昨季のインフルエンザワクチン、効果低く 製造中にウイルス株変質
毎日新聞社
インフルエンザ:昨季ワクチン、効果低く 製造中にウイルス株変質
昨シーズンのインフルエンザワクチンが、A香港型に対しては効果が低かった可能性があることが国立感染症研究所の調査で分かった。ニワトリの卵を使ったワクチンの製造中に起きるウイルス株の変質が大きかったためと考えられ、専門家は製造方法の見直しを求めている。
季節性インフルエンザにはA香港型、Aソ連型、B型、H1N1型(2009年の新型インフルエンザ)がある。国は、シーズンごとに流行予測などからワクチンを作るウイルスを選定する。メーカーは、そのウイルスをニワトリの有精卵で培養して免疫をつける成分を取り出す「鶏卵培養法」で生産する。
昨シーズンは、ワクチンを接種してもA香港型に感染する患者が多く、医師から効果を疑問視する声が上がっていた。同研究所の小田切孝人・インフルエンザウイルス研究センター室長らが、昨シーズンに流行したA香港型のウイルスと、ワクチン用に培養した後の成分を比べたところ、培養後は遺伝子配列が変わり、性質が大きく異なっていた。
ワクチン生産の際、「卵順化(たまごじゅんか)」と呼ばれるウイルスを培養しやすくする工程で、性質が変わりやすいことが知られるが、昨シーズン選定したA香港型のウイルス株は特に変質が大きく、流行ウイルスへの防御効果が下がってしまったとみられるという。
小田切室長は「鶏卵培養法では、変質は避けられない。動物などの細胞を使ってウイルス株を培養する細胞培養法であれば変質は少ない。生産方法の切り替えを急ぐべきだ」と話す。
===
インフルエンザも ぽちぽち でてきました。
今年のインフルエンザワクチンは どれほど効くんでしょうか?
私は 不十分と 予想しています。
しかし 他に手段ないので、インフルエンザ不活化ワクチン 沢山注射しています。
生インフルエンザワクチン フルミストが どれだけ 有効かは 4月頃に分かりますね。
当院に 1名 普通の不活化ワクチン接種したけど B型インフルエンザに罹患した患者さんがでました。
今年は B型 2種類出現しています。 普通の不活化インフルエンザワクチンは 1種類しか入ってないので、 逆が大流行すれば 普通の不活化インフルエンザワクチン効果は全くないってことになりますね。
フルミストは B型 2種類ともカバーしているので 予防効果期待できます。
1月末から 2月末までが インフルエンザの 大流行期になるでしょう。
ワクチンの効果は どれくらいか? 流行は どれくらいか? あと罹患年齢層は?
分かり次第 又ブログで書きます。
====================
もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療
院長 森園 茂明
福岡県北九州市八幡西区上上津役2-14-17
電話:O93-611-5335