高齢犬のケアにについて! | moriyama-careのブログ

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名古屋市守山区のもりやま犬と猫の病院の分院ケアセンターです。

トリミング・リハビリテーション・シニア犬のペットホテルを主に取り組んでいます。



明けましておめでとうございます!!🌅

ケアセンターの加藤です!

ケアセンターにも高齢犬のわんちゃんが最近は増えてきて、オーナー様の中にも「こんなに長生きした子は初めてでどうしていいか分からない」と言う方もいらしたので…。
今回は〝高齢犬のシャンプー〟について話したいと思います!😆

年齢を重ねるうちに愛しさも増してくるパートナー…。けれども、心身ともに老化で弱くなってくるライフステージでもあります!
老犬になっても清潔さを保つことは健康の基本で、シャンプーは必要になってきます。 


〈高齢犬のわんちゃんのシャンプーの問題点〉
筋力や体力低下により、長い時間洗われたり、ドライヤーをかけられることは老犬にとって負担になります。足腰の衰えはもちろんのこと、加齢により心臓病なども発症しやすいライフステージです。
老齢になるにつれ、これまで平気だったことにも不安が強くなり、心が弱くなる場合があります。環境変化への順応性が弱まり、ストレスを感じやすくなっていないか、よく観察しましょう。

配慮が必要なシニア犬にとって、自宅で、時短で、飼い主に洗ってもらえることが、犬にとっていちばんストレスや負担が少ない方法です。

お家での洗い方を紹介いたします。
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1️⃣犬の足元には、滑り止めマットやバスタオルを敷いて滑らないようにして、足腰の負担を減らしましょう。安全のため、可能ならフセやオスワリをさせた状態で洗うのがおすすめです!
ややぬるめ(36℃~38℃)のお湯で全身を濡らす。犬用の低刺激シャンプーをスポンジや泡立てネットなどで泡立て、たっぷりの泡で優しく、手早く洗うことがポイントです!泡が汚れを浮かします。顔にシャワーをかけられるのを嫌がるパートナーには、スポンジを利用してみましょう!シャワーは体から離さないようにすると水しぶきが飛びません。
2️⃣二度洗いする。(1では、サッと軽く洗い、2では、しっかり手早く洗います)
3️⃣シャンプー剤をしっかりすすぐ。シャワーヘッドを皮膚に密着させてすすぐと、毛の根元からシャンプー剤や汚れが流れ落ちます。
4️⃣リンスをして、しっかりすすぐ。すすぎが悪いと、リンス剤そのものが汚れになり、皮膚の炎症を引き起こす原因になるときもあるので注意してください。老犬には時短が良いので、リンスインシャンプーを使うのがおすすめです。
5️⃣タオルドライをしっかりする❗️
ドライヤーの時間を短くできます。吸水性の高いタオルを利用しましょう。ドライヤーの風は弱風の温風で。火傷することもあるので、毛から30センチほど離し、同じ部位ばかりに風を当てないようにしましょう。
6️⃣毛の根元からしっかり手早くドライヤーで乾かす。生乾きではなくしっかり乾かしましょう!シャンプー後、耳が濡れていたら、目に見えている耳のひだ部分の水分だけを柔らかいコットンで優しく拭きます。耳の中の水は、犬が頭をブルブルとして自然に外に排出されます!

あとは…
汚れやすいお腹や陰部、足先などは、日頃からこまめにちょこちょこ洗いをし、全身を洗う回数を減らします。洗い流さなくても良いシャンプーでも負担は減らすこともできます!
トリートメントスプレーやローションを使って、フケや乾燥を防ぎ、静電気を抑えて毛玉を予防。毛玉をほぐす作業は犬にもヒトにも負担になるので、長毛の犬は、このような工夫でなるべく日常で毛玉をつくらないようするのもポイントです。

1度で全部をきれいにしようと完璧を目指すのではなく、パートナーのストレスになりそうだなと思ったときは、その手前でやめることが大切です。

またトリミング犬種の場合は、若くて元気なうちから大好きなトリマーやサロンを見つけておくのもオススメです😆
愛犬と飼い主とトリマーの信頼関係を深めておけば、パートナーと飼い主の負担も減ります。

老犬の場合は「何が起きるかわからない」という心づもりをしておくことも大切です!

高齢になってくるにつれて美容を断られることが多いと思います…😭
そんな時は!!
ケアセンターに足を運んでみてください❗️
ケアセンターは美容前に獣医師に体調チェックを必ずしてもらってから美容を行います。
また、何か体調に変化があった際も獣医師がすぐ対応します❗️

私も15歳になるプードルがいます。
毎月洗ってましたが、負担がかかるので2ヶ月に一回にしようと考えています😣!
みなさんもおうちの子をよく観察してシャンプーしましょう😄!