひかり632号が発車。後者はJR東海のラージAであり、コンセントは窓側にのみ設置される。

1.名古屋6:43発→東京(8:42)8:47着 新幹線ひかり632号/東京行き 786-1049
 ひかり号なので自由席は5号車まで設定があり、4号車へ乗るとした。左側の窓側に座り、景色を見ていこう。


 まあまあ埋まったところで発車。あっという間に最高285km/hまで上げていき、名古屋市内から離れていく。


 名古屋から三河安城は通過する際、アナウンスもなく流れるだけだ。


 岡崎から豊橋にかけて、旧国鉄は蒲郡を通っていくルートで建設した。新幹線も概ねこのルートに準拠しており、名鉄と異なるスタンスだと言えようか。


 豊橋は2面3線式ホームと通過線を持つ。ここではのぞみ200号など2本待避があり、停車する6分間にそこそこな下車と多くの乗車があった。在来線(名鉄)のホームを見れば、あちらも多くの乗客が待っている。


 やがて左側に浜名湖が見えており、新幹線は湖畔を通っていく。東海道新幹線は長大なトンネルをできるだけ避けるように設計され、結果的に多彩な景色が見られるのだ。


 浜松を前にして浜松工場への分岐があったものの、一瞬にして逃してしまう。そのまま在来線の留置場となり、廃車となる211系がその時を待っている。


 浜松からの乗客が多く、座席が埋まったばかりか立ち客も出る。豊橋と同じく、ホームの案内装置は液晶画面式に更新されていた。ここでも1本待避がある。


 大井川を渡った先は駿河の国。東海道新幹線も開業から60年になり、何かと静岡県では騒がしい動きが出てきている。


 東名高速や国道と並走して、日本坂トンネルを抜けていく。静岡までは14kmとあった。


 静岡では乗降ともに多く、浜松からの区間利用も目だっている。どうやらホームは工事しているらしく、壁面は仮設のモノとなっている。案内装置は従来のLED式で変わっていない。


 富士川を渡って、富士山を眺めるのも醍醐味だろう。雪のかぶっていない雄大な姿を、今日はしっかりと見ることができた。


 三島を通過する際は通過線が外側となる。ここまでのぞみ4本を待避しているところ、ここでは逆にこだまを抜くこととなった。


 熱海を挟んでトンネル連続区間を抜けて、小田原を通過する。ここでも特に通過する際の放送はされなかった。


 そのまま新横浜まで来た。ここからの乗客も見られることから、平日朝は指定席の空席を自由席扱いで利用できる。


 武蔵小杉の付近でグリーン車のモバイルオーダーサービスは終了する。自由席は埋まったまま、新幹線は東京都へ。


 2003年に新幹線の品川が開業した時点では、原則として新横浜との選択停車となっていた。双方に全て停車するようになったのは2008年頃からとなる。さすがにここから乗る客はいない。


 夜通しのお勤めを終えた『サンライズ』を見ながら、新幹線は止まってしまった。非常停止装置が作動したためであり、程なくして運転再開となる。以降も停止を繰り返し、東京の線路が空くのを待つ。

 およそ5分遅れて東京に到着した。折り返しはのぞみ121号となって、博多へと向かう。この便は追加停車するのが徳山となる。案内の自動放送は更新されていた。
(2024年秋の大旅行 つづく)