Driving a car is fun.
To drive a car is fun.
どちらも、車を運転することは楽しい、の意味になるが、どう違うのだろう。
それほどニュアンスには大きな違いはないけど、動名詞のほうがより名詞にちかい。名詞になりかけている、って感じだ。だから、車の運転は、みたいなより名詞に近いニュアンスになる。それに対して、To driveの方は、車を運転すること、みたいにまだ動詞の色彩が色濃く残っているものを、強引に、~すること、と名詞に直している感じだ。動名詞句も名詞の働きなので主語に来ることができる。動名詞句の範囲をきちんと見分けることが必要だ。もともとは動詞だったわけだから場合によっては目的語がついていたり、様々な副詞や同等の働きをする前置詞句がぶら下がっている場合が多い。
Driving in the country on a fine spring day is more plesant than anything.
動名詞句がどこまでなのか。
Driving [in the country 田舎の中で][on a fine spring day 晴れた春の日に]
までが動名詞句でその次に is という動詞が来ているので動名詞句が主語になっていることがわかる。 A is B だから[~すること]はイコール more plesantだといっている。より楽しい。[than anything] だから副詞の働きでplesantにかかっている。何ものよりもより楽しい。
田舎を晴れた春の日にドライブするのは何事にもまして楽しい。
実際の英文により近い形の例文で、動名詞句の範囲がちゃんと見えるか試してみよう。
Running errands, helping with the dishes and beds, cleaning the yard, cutting the grass, helping neighbors are all ways of performing useful services.
~ingの句がカンマで区切られていくつも並んでいる。辿っていくとやっとareという動詞が見つかる。
Running errands 使い走りすること
helping with the dishes and beds 皿洗いやベッドの支度を手伝うこと help with の手伝いをする
cleaning the yard 庭を掃除すること
cutting the grass 草を刈ること
helping neighbors 隣人の手助けをすること
までが主語でそれらがイコール すべての方法だ、といっている。svcだ。
ways にof performing useful servicesという前置詞句が修飾でついている。ただしA of B は同格を表す場合もある。Aと同じ内容をより詳しくBで言ってる場合が同格と言われるものだ。ways 方法、すなわち、役立つ奉仕を行うという、という意味を述べている。ざっくりと日本語に直せば、役立つ奉仕を行う方法、でよい。
使い走りをしたり、皿洗いやベッドの支度を手伝ったり、庭の掃除をしたり、草を刈ったり、隣人を手助けすることは、全て役立つ奉仕を行う方法である。
さて、いきなり ~ing で始まる文がすべて動名詞とは限らない。~ingで始まるものにはもう一つある。分詞構文だ。見分け方は[V-ing ~]の次がどうなっているかだ。
[V-ing ~] 動詞~、動詞が来ていたら動名詞で主語になっているということになるし、
[V-ing ~], 主語+動詞~ という形だったらこれは分詞構文で[V-ing ~]は名詞ではなく原因や理由その他を表す副詞句として意味を取る、ということになる。まだはっきりわからない人は前にやった分詞構文のところを何回も読んで理解しておこう。
Feeling the house shake, I jumped out of bed.
これは[Feeling the house shake]の次にカンマが付いていてIという主語が出てくるので[]は主語にはならず、分詞構文の副詞句なので、意味を考えると、なので as、とか、時 whenという意味になる。
= As I felt the house shake, I jumped out of bed.
家が揺れるのを感じたので、私はベッドから飛び出した。
次にやや特殊なものを上げておこう。itという形式主語をおいて後ろの方にitの内容を示す本当の主語が来ている場合でそれが動名詞になっているものだ。
It is no use trying to persuade him.
no use=of no use 役に立たない、無駄だ persuade 説得する
It=no use itの内容がtrying to persuade him、つまり彼を説得しようとすること。
彼を説得しようとしたって無駄である。
また動名詞の前に動作の主体となる名詞が付く場合がある。
It is no use your trying to deny the fact.
tryingの動作の主体がyourという所有格の代名詞がついている。try to V ~はvしようと試みる、だから、
あなたがその事実を拒否しようとしても無駄である。
もう一つ。
It is no good politicians talking like that.
politicians 政治家
It is no goodはno useとほぼ同じ意味だ。
It is no use
It is no good
これらは後ろに動名詞を取る。to不定詞ではなくて動名詞をとる特別な構文として知っておく。そして動名詞の前に動作の主体の名詞が付く場合がある。代名詞なら所有格がよく使われるが、普通の名詞の場合はそのまま前につける。
talking like that.そのように言うこと、の動作の主体がpoliticiansだということなので、
政治家がそのようなことをいうのはむだなことだ。
もう少し日本語らしくいえば
政治家がそんなことを言っても何にもならない。
よく出てくる英語のことわざに
It's no use crying over spilt milk.
というのがあるので覚えておこう。
spilt milkはこぼれたミルクという意味。
だからこぼれたミルクを泣き叫んでもむだだ。
という意味になるが、日本語のことわざでは、なんていう?
覆水盆に返らず
ってことわざだ。
一度起きたことは元に戻すことができないことを意味する諺です。