尿酸値の高い方にも糖質制限はオススメです。

今年の会社の健康診断、尿酸値どうでしたか？

7.0を超えたら、異常値であることを示す「H」マークが付きます。

今からの季節、忘年会ラッシュで必ず、痛風発作で薬をもらいに外来にいらっしゃるサラリーマンが増えるので、「転ばぬ先の糖質制限」をプッシュしておきます。

低インスリンが鍵

インスリンは、尿酸の排泄を抑制する働きがあります。つまり、糖質制限してインスリンの分泌を抑えたら、尿酸の排泄がスムーズになるということです。

忘年会といえばアルコールとおいしい食事！ですが、糖質制限を心がけていれば、尿酸はいつもより溜まりません。

プリン体はそんなに気にしないでOK

ん？ビールはわかるけど、肉や魚はプリン体多いよね？尿酸は逆に上がるんでは？と思った方。

以前もお伝えしましたが、尿酸はコレステロールと同じで、食事性のものより身体で作られる方が多いのです。

プリン体の多い食品をことさらに避けることは、余り意味はありません。

プリン体の多い食品は栄養価も高いこともお伝えしました。むしろ、食べすぎない程度に食べることをオススメします。

プリン体の多い食品と、糖質の多い食品の組み合わせが最悪なのです。ついでに悪い油（劣化したサラダ油や加工食品に多く含まれるトランス脂肪酸）を使った揚げ物などと組み合わせたら、

「糖化→酸化→炎症」と痛風への道まっしぐらです。

揚げ物は避け、焼き物、刺身をチョイスしましょう→覚えていて下さい。

水分はマメに摂るべし

糖質制限でインスリン分泌を抑えているからと言って、そこに過剰な期待をしてはいけません。

糖質ゼロのウイスキー、ハイボール、焼酎だからと言って飲みすぎると、アルコール分解で身体の水分が奪われます。

ここで、

低インスリンだと、身体に水分を溜める働きがよわくなることを思い出しましょう。

調子に乗ってアルコールを飲みすぎると、脱水のリスクが高まり、身体はカラカラ、血液はドロドロに。

尿酸の排泄がスムーズになる、という糖質制限のメリットを活かすためには、身体が脱水にならないように水分をしっかり摂ることが大前提。

チェイサー（水）を挟みましょう。

飲む→チェイサー→飲む→チェイサー

自分が尿酸が高いことを忘れたらいけませんよ～

飲みすぎはやはりNG

アルコールを飲みすぎると乳酸が溜まります。乳酸は、尿酸の排泄を抑制する為、糖質制限していても、やはり飲みすぎてしまったらあまり意味が無くなるわけです。

乳酸と尿酸。こちらも忘れたらいけませんね。

まとめ

1 尿酸の高い人こそ糖質制限

2 チェイサーを挟む

3 糖質制限だからといって、調子に乗って暴飲暴食をしない

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