2026年5月4日(月)午後3時1分 千葉県山武市/成東駅


 今回は乗り換えを待つ時間に、成東の駅を見られるだけ見ていこうか。


 1番線ではちょうどE257系の特急しおさいが入ってきており、そのまま発車していった。総武本線は単線で進んでいき、成田線の合流する佐倉まで続いていく。


 総武本線は成東の2面3線を使用する。改札は1番線に面しており、島式ホームは跨線橋を介しての移動となる。エレベーターが設けられているため上下移動に段差は生じない。


 改札内のトイレは1番線の改札横にあり、さほど大きくない。入口までに屋根はなく、後から設けられた多機能トイレや掲示がなければひっそりしていた印象を受ける。


 自動改札は幅広型が1通路と、一方通行となる通常幅が1通路ずつ。有人窓口も有している。改札から出なかったためよく見られないものの、駅規模からして券売機はあるはずだ。このほか駅舎内には待合所やコンビニ売店がある。


 駅舎そのものは昔ながらの木造であり、近年駅前広場と共にリニューアルされたと思われる。


 東金線は1番線を切り欠いた、行き止まりとなる0番線を主に使用する。このため乗り換えなど案内の記載があった。駅前広場からは周辺の各地などへバスが発着しており、主要駅らしいといえようか。見れば動輪なども駅前に展示されている。


 そんな駅前には観光交流施設らしき建物があり、成東駅前観光交流センター『さんむすび』という。こちらも何かと気になってしまう性分ではあるところ、改札外から出られないため見られない。


 東金線は総武本線から分岐するようになっているも、2026年現在は3番線発着の東金線があるぐらいだ。総武本線は引き続き単線で進み、銚子の1駅手前となる松岸で成田線と再合流する。東金線は右にカーブしており、大網までどのような景色となるのやら…?


 1番線に銚子行きの普通が入ってきた。総武本線は"1線スルー式"になっていないのだが、交換待避を行わない場合は東金線とも段差なく乗り換えられるため改札に面した1番線が使われるらしい。また総武本線経由の快速が東京へ1日1本程度直通するため、1番線のみ11両編成に対応する。
 

総武本線の前身である総武鉄道設立に尽力した安井理民

 成東の駅前には動輪などが展示されており、鉄道開設運動・誘致に生涯を捧げた安井理民の功績をたたえる『魁の碑』という。(Wikipediaより)

 

 

 上総国成東下町(現:千葉県山武市)の安井理民は1886年、27歳にして総州鉄道を設立した。鉄道開設計画を進めるも当時の千葉県知事は水運重視の立場から反対し、同時期に武総鉄道も計画が頓挫し共々解散に追い込まれた。

 2社による競合状態となっていたこともあり、両者は合同となって総武鉄道を設立。開設が認められた。安井理民は引き続き尽力するも、1894年2月に36歳で死去している。

 千葉県に初めて鉄道が通った(市川~佐倉)のは1894年7月、安井理民が亡くなって5か月後のこととなる。成東へ通じるようになったのは1897年5月、銚子まで通じるのは6月のこととなる。

 総武鉄道は1907年に国有化され、1987年の民営化を経て現在まで続く『総武本線』となったのだ。
(連休に突入!ぶらり関東を周遊せよ つづく)

 

 

2026年5月4日(月)午後2時1分 千葉市中央区/千葉駅

20.千葉14:14発→成東14:58着 普通1357M/総武本線経由成東行き クハ208-2104

 千葉から乗る総武本線は6両で入ってきた。209系も製造から30年になろうとしており、耐候性に優れたステンレス車体とはいえ外観はかなりヨレてきている。今後はボックスシートが貴重になるかもしれないので、そちらへ座っておこう。


 結構な混雑となって発車。千葉の構内で総武本線,成田線は共に内房線,外房線と分かれていく。やがて左にJRの千葉トレーニングセンターがあるも、業務用ホームの姿は収められず。1駅目の東千葉で結構降りてしまった。

 相変わらず交通量の多く、流れがよろしくない京葉道路はまたも収められず過ぎていく。


 物井から佐倉にかけては水田など多い景色となる。気付けば車内の空きも多くなってきた。


 佐倉を出ると成田線が分岐することとなり、実態としては総武本線が成田線から右に分岐した形になる。


 しばらく並走した後、成田線が左に離れていく。あちらは成田空港への直通があるため、本数が多く複線となるのだろう。こちらは総武"本線"ながら単線になってしまった。


 山林を進んでいき、南酒々井で早々に交換待避のため停車時間がある。相手となる普通は少し遅れているようだ。


 榎戸は名鉄常滑線と同じ駅名となる。同じ名鉄常滑線の長浦もJR内房線に同一駅名があり、名鉄ならば両駅とも普通のみ停車で乗り換え不要。JR東日本は最低でも千葉で乗り換えが1回必要となる。


 八街は特急が停車するので駅前に住宅など多く見られるのだが、ロードサイド店舗も目立ってきている。もうここは都心部からも遠いのだ。


 駅から離れると住宅など見られなくなっており、車窓は山林の風景になっている。千葉県内だけでも複々線区間に始まり、千葉市の分岐を経てさらには単線となった。


 日向の次は成東。車内の空きがすっかり多いのは、この普通が6両で銚子へ行かないこともあるかもしれない。


 千葉から総武本線で乗ること44分、成東に到着。乗ってきた209系はそのまま3番線で千葉へ折り返していく。

(S)フロムアクア谷川連峰の天然水(JR東日本クロスステーション) 120円[自]
 八王子で確保した水分を消化し、都合上改札を出られないため自動販売機で仕入れておく。JR東日本系列に登場した"落ちないキャップ"は自動販売機限定となっている。ペットボトルそのものは売店用共々材質が強くないため、長期使用には向かない。
(連休に突入!ぶらり関東を周遊せよ つづく)
 

 

2026年5月4日(月)午後1時5分 千葉県八千代市/東葉勝田台駅

18.東葉勝田台(13:01)13:07発→西船橋(13:22)13:27着 快速/中野行き 東京地下鉄05638

 遅れて入ってきたのは地下鉄05系のうち、大幅な設計変更後に投入されたタイプとなる。側面の表記類はカラーLEDとなり車内案内も液晶画面となるが、車両そのもののリニューアルはされたのだろうか?座席は硬いタイプであった。


 東葉高速鉄道は周辺の開発とセットで開通させたのだろう。高架や地下のみで構成されているため、建設費を通常より多く要したものと思われる。


 集合住宅の並ぶ地帯も、元々は木々の多い丘陵地そのものだったことだろう。さて強風は止んでおらず、東葉高速鉄道でも速度を落としていた。京葉線はやはり運転を見合わせているらしい。


 通常ならば東葉勝田台から21分のところ、おおよそ20分で東京地下鉄の管理する西船橋に到着。ここから東陽町まで快速運転となるのだが、強風で速度を落としていくので遅れ幅が広がっていくのだろう。隣で待つ各駅停車はJRの車両であった。


(S)東葉高速鉄道運賃:東葉勝田台→西船橋 639円
 西船橋は地下鉄とJRの改札が分かれており、連絡改札を介することとなる。JRは武蔵野線から京葉線は南船橋までやはり運転を見合わせているようだ。

19.西船橋13:32発→千葉13:56着 各駅停車1294B/千葉行き モハE231-524

 とりあえず今回は総武本線は成東から、東金線と京葉線で東京へ回っていくとしたい。黄色帯の各駅停車は立ち客など多かったが、適当に空きを見つけて座っていけばいいかと。

 基本的に各駅停車は短距離の利用を前提としており、降りていく流れにはある。千葉までは快速の停車する津田沼で乗り換えるか、このまま各駅停車に乗り続けるのがいいか。


 幕張本郷では多く降りたようで、車内は空きが多くなってきている。隣接する幕張の車両センターに留置される中でE233系を見かけ、タイミング悪く収めるに至らない。2026年時点で4000番台にしないのは、今後も多種多様な転入(ないし不足分の新規製造)を見越しているためかもしれない。


 稲毛では快速が1本先に進んでいく。考えてみれば、千葉まで各駅停車で通して乗ったことはこれまでなかったかもしれない。


 千葉に到着した。各駅停車は1・2番線のみを使用し、快速の3~10番線とは互換しない。乗ってきたE231系はそのまま折り返していくのみだ。


 3~10番線はホーム順に内房線,外房線,総武本線,成田線が、それぞれ1面2線ずつ使用する。東京へ折り返す快速は直通含めてこれら全てを使用するため、案内などをよく確認していこう。
(つづく)