爪切りについて | moriyama-careのブログ

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名古屋市守山区のもりやま犬と猫の病院の分院ケアセンターです。

トリミング・リハビリテーション・シニア犬のペットホテルを主に取り組んでいます。

こんにちは!
トリマーの若山です😄
今日は「爪切り」についてお話ししていきたいと思います!

 
①まずは道具選び


一般的な犬用の爪切りは2種類。ハサミタイプとギロチンタイプがあります。
オススメはギロチンタイプです!短時間で終えられるため犬のストレスも軽減されます。

切れ味の良いギロチンタイプは、ダックスフンド・柴犬やそれ以上の体格の犬など爪がしっかりしている犬種にオススメです。

ギロチンタイプはハサミと違い、ハンドルを握るとカッター部のみが小さく動いて爪を切る仕組みです。


切れ味の悪いものを使うと爪がささくれたり、割れたり、切る方も切られる方も、ストレスがかかります。ハサミタイプでもギロチンタイプでもどちらでも構いませんが、とにかく切れ味の良い物が良いです!
 
私のおすすめは「Zan(斬)」というギロチンタイプの爪切りです。
とにかく切れます。切れ味が良いので、微調整も効き”ほんの少し角を取る”といったような細かい切り方がストレスなくできます!



②切り方
深爪をしない=痛い思いをさせないということが大切になってきます!
痛い思いをすると、爪切り=痛い。とわんちゃんは思ってしまい、苦手になってしまいます。
「一発で切って、早く終わらせよう」

と焦ると、思わぬ深爪をして出血することがあります。
慣れないうちは「少し長めだけど、明日もうちょっと切ろう!!」

爪の断面の図がこちらです。



少しずつ負担をかけずにコツコツと短くしていくことをお勧めします!
頻繁に爪切りをする=練習回数が増える”ので上達もはやいとおもいます!



図1のようなラインで、少しずつ切っていきましょう!



図2のラインのように切ってしまうと深爪しやすいです。
刃の入り具合も、最初は難しいと思います。
ゆっくり行いましょう😆
わんちゃんに声をかけながら爪切りを行うと落ち着いてくれる子も多いです😁



とがっている角の部分から少しずつ面をとるように切っていくと失敗が少なく、すごく伸びていなければ、この部分を切り、角ができるのでそこを切れば床を歩く時のカチャカチャ音が軽減します!
切り終えた後の写真です!👇🏼




③ここでギロチンタイプの爪切りを使うときの注意点!⚠️




上の写真のように、刃の角度を傾けすぎると
刃が奥にいってしまうため、意識している以上に、深く爪を切ります。


爪は、ちょっとずつ切っていくと、中央にちょっと柔らかい鉛筆の芯みたいにみえるところが出てきます。
爪の白い子であれば、薄いピンクの芯、黒い子であれば、黒い芯が見えてきます。
このゾーンは、切ってる感覚が柔らかくてなってくるのでそれがうっすら見えたら止め時です!


爪は長くしておくと、爪の中の血管と神経も伸びてしまい、爪切りが困難になってしまいます。
巻き爪状態になり手足の裏に刺さってしまうなど怪我の原因になったり、歩きづらくなります。

愛犬が爪切りを怖がらないように、普段から足に触られることに慣らしておきましょう!
足にいきなり触れようとすると、嫌がってしまう子もいると思うので、日常のスキンシップの中で、触れられることに慣れさせていきましょう。


爪切りが苦手な子には無理をせず、もしお家でケアが難しいと思われたら、いつでも本院やケアセンターへご予約の上、ご来院ください😆
今ケアセンターでは、ご新規のお客様を募集しております!

お気軽にお電話にてご予約お待ちしております🙌🏻