小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
先日、娘が3歳の頃のホームモンテッソーリの記録を読み返していました。
一番最初に飛び込んできたのは
「逃がした敏感期が多すぎる」
という文字。
例えばこのピンクタワー。
彼女が2歳9ヶ月の頃に購入したのに、提示の仕方も分からないまま、娘に差し出してしまい…。
お人形が座る階段としてデビュー(笑)。
当時の記事を読み返すと、どうやら娘には「かいだん」という名前で呼ばれていたという始末。
結局そのまま約1年封印。
やっと提示の仕方を覚え、娘がこのピンクタワーと再会した時には、すでに「積む敏感期」が過ぎた後でした。
「もう敏感期は過ぎ去っているけど、提示する意味はあるでしょうか。」
当時、モンテッソーリ教師養成講座のトレーナーに相談すると、
「もちろん。敏感期は逃したって思っていても、基礎はまだこれから築かれていくものだから。」
そんな一言をいただき、恐る恐る提示。
モンテッソーリ書籍の中で見た「集中現象」と呼ばれるほどの姿とまではいかないまでも、自らこの教具と関わり、気が付いたらかなり長い期間、このピンクタワーにはお世話になりました。
母が当時、敏感期を逃し続けていた理由。
それは、あまりにも美しいモンテッソーリ教具を前にして、自分のお粗末すぎる提示を娘に見せたくなかったこと。
何百時間という練習時間を積むと言われているモンテッソーリガイドたちの努力を知っているがだけに、いつ自分自身は我が子の前で提示をしていいのかタイミングが掴めなかったこと。
そんな時、いただいたアドバイス。
『提示の内容を十分に理解していて、提示中にマニュアルを読み返す必要がなく、重要な部分を飛ばさずに提示できるという確信があれば、もう準備は整っているということ』
つい、モンテッソーリ園で働くガイドたちと同じ土俵に立とうと自らにプレッシャーをかけ、本末転倒な結果を繰り返したあの頃。
今思えば、もう少し自信を持って、娘の敏感期に合わせて提示が出来たら良かったなと悔やまれます。
10歳の今でもピンクタワーが恋しい娘♡
「かいだん」と呼んでいたあの頃の記憶はすでに塗り替えられているようです(笑)。