換毛期について | moriyama-careのブログ

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名古屋市守山区のもりやま犬と猫の病院の分院ケアセンターです。

トリミング・リハビリテーション・シニア犬のペットホテルを主に取り組んでいます。

こんにちは!
トリマーの山田です 🐕

10月になり段々と涼しくなってきましたね!

今日は季節の変わり目によって毛が生え変わる換毛期についてお話したいと思います☘️


換毛期とは、春と秋、わんちゃんの毛が生え替わる時期を換毛期と呼びます。1か月くらいかけて大量の毛が抜け落ちたり、新しい毛が生えてきたりします。ほとんど汗をかくことができないわんちゃんにとって、この時期に換毛することは、体温を調整し、より快適に健康に、夏や冬を過ごすためにとても重要なことなのです😊


換毛期があるのは、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)を持つダブルコートの犬種です。この2種類の毛のうち、アンダーコートが春と秋に生え替わります。オーバーコートだけを持つシングルコートの犬種には、1年を通して徐々に生え替わります


【⠀ダブルコートの犬 】

(1) 長毛種

ゴールデンレトリーバー、シェットランドシープドッグ、スピッツ、ポメラニアン、チワワ、キャバリアなど

(2) 短毛種

柴犬、秋田犬、ウェルシュコーギー、シベリアンハスキー、ラブラドールレトリーバー、パグ、フレンチブルドッグ、ジャーマンシェパードなど


【シングルコートの犬 】

(1) 長毛種

プードル、マルチーズ、ヨークシャーテリア、パピヨン、アフガンハウンドなど

(2) 短毛種

グレーハウンド、ミニチュアピンシャー、グレート・デーンなど


換毛期にはブラッシングが特に重要性を増します。毎日のブラッシングで、抜け毛をしっかり取り除いてあげるように心がけましょう🐶

用意するものスリッカー

スリッカーはハードとソフトがありますが、違いは針金の硬さで、ソフトは主にブラッシングに使いハードは毛玉を取ったりハスキーやポメラニアンなど毛量が密なわんちゃんに使います🐕
ですが使い方を間違えてしまうと肌を傷つけてしまいます。
ブラッシングは毛並みに逆らわず毛並みにそって行いましょう✨



ブラッシングについて以前載せましたので参考にご覧ください🐩
https://ameblo.jp/moriyama-care/entry-12597895637.html

ブラッシングだけではなく、シャンプーもこの時期は積極的にしましょう。
ケアセンターでは薬用シャンプーを使い皮膚トラブルのケアをしており、シャンプーをすることでかなりの抜け毛を落とすことができます。
また、換毛期におけるフケ、かゆみの症状もおさえることができます。
寒い時期は皮膚も乾燥しがちです、シャンプーをしたあとは保湿もしてあげ、皮膚を乾燥から守ってあげましょう😁

換毛期の抜け毛を放っておくと毛玉になり、皮膚が蒸れて膿皮症という皮膚炎を起こすことがあります。皮膚炎にかかると、犬も痒みや痛みなどを感じるので、炎症を起こす前にしっかりブラッシングをし、予防してあげましょう✨

皮膚のトラブルを防ぐためにも、ケアセンターでの薬浴はオススメなので是非お越しください✨✨

最後に換毛期と皮膚病による脱毛の見極め方です。
全体的に被毛が抜け落ちる換毛期に対し、疾患由来の抜け毛は部分的であることが多いです。足先だけ、背中だけ、など一か所だけが抜け落ちていく場合には疾患を疑いましょう。
換毛期の脱毛は一部の毛が一気に抜けるのではなく、まだらに少量ずつ抜けていくので、見て判るほど脱毛ができることはありません。

一部だけごっそりと脱毛しているようであれば、疾患である可能性があります疾患が原因で脱毛している場合にはお薬が必要になるケースもあります

換毛期にわんちゃんが抜け毛や毛玉で蒸れてかゆくなったりブラッシングで皮膚を傷つけてしまってフケが出たり赤くなってしまう場合もあります。慢性的にかゆがったりフケが出たりする場合は、病院へご相談に来てください。☘️


ケアセンターでは10月1日から来年の予約をスタートしております!

ご予約をお済みでないお客様は、早めのご連絡をお願いいたします🐕