第1夜
2024年11月5日(火)午前8時58分 東京都千代田区/東京駅八重洲南口
(A)生茶600ml(キリン) 149円[軽]
元々休憩や仕入れなどを見越した時間が、少しばかり多く確保できることとなった。ちょうど持参した水分が尽きたので、仕入れるには丁度いい。
(現)JR往復乗車券:名古屋市内←→新函館北斗 26920円
実は今回をもってある程度区切りをつけようと、長期にわたる北海道遠征へ至る。事前に購入したのは名古屋から新函館北斗の往復乗車券と、往路の新幹線特急券。東京まではひとまず自由席として、東京からは全席指定であることから指定席としている。
では改めてJR東日本の改札を通って、新幹線へ乗り込んでいきたい。もう少しだけ時間もあるので、待合室で過ごそうか。
せっかくなのでもう1つ。先に発車するつばさ131号は山形新幹線の最速便(上野,宇都宮,郡山を通過)となっており、最高300km/h運転に対応する新車の8系が優先投入された。連結するやまびこ131号も、2024年からは5系が用いられる。
(現)JR新幹線はやぶさ特急券:東京→新函館北斗 11130円
ということで、そろそろ時間だ。全車指定席なので無理して並ぶ必要もないのだが、結局は並んで待ってしまうのだ。おまけにメタリックグリーンの車体はよく反射するため、他者の写り込みを気にしてしまう。
2.東京9:36発→新函館北斗13:33着 新幹線はやぶさ13号/新函館北斗行き E526-227
側面の行先表示はカラーLED式にして、東海道新幹線系統で使用されるモノと異なるタイプが採用された。
ということで、指定したのは北海道新幹線へ直通する最速便。札幌への直通が実現する際にも、この便は最速であり続けることだろう。乗り込むは前期型の編成で、製造から早いもので10年近くなろうとしている。
発車して早々に上野を通過。この時点で指定した席の窓側は空いていたのだが、この日は満席という。景色もある程度見ていたならば、新青森まで流してもよさそうだ。
大宮で座席が全て埋まった。ここからは宇都宮まで最高275km/h、宇都宮から盛岡は最高320km/hまで出していく。
木目の壁面と淡い座席が暖かく柔らかい車内。前期型なので車内の照明はカバーが付けられ、より柔らかく暖かな雰囲気を見せる。コンセントは窓側にのみ設置があり、それだけは利用者が選ぶことのできない点だ。
https://www.jreast.co.jp/mjshinkansen/
例外的に2024年10月から期間限定運行される『Magical Journey Shinkansen』は毎日運用が公表され、当該車両は初期型であることから該当便のコンセントとが窓側のみと決まる。
そのまま過ごしていると仙台に来た。ここで結構な下車があり、空席が出てくるも乗車はそれなりに多い。
その後もペースを緩めることなく、性能を発揮して盛岡まで来た。この最速便は分割を行わないので、停車時間も短く発車する。
盛岡からは整備新幹線として最高速度が抑えられることから、はやぶさの追加料金は設定されない。合わせて本数も少なくなるため、自由席に準じた特定特急券で空席を利用できる。
新青森までがJR東日本、東北新幹線となる。ここからは北海道新幹線となり、JR北海道による運行となる。ここで降りていく客は結構多いらしい。外はなかなか寒かった。
(A)おいしい免疫ケアヨーグルトテイスト500ml 154円[軽]
持参した水分が尽きたので、東京で買った2本中の1本を追加投入する。
青函トンネルを抜けて、3度目となる北海道上陸を果たす。実のところ名古屋を出発した当日中というのは、3度目となる今回が初だったりするのだ。
木古内を通過して、再度速度を新幹線らしく上げていく。収めるにはタイミングが合わなかった。
北の大地、北海道はすっかり秋も深まっている。今回の大旅行では、秋深い北海道の風景を堪能していきたい。
さあ、もうすぐ新函館北斗。3度目となる北海道の大旅行が、いよいよ始まっていく…。
東京を出て3時間57分。最速便は新函館北斗に到着するまでに、4時間を切った。乗ってきた編成はそのまま回送となる。
新函館北斗では改札外を出るか出ないかで左右に分かれており、今回は購入物があるため一旦外へ出ることとなる。往路で使用した乗車券と新幹線特急券はそのまま戻ってこない。
(現)北海道フリーパス(JR北海道) 27430円
JR北海道の指定席券売機で今回使用するフリーパスを購入して、大旅行の準備は全て整った。JR北海道内の在来線全てを利用することができ、7日間有効となる。特急の普通車自由席も乗車可能となり、普通車指定席も6回まで追加料金不要だ。
全席指定となった特急等については、座席を指定しない場合に空席利用で自由席扱いとなる。満席の際は立ち席となるので気をつけよう。またSL『冬の湿原号』は運賃分のみが有効となり、指定席料金が回数カウント関係なく必要となる。
さて駅の通路にある大窓から在来線口を見れば、まさに広大な大地が広がっていた。
3.新函館北斗13:49発→函館14:05着 快速はこだてライナー3344M/函館行き モハ733-1002
では今回、北海道フリーパスにおける開幕投手。733系1000番台の3両編成が単独で待機していた。オールロングシートであり、函館までの短い乗車ならば十分だ。そこそこ乗客は多くあれど、改札から遠い先頭車両程空きは多くなる。
しばらくするとなだらかな風景に釣り合わない、少々年季の入った単線の高架橋が現れる。函館から北上する一方通行の線路であり、新函館北斗を経由しないルートだ。そのため貨物以外に利用価値を見いだせず、普通1本を残すのみとなる。
快速は五稜郭まで無停車で来た。駅名に反して五稜郭公園への最寄りに非ず。函館まで乗車してから、市電やバスに乗り換えて向かおう。
新函館北斗から16分で終着駅、函館に到着した。折り返しは再び快速として、新函館北斗へ向かう。
(超ぐるっと!北海道大周遊記 つづく)
第3夜