最後に強調構文と言われるItがある。このItは何も指していない。主語としての体裁を取るためだけのもので、当然、それはと訳してはいけない。強調構文の基本形は

It is ~ thatという形で、これは強調の意味を表すためのフォーマット(定形)だと考える。

SVOCMという文があって、その中のSやOやMを強調したいなと思ったときに定形のフォーマットIt is ~ thatの~の部分にSやOやMを入れるというだけだ。that以下は残った文をそのままいれればいい。

 

例えばJhon gave his daughter a watch on her birthday. という文があったとすれば強調する部分は主語のJhonか目的語のhis daughter、a watch、副詞句のon her birthdayのいずれとも可能だ。それらを強調構文の鋳型に流し込むと

 

It was Jhon that(who) gave his daughter a watch on her birthday.

It was  his daughter that Jhon gave a watch to on her birthday.

It was  a watch that Jhon gave his daughter on her birthday.

It was  on her birthday that Jhon gave his daughter a watch.

 

というふうになる。give +人+物の第4文型は物を先にいうとgive +物+ to+人というように前置詞のtoが出てくる。二番目の文でtoが出ているのはgive + 物 と言うかたちになるのでto がつくことになる。

強調されるものが人の場合はwhoになったりものの場合はwhichがthatの代わりに使われることもある。

 

It is natural that she should be surprised.

It was the price that surprised him.

 

形は同じだけど前の文のItはthat節を指している形式主語で後ろの文は強調構文のItである。違いはなんだろうかということだが、強調構文の場合It is    thatを外してしまってもちゃんと文が成り立っている the price surprised him のように。

しかるに一方形式主語の場合はIt is    thatを外すとnatural  she should be surprised.と文にはならない。だから考え方としては強調構文の場合that以下には主語か目的語が副詞がかけた文が来るということだ。関係代名詞のthatと言えないのは副詞が強調された場合that以下の文にはかけた部分がないことになる。それゆえこのthatは関係代名詞とはいえない。こういう定形のフォーマットだと考える。

It is    thatを外したら普通の文になれるものが強調構文と考える。

 

It was the price that surprised him

It is I that am reponsible for that.

They believed that it was freedom that they fought for.

 

訳すときは強調していることがわかるように訳す。

彼を驚かしたのはその値段だった。→彼が驚いたのはその値段だった。

それに対して責任があるのは私だ。

彼等は、自分たちが戦うのは自由のためだと信じていた。

 

In America it is the husband who is traditionally in charge of the family finances.

It was not his remarks which we found very unpleasant.

 

traditionally 伝統的に in charge of  あづかっている、担当している family finances  家計 remarks  発言

 

アメリカでは伝統的に家計をあづかっているのは夫である。

私達が不快だったのは彼の発言ではなかった。

we found his remarks very unpleasantのSVOCのOが強調構文の~に来ている。

 

次は強調構文の強調部分に副詞が来る場合だ。もう少し詳しく言うと、副詞、副詞句、副詞節が来ることができる。

 

It was on a dark evening in December that I first met him.

It is by reading good books that we can keep up with the progress of the world.

私が初めて彼に会ったのは12月のあるくらい夕方であった。

私達が世界の進歩についていけるのは良書を読むことによってである。

→良書を読むことによってはじめて、私たちは世の中の進歩についていける。

 

時を表す副詞句を強調する場合thatの代わりにwhenを使うこともある。

It was in 1938 when the war broke out.

戦争が始まったのは1938年だった。

 

It was not untill he was thirty that he started to paint.

It was because she was ill that we decided to return.

 

もとの文は何かというと

He did not start to paint until he was thirty.

でuntil he was thirty.の副詞節が否定のnotを一緒に引っ張って強調された形になっている。副詞節の強調構文として慣用的に使われる。

It is not until ・・・that ~  直訳すれば~するのに・・・までかからなかった。だが、・・・してはじめて~する、と訳す。

同じようなものに

It is because ・・・that ~  ~なのは・・・だからだ。の意味。

 

彼は30歳になって初めて絵を描き始めた。

私達が帰ることに決めたのは彼女が病気だったからだ。

 

Who is it that keeps borrowing my umbrella ?

Do you know what it is that the police suspect ?

 

keep ~ing  し続ける borrow 借りる suspect 疑う

疑問詞を強める強調構文、強調構文はit is    thatを取っ払っても文が成立する。

取ってみるとwho keeps borrowing my umbrella.でちゃんと文になっている。この文のwhoを強調構文の~に入れて疑問文にしたものが上の文だ。

 

私の傘を借りっぱなしにしているのは誰ですか。

 

下の文はknowの目的語の位置に強調構文が来ている。その部分をもとに戻すと

it is what that the police suspect. 警察が疑っているのは何です、の何を強調しているので、

 

あなたは警察が疑っているのが何かを知っていますか。

 

疑問詞+ is it that ~ ?  疑問詞の文が強調構文の中で疑問詞が強調される場合、疑問詞が前に出てis it that ~ ? という文が続くことになる。疑問詞の文が疑問文ではなく目的語の中で疑問詞が強調されるときは普通の語順なので、疑問詞 + it is that ~ という文になる。  ここらへんは英文に出されると見分けるのも意味を取るのも非常に難しい部類になる。それは実際に英文にあたってなれるしかないが、今はしっかり代名詞Itの構文にはこういうものがあるということを学んでおこう。

次回は少し長めの英文で代名詞Itの構文の実地訓練をしようと思う。

 

 

形式主語・形式目的語のitが名詞節を受ける場合もある。代名詞 it を含む構文で最初にやった漠然としたitとははっきり異なっているということを意識して読んでほしい。漠然としたitは何も受けていない。ただ主語を整えるために使われているだけだが、今やっている形式主語・形式目的語のitはしっかりと指し示すものがあって、後ろにくるto不定詞句や動名詞句、名詞節を受けているということだ。itに区別があるわけではないのである程度やはり漠然としたitとはどういうものがあるのか、形式主語・形式目的語のitにはどういうものがあるのか、例文などを通してその考え方をしっかりとなじませておかないとならない。もちろん一回読んですぐ身に着くほどみんな天才ではないので、最初はざっと読んでそんなものかと思ってみる、次に読むときはもっと詳しく頭に入るようになる。そうやって粘り強く何回か読んで知識を身に浸透させていってもらいたい。わからんと焦る必要はないが、とにかく粘ることが大事だ。

 

さて、まずItがthat節を受けている場合。that節には当然とか驚きを表すshouldが使われることが多い。

 

It is no wonder that a man of his ability should succeed in life.

It is strange that you should not know such a thing.

 

これらは漠然のitではなく後ろのthat節を受けている形式主語のitの例文だ。

It = no wonder   Itとはすなわち、that以下の文のことなので

彼のような才能のある人が出世するのは当たり前だ。

同様に

あなたがそのようなことも知らないなんて不思議だ。

 

形式目的語のitをthat節で受けることもある。

 

I took it for granted that you were fully acquainted with the facts.

The newspapers have it that the firm is almost bankrupt.

 

SVOCのOにitが来ていてその内容がthat節で後ろにきている。

it=for granted(認められたもの)、それを認められたものと思う、それとはすなわちthat以下のこと。that節の中にwereが出ているが実際はそうでないことを仮定する言い方。知っていて当然だろう、ところが実際は知らないなんて、ありえん。みたいな気持ち。

私はあなたがその事実を熟知しているのは当然だと思った。

 

次のhave it thatは面食らう文だ。have it はsayとほぼ同じで、表現するとかいうという意味になる。何を言っているのかというとthat節以下の文ということになる。

新聞はその会社がほぼ破産寸前だと言っている。

→新聞によると、その会社はほぼ倒産しそうだ。

 

You may depend upon it that she will consent.

 

depend on(upon)~ ~に頼る。~をあてにする。consent 同意する。

あなたはそれを当てにしてもいいかもしれない。それってthat以下のこと。

→彼女が同意してくれることをあてにしてもよい。

→彼女は大丈夫同意してくれるだろう。

 

I will see to it that everything is ready for your departure.

 

see to it that は熟語集に多分出ている。慣用的な表現でthat以下のことを取り計らう、という意味。これも知ってないと面食らう、何だこれとなるよね。see to で計らうという意味。英語あるあるでとりあえず軽くitと言っておいてその内容とはthat以下のことですよ、というわけだが、see to thatじゃいかんのかいと思って辞書を調べてみると、口語ではto itを省略することが多いそうだ。see that でthat以下のことを取り計らう、という意味になる。またこの時のthat節には未来を表すwillやshallは使わないということだ。see to でセットで他動詞なので後ろには名詞が来る。to不定詞のtoではないので注意が必要だ。

 

See that you don't stumble over a stone.

石につまずかないようにしなさいよ。

I'll see to closing the window.

私が窓を締めましょう。

I'll see to the coffee.

私がコーヒを入れてあげましょう。

Will you see to the children while I am away?

私が留守中に子どもたちの面倒を見てくれませんか。

 

that節はこのくらいにして次はwheter節。かどうかという名詞節を受ける形式のit。

 

It is doubtful whether he will come or not.

He said that it didn't matter whether we stayed or went.

 

itがwhether節を受けているということを理解して訳す。

彼が来るか来ないかは疑わしい。

私達がとどまるか出かけるかは問題ではないと彼は言った。

 

またwhatや他の疑問詞節を受ける場合もある。

 

It's no business of yours what tie I wear.

It's quite true what you say.

It dis not matter which of these happened.

It matters little who does it so long as it is done.

 

so long as でありさえすれば、する限りは

Itがそれぞれ疑問詞節を受けていることをはっきり意識して訳すと

私がどんなネクタイをしようとあなたには関係ないことだ。

あなたが言ったことは全く本当だ。

これらのうちのどれが起きても問題ではなかった。

誰がそれをしようとそれがなされる限りはたいした問題ではない。

 

It is not known when Shakespeare first appeared in London.

It's quite unbelievable how little they know.

It does not matter how you do this.

 

シェークスピアがいつロンドンにはじめて現れたのかは知られていない。

彼等がいかに知識に乏しいかは全く信じられないほどだ。

あなたがこれをどうやるかは問題ではない。→やり方はどうでもいい。

 

形式主語、形式目的語のitはこれでおしまいだ。次回、強調構文で使われるItで代名詞 it を含む構文の最後となる。

くれぐれもitは決して簡単ではない、曲者なのだ。英文の中に出てくると、なんだこりゃーと迷うさいたるものの一つだ。だから丁寧に繰り返し読んで考え方と知識をしっかりと自分のものにしておいてほしい。英語の基本とはこういうものなのだ。

It is no use trying to persuade him

It is no use your trying to deny the fact.

It is no good politicians talking like that.

 

形式主語のItがあとに置かれている動名詞句をうけるもの。有名なのは覆水盆に返らず、で知られるやつだ。主に慣用表現で用いられる。~ingしても無駄だという表現。

It is no use ~ing

It is no good  ~ing

この形式主語のItは後ろの動名詞句をうけている。動名詞の意味上の主語がその前につくことがある。普通の名詞はそのまま、代名詞は所有格になる。

 

彼を説得しようとしても無駄だ。

あなたがその事実を拒否しようとしても無駄だ。

政治家たちがそんな風に言っても何にもならない。

 

同様に形式目的語のitが後ろにきている動名詞句を受ける場合もある。

 

Don't yoy find it very unpleasant walking in the rain?

She thought it little use trying to look younger than she was.

 

itが後ろの動名詞句を指していてwalking in the rain=very unpleasant であるとわかりますかと聞いている。it=very unpleasant walking in the rainでは意味をなさない。little useはno useと同類なので動名詞が来ることが予測できる。it=

trying to look younger than she wasであり、よって

trying to look younger than she wasが=little useだと考えた、となる。

 

あなたは雨の中を歩くことは不快だと思いませんか。

彼女は実際よりも若く見せようとしてもほとんど無駄だと考えた。

 

形式主語、形式目的語のitがto不定詞句の他に動名詞句を受ける場合があること、またその場合のto不定詞や動名詞の前に意味上の主語が付く場合があること、こういう知識を持っておく必要がある。

 

この辺は丁寧に何度も読んで考え方を身につけてほしい。考え方の基本がしっかりしていないと実際の長ったらしい修飾満載の英文の中でわからなくなってしまうことが往々にしてある。考え方がしっかりしていれば障害物に惑わされないでパターンを発見できるようになる。結局パターンマッチングの障害物競走をしているようなものだ。くだらないと思ってもどこにもいけない。どうせやらなきゃいけないのなら、このゲームたのしんでやれ、ぐらいの気持ちでいこう。

さて、この次に形式主語、形式目的語のitが節を受ける場合を見ていく。長くなるので今日はここまでとしよう。

形式目的語のit、SVOCのOにitが来てCの後ろにその内容の名詞句がくる。

 

I found it my duty to treat them kindly.

Though he entreated me earnestyl, I thought it wise to give him a flat refusal.

 

itの内容としてto不定詞の名詞句がきている。それと訳さず内容を訳す。

entreat 熱心に頼む give a flat refusal  ピシャリと拒絶する。

 

私は彼等を親切に扱うのが私の義務だとわかった。

彼は私に熱心に頼んだけれど、ピシャリと拒絶するのが賢いと考えた。

 

SV it C [itの内容を表すto不定詞の名詞句] という構造になっている。

 

次は It V C 前置詞+人 [to不定詞句]、to不定詞句の前に意味上の主語が付く場合だ。この時取りうる前置詞にはforとかofがあり、Cの形容詞の性質によって使い分けしている。単純に言ってCの形容詞が性格や性質を言っている場合はofと考える。

 

It is quite natural for a man like him to succeed in life.

It is difficult, perhaps impossible, for a writter to say anything about his own work.

It became economically possible for the publisher to publish books for "the public"

 

succeed in life 出世する economically 経済的に publisher  出版業者  

the public  一般大衆

形式主語を受けるto不定詞に意味上の主語for ~がto不定詞の前についている。これはto不定詞の動詞の意味上の主語になっているので主語動詞関係があるわかるように意味を取る。

 

彼のような人間が出世するのは極めて当然だ。

作家が自分の作品について何かを言うことは、難しい、いや多分不可能だ。

出版業者が「一般大衆」のために本を出版することが経済的に可能となった。

 

意味上の主語がforではなくofを取る場合。それは人間を主語として使える形容詞、kind, careless,foolish,stupid, good, niceなどの時、ofとなる。

 

It is kind of you to say so.

It was careless of you to leave your umbrella in the train.

 

これらの形容詞は主語に人が来てもいいので

You are kind to say so. という文にすることもできる。この場案のto不定詞は副詞用法でそういってくれるなんて、と形容詞を修飾している。

It is kind of you to say so.のほうはitは形式主語でof you to say soを指しているので、あなたがそう言ってくれることは=親切だ、という意味になる。

 

あなたがそういってくれることは親切だ。

あなたが傘を電車の中に忘れるとは不注意だった。

 

やや日本語の訳としては落ち着かないので、

電車に傘を忘れるとはあなたは不注意だった、などと訳すとしっくりする。

 

 

同様に形式目的語のitを受けるto不定詞句にもその前に意味上の主語がつく事がある。

 

What makes it difficult for you to do so?

Your knowledge of English will make it easy for you to learn other foreign languages.

 

物主構文なので主語を副詞的に訳す。何が→なぜ

何がそれを難しくさせる、それってあなたがそれをすること。

→何があなたがそうすることを困難にさせるのか

→あなたがそうするのはなぜ困難なのか

 

あなたの英語の知識がそれを簡単にするでしょう。それとはすなわち、あなたが他の外国語の言語を学ぶこと。

これも物主構文なので主語の部分を副詞的に訳す。knowledge 知識→知るという動作におきかえ副詞的、つまり理由とか条件とか文脈が判断する。

→英語を知っていれば、あなたが他の言語を学ぶのは容易になるだろう。

 

 

形式主語とは英文というのは頭でっかちの文を嫌う傾向があるので、とりあえず軽くitをおいておいて後ろにそのitの内容が来る形を好む。

It is a crime to deny the law.  それは=犯罪だ、それとは法律を否定すること

つまりIt = to deny the law なわけだ。だから、

To deny the law is a crime.  でも別に悪くない。ただ英文はこういう頭でっかちを好まない傾向がある。重ったるくて嫌だと感じるのだろう。 この形式主語が指す後ろに来るものはto不定詞、to不定詞の前に意味上の主語がついたto不定詞句、動名詞句、that節、などがある。同様にSVOCの第五文型でOのところに形式目的語が来てその内容が後ろに来る場合がある。SVOCの後ろに形式主語の場合と同じようにto不定詞句、意味上の主語付きto不定詞句、動名詞句、that節がくる。もちろんこの形式主語形式目的語もそれ、と訳すことはない。

 

Why is it so exciting to be awake when everybody else is asleep?

It gives me a headache to think of the examination.

Although he saw it was possible, it was impossible to foresee it.

 

excitingは訳し方注意、興奮した、ではなくワクワクさせる、興奮させるという意味。be awakeは起きている、asleepは眠っているの形容詞。itがなんなのか、見抜かないといけない。 it is 形容詞 to Vなのでitは形式主語でto不定詞を受けている。

 

他の誰もが眠っているときに、起きていることはなぜそんなにワクワクするんだろう。

 

それは私に頭痛を与える、それってすなわち、試験のことを考えること

→試験のことを考えると頭痛がする。

 

彼はそれは可能だとわかったけど、それを予見することは不可能だった。

 

He is rich ; he does not know what it is like to be poor.

 

knowの後ろにwhat節が来ている。名詞節でどんなとか何とかの意味が強ければ疑問詞の名詞節だし、何とかどんなという疑問の意味がなくて、ところのもの、という意味なら関係代名詞節のwhat。whatをもとの位置に戻してみると

it is like what to be poor.  それはイコールlike whatどんな、ですか、それってすなわち、to be poor 貧乏であること。

彼は金持ちである。だから貧乏であることがどんなことなのかを彼は知らない。

 

It is easy to see what a mean thing it is to be selfish.

それ=簡単 それ=to see what a mean thing it is to be selfish

to see わかること 何を? it is what a mean thing to be selfish.

それ=what a mean thing どんなに卑しいことか それとは、すなわちto be selfish利己的であること

 

利己的であることがどんなに卑しいことなのかわかることは簡単だ。

 

最後にちょっとむずかしい英文にチャレンジしてみよう。

 

It gave him a stinging sense of what it was to want and not to have -----to wish to win and yet to feel that he was destined not even to win a glace from her.

 

stinging  旨を突き刺すような  be destined to ~ ~するように運命づけせれている。a glance  一瞥 チラ見

 

いきなりitが出てきているので受けるものがあるかもと予測して読んでいく。giveは2つ目的語を取る。問題はwhat it was to want and not to haveのところだけどwhatをもとの位置に戻してみるとit was what to want and not to haveなのでこのitはto want and not to haveを受ける形式主語 それ=what それって、欲していて持っていないもの、欲していて持っていないことがどんなことか、という名詞節、前のsenseという名詞にofでつながっているが、これは同格でsenseの内容を具体的に説明している関係になっている。訳すときは 欲していて持っていないということがどんなものなのかという胸を指すような感覚、となる。そうすると最初に出できたitを受けているものが見当たらない。では-----の後ろに出てきているものがitの内容かと考えると、勝ち取りたいと希望はしているけどまだthat以下と感じていること、that以下は、彼女からの一瞥さえも勝ち取れない運命であること。だから何を言っているのかといえば前のto want and not to haveの内容をより具体的に説明している部分になっている。結局最初のitが指しているものはどこにもないことになるので、それは、と訳すしかない。

 

それは彼に、望んでも手に入らないもの、つまり、手に入れたいと思うのに、自分は彼女からの一瞥すらも得られない運命なのだと感じることがどんなものなのかという胸を指すような感じを与えた。

 

これはそんなに難しい単語がないけれど難しい英文に感じる。内容を判断して、具体的に説明しているところだとわからないと難しい。そしてwhatの疑問詞節または関係代名詞節が来るとちょっとややこしくなる。ほぐし方は一旦その疑問詞をもとにあった位置に戻して考えてみるということだ。

 

英文を読み解くための英文法の知識は一通り揃っていないと、いきなり英文にあたっても難しい。英文法の知識を丁寧に一通り揃得るのにはやはり一年ぐらい見た方がいい。長文ではなく英文法の知識を学びながらちょこちょこと例文に当たりながら単語を覚えたりしていけばいい。一通り知識を完了したならその後で長文にあたって練習することが必要だ。焦らずにきちんと基礎を作ることが大事だ。

代名詞はなにかの名詞をうける名詞なので本来はその名詞が出てきたあとに使われるものであるが、いきなり文の主語にitが現れる文がある。どういうものがあるのか一応知識は持っておかないとならない。

まずすぐ思い浮かぶのは天気のitだろう。そのitは何も受けていない。主語としての体裁を整えるためだけに使われる。だから、それは、と訳してはならない。天気の他に寒暖、明暗、時間、距離、その他に事情や状態などを漠然とさす。二番目は形式主語や形式目的語としてあとに置かれるものを受けるものがある。三番目はIt is ~thatなどの形式で文の一部を強調する構文でitが使われる。

では第一番目の例文をみていこう。

 

We had fine weather, but before lomg it clouded over.

It is warm enough now for you to play out of doors.

It was ten or fifteen minutes past eight when she came.

 

はじめの文は天気、次は寒暖、最後は時間を表す。

私たちは好天に恵まれたが、まもなく曇ってきた。overは孤を描く感じ。

あなたが外で遊ぶには十分温かい。→十分暖かいので戸外で遊べる。

彼女が来た時8時10分か15分すぎだった。

 

How long does it take to drive from here to the villa?

How far is it from here to your office?

 

時間や距離を漠然と指すitとしてよく出てくる構文に

It takes  時間 to ~   ~するのに 何時間 かかる。

It is  距離 from A to B     AからBまでは 何距離である。

それぞれを疑問文にすると

How long does it take to ~ ?

How far is it from A to B?

みたいになる。時間はHow longだし距離はHow farで問う。

 

ここから別荘までどのくらい時間がかかりますか。

ここからあなたの事務所まではどのくらい距離がかかりますか。

 

It will take you five minutes to reach there.

そこに着くにはあなたに5分の時間をとるでしょう。youとfive minutesは目的語になっている。第4文型。

It will take five minutes for you to reach there.

5分かかるでしょう。あなたがそこに着くのに。目的語five minutes

for以下は副詞句なのでこれは第3文型。意味はどちらも同じ意味になる。

もちろんニュアンスは異なっている。下の文は時間を真っ先にいいたい

のに対して上の文はあなたに5分の時間がかかりますよということを言いたい。

 

あなたがそこに着くのに5分かかるでしょう。

 

次は期間や時間を表すsinceゃbeforeが出てくる構文がある。

It is 期間 since ~    ~してから期間になる。

It is  時間 before ~   ~するのに何時間かかる。何時間立ってから~する。

 

It is five years since he came over to Japan.

It was not long before the English family went back to their home in England.

 

彼が日本にやってきてから5年になる。

英国人の家族が英国の家に戻るまでに長くかからなかった。→ほどなくして英国人の家族は英国の家に帰った。

 

次は状況等を漠然と表すitで、もちろんそれはと訳してはならない。

It seems that his father is very angry.

It seemed as if the place wan not occupied by anyone.

 

as ifはまるで、とかあたかもという意味。~のようだ、という意味だが誰がそう思っているのかははっきり言っていない。漠然と事情・状況をさすitだ。

彼の父はとても怒っているようだ。

まるでその場所は誰にも占領されていないかのようだった。

 

It was as though he were in search of something.

as thoughはas ifと同じ。he wereとwereが来ているがこれは仮定法過去を表している。実際はそうではないんだけど、あたかも~するかのように、という意味。

彼はまるで何かを探しているかのようだった。

 

この漠然と事情・状況を表すitを取る言い方に慣れておくことが必要だ。

It seems that   ~のようだ

It appears that  ~のように見える

It seems as if   まるで~のようだ

It must be that  にちがいない

It may be that  かもしれない

It cannot be that  のはずがない

It is not that A but that B  AではなくてBだ

 

勘違いしてはならないのはこれらは形式主語のitではないということだ。形式主語はとりあえずそこにおいておいて、後ろにその内容を表すものが来るわけだが、それとは違い後ろにItが指すものが来ているわけではない。漠然とした主語で何も受けていないということに注意しよう。

もう一つ漠然としたItの主語で慣用的な言い方がある。

 

It happens that   たまたま~する

It follows that  したがって~になる

It does not necessarily follow that  だからといって必ずしも~となるわけではない。これもitは後ろのthatを受けているわけではない。ただ漠然とItと主語になっているだけだ。

 

It happened that I saw him yesterday.  たまたま昨日彼にあった。

=I happened to see him yesterday.

 

Because he can do this, it does not follow that he very often wants to do it.

becauseの訳し方に注意、~なので、ではない。そうなるわけではない、と言っているわけだから、どう訳せばいいですか。もちろん日本人ならわかりますね。

 

彼はこれができるからと言っても、それをとてもしばしばしたいということにはならない。

 

 

 

実際の英文でSVOCがちゃんと見抜けるか練習してみよう。

わからない単語は自分の持っている単語集に乗っていたらチェックして置こう。初めて見る単語はなかなか覚えられないけど、一回出てきたなぁという記憶がちょっとあると記憶に残りやすくなる。結局一番むずかしいのは単語を覚えることで、それは英文にあたって何度も出てくる単語に馴染みになって記憶していくしかない。ちなみに単語の発音がわからないと記憶できない。発音して音で音感で記憶すると記憶に残りやすい。なぜ実際の英文が難しく思われるのかといえば修飾語がいっぱいついて目的語や補語がやや離れたところに来るので文型の構造が見えにくいからだ。だからある程度どういう動詞はSVOCを取ることがあると知っていた方がいい。

 

I sat in the boat playing the flute, and saw the fish, which I seemed to have charmed, gathering around me.

 

satのところはSVC,sawはOCの予測で読んでいく。the fishがsawの目的語、その後ろにカンマが来ているので[]でくくるとgatheringという分詞がある。これがC。[]の部分はカンマがついて関係代名詞節が来ているので、前の名詞を詳しく説明する内容。

 

私はボートの中でフルートを拭きながら座ってた。そして(フルートの音で)魅惑したと思われる魚が私の周りに群がっているのをみた。

 

to have P.P. は完了不定詞と言われるもので時間がずれていることを表す。

I seemedだから魚を魅了したのはそれよりも前の過去完了の時間を表している。

 

When a man is acquainted only with the habits of his own country, they seem so much a matter of course that he ascribes them to nature, but when he traveles abroad and finds totally different habits and standards of conduct prevailing, he begins to understand the power of custom.

 

acquaintという動詞はよく出る単語として記憶しておかないと行けない単語。

もともとSVO with~で I acquainted him with the fact. 

Oに~を知らせる、という意味だが、

acquaint oneself with で熟達する。精通する。

be acquainted with で知り合いになる。精通している。

名詞はacquaintance  知り合い、make the acquaintance withやmake one's acquaintanceでお近づきになる、の意味。

このお近づきになるなんて意味でしょっちゅう出てくる単語だ。

habitsは習慣 so ~that構文 そんなに~なのでthat以下

a matter of course 当たり前のこと

ascribe A to B  AをBに帰す

standard of conduct  行動の基準 

preavail 広まる、広く行き渡る

custom  習慣、慣習

そんなに長くもない英文だけど知っておくべき単語がわんさか詰まっている。やはり単語力がないと読めないのは当然だ。受験の時までにはこの程度の単語はほとんどわかっている状態に持っていかないと厳しい。英文を繰り返して単語の意味が出るかどうかを何度も試してみるといいだろう。はじめは誰でも難しい。一度はやらないと難しいままだ。二度目やってみたらやや思い出せるようになっているはずだ。三度目はもっと楽になる。

さて、findsが出ているところだ。findといったらSVOCを取ってるなと推測することが必要だ。Cは何かということだが、prevailingという分詞だ。

 

人は自分の国の習慣だけを知っているときは、それらがあまりにも当たり前なのでそれらを自然のせいにする。しかし海外を旅行して全く異なった習慣と行動の基準が広く行き渡っているのがわかると、習慣の力を理解し始める。

 

Climing is probably the only sport which leaves those who do not enjoy it completely bewildered as to the motives and state of mind of those who do. To most people the climber is at best harmlessly eccentric, and at worst foolhardy and selfish.

 

bewilder 当惑させる as to  について motive  動機 at best 良くても、せいぜい harmlessly  無害な at worst 悪くすると eccentric  風変わりな foolhardy  向こう見ずな

selfish 利己的な

 

山登りは多分唯一のスポーツだ どんな? leave O Cを意識、OをCのままにしておく those whoは ~の人々 Oがthose who do not enjoy it completely Cがbewildered、過去分詞なので受動的な意味、as to以下は副詞句M、それ(山登り)を完璧に楽しめない人々を、当惑させたままにする、それを(登山を)する人々の心の状態や動機に関して。ほとんどの人々にとって、登山者は良くて無害な風変わりものであり、悪くても向こう見ずな利己主義者である。

 

→登山はおそらく、登山をしない人々を、登山をする人々の動機と精神状態について全く当惑させておく唯一のスポーツだある。大抵の人々にとって、登山者はよくてもせいぜい無害な変わり者であり、悪くすると向こう見ずな利己的に人である。

 

We seem to have come into the world which was ready-made for us, which works perfectly in every detail and requires no effort on our part. We are likely to take the extraordinally mechanical marvels which ease our extentence for granted.

 

ready-made  出来合いの detail  細部 on one's part  の側で be likely to しがちである extraordinary  とてつもないmechanical 機械の mervel 驚異  ease  楽にする existence  存在、生活

 

問題はfor granted のところだが、take it for granted thatなんて熟語を知っている人なら割りと容易に気づくと思う。take it for granted thatはitをfor grantedだとみなすと言っている。それって何かというとthat以下の文。for grantedは当然のこと、認められたこと、の意味。だからtake O for grantedはO=for grantedと思う、という意味だ。

 

私たちは世界に生まれてきたように思われる。どんな世界かというと、私達におあつらい向きに作られた世界、細部に至るまで完璧に機能し私達の側にはなんの努力も要求しない世界。 私たちはしがちだ。とてつもなく機械的な驚異、どんな脅威かというと、我々の生活を楽にする、その驚異を当たり前のことと。

 

訳はもういいだろう。頭から読んでいって内容を取る訓練に慣れよう。

絶対バックしないことだ。その語順通りに前から読んでいって内容を受け取る。いちいち日本語に成形し直さない、ということに徐々になれていこう。

take OのOはthe extraordinally mechanical marvels which ease our extentenceまで、関係代名詞説がついて長くなっている。Cがfor grantedという前置詞句。

 

少しづつ英文にあたってなれていかないとならない、最初はよくわからなくてもいい、ざっと読むだけでもいい。

現在英語の中枢部分を通過中だ。いちばん大事な部分をやっている。ここがしっかりわからないとすべていい加減でわからないままだ。あと少しなので頑張ってほしい。ここを通過したらあとは細かい構文の知識を仕入れる程度でいい。英語がもやもやしてはっきり見えないので、僕がどういうことをやったかをちょっと紹介しておこう。英語問題精講だったか英語長文問題精講だったか忘れたけど、あまり長くない英文を解釈する問題集を買ってその英文をB4の西洋紙にすべてSVOCMがわかるように解体して見た。修飾のMは一弾下げてどこにかかっているのかを線を引いて明らかにしてどれが主語でどれが目的語、補語かを徹底的に解体してみた。50問程度なので1ヶ月もあればすべて解体できるはずた。それをやり通して初めて英語というものが完全に分かったという気になれた。英語がわかった気がしないという人は是非こういう荒修行をやってみたらいいと思う。そういう解体の目が初めて出会う英文を読むときに役立つようになるはずだ。全然難しいことはない。ただやってないだけだ。全く知識がなくてぶつかっていくのは無謀だがある程度知識を仕入れたらあとはガンガン英文にあたって解体できるかどうか練習してみることが必要なのだ。その知識の仕入れはあと少しでほぼ終わる。あとは英文の海に航海に出るだけなのだ。

 

SVO as~というタイプの動詞、要するに目的格補語のところにas ~とかfor ~ のように形容詞句が来ている動詞でこれも目的語とイコールの文の関係があるので副詞句ではなく補語と考えるべきものだ。

ざっとそういう動詞をあげてみると、

regard A as B   AをBだとみなす

look on A as B   AをBだとみなす

cponsider A (as) B AをBたと考える

think of A as B   AをBたと考える 

view A as B    AをBだとみる

describe A as B   AをBだと述べる

take A for B  AをBと考える

 

as B は補語なのでBには名詞、形容詞、現在分詞、過去分詞、など補語になるものなら何が来てもいい。

 

We all regarded the situation as serious.

She described him as really clever.

 

我々はみな事態は深刻だと考えた。 the situation = as serious

彼女は彼のことを本当に利口だと述べた。him = as really clever

 

Coal and iron have made England what she is.

Leave it as it is.

 

石炭と鉄が英国を現在あるところのものにさせてきた。sheはEnglandをさす。

→石炭と鉄のお陰で英国は現在のようになった。England = what she is.

それをあるがままにしておきなさい。 it = as it is.実際あるところのもの

目的語とイコールにwhat節とかas節などの名詞節が来ている。

as it isはちょっとした曲者で意味が3つほどある。

1. ところが実際は

2. あるがままに

3. 現実問題として、現状は

またas it wereなら、いわば、の意味になる。asは辞書で丁寧に読み込んでおくべき単語で読解の上でも文法問題でもしばしば出る単語だ。辞書を見ると2ページ半もある。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SVO+~ing(現在分詞)の形、Oが~している、と動作が継続中のsv関係を持つもの

 

She kept me waiting  a long time.

I have a friend waiting for me in front of the store.

 

keep O ~ing  Oを~させておく

彼女は私を長い間待たせておいた。

私は友達に店の前で渡しをまってもらってる。have O Cはしてもらう、されたという意味で動作が伴う場合は現在分詞、目的語と受動関係の場合は過去分詞となる。

 

I saw a dog running after my car.

She found someone standing in her doorway and hilding a candle.

 

私は犬が私の車のあとを追いかけてくるのを見た。

彼女は誰かが入り口に立っていてろうそくを持っているのに気づいた。

 

see a dog runningと現在分詞が来ている場合は動作が継続中のものを見たということを言っている。

 

Oと次に来る動詞がOが~している、という継続中の意味を表している場合は現在分詞。Oが~される、という受動の意味を保つ場合は過去分詞がくる。

 

He kicked the door of the room shut.

I want my trousers ironed.

 

the doorは閉じるんじゃなくて閉じられるという関係なので過去分詞のshutが来ている。shut-shut-shut-shutting

ズボンとアイロンをかけるの関係はスボンがかけるのではなくかけられる方なので過去分詞のironedがくる。

wantは色々癖のある動詞だ。人に~することを欲する、なら人 + to不定詞

だが、これから~するということではなく現在動作が継続中で、してもらいたくない

と否定文では人 + 現在分詞を使う場合もある。してもらいたくないの意味。

I don't want you waking me up so early. そんなに早く起こしてもらいたくない。

目的語が~されることを望む、なら過去分詞になる。あと

、want ~ing。

My car wants washing. 洗われる必要がある。洗われる、というように受け身の意味が出てくるので訳すときは注意が必要。またwantは自動詞で欠く、足りない、名詞で必要の他に不足という意味もある。形容詞wantingで足りない。

She is wanting in common sense.  は形容詞のwantingで彼女は常識がたりない。

He is a man of few wants.といったら彼は欲望の少ない人だ、のいみ。

He has fallen ill for want of food.  食べ物の不足のせいで病気になった。

We are badly in want of water. ひどい水不足だ。

 

I heard my name called.

We saw old houses pulled down one after another.

 

私は自分の名前が呼ばれるのを聞いた。

私たちは古い家が次々と取り壊されていくのを見た。

ここで注意しないと行けないのはseeはSVOCの文型をとることもあるということだ。old housesとpulled downの関係は受け身の意味だがsv関係になっているということだ。だからpulledをhousesの修飾と捉えてはいけないということだ。つまり、

私たちは次々と取り壊された古い家を見た、では間違いの訳になる。sv関係をわかるように訳さないとならない。それで、古い家が次々と取り壊されていくのを見た。という訳になる。

 

I'll have you arrested.

He will never have the book completed.

 

have O+ Cは使役動詞と言っても使役の意味は弱く、してもらう程度の意味になりOとCの間に受け身の意味関係があればCは過去分詞をつかう。

あなたと逮捕するの関係は逮捕されるという関係なので

私はあなたを逮捕してもらおう。もらいたい、位の弱い意味。

the bookとcompleteの関係も本が完成するんじゃなくて完成させられるという関係なので過去分詞となる。

彼は決してその本を完成させることはないだろう。

 

She had her baby examined in the hospital.

 

彼女は赤ちゃんを病院で診察してもらった。

 

I could not make myself understood in English.

He could not make his voice heard.

 

これもよく文法問題で問われるところだが、自分自身と理解するの関係は自分自身を英語で理解してもらうという意味なので過去分詞、彼の声も聞くのではなく聞こえるようにするだから受け身の関係、だから過去分詞が来る。

あくまで日本語から考えるのではなく目的語と補語のsv関係を考えて受け身の関係なら過去分詞を使う。ただ日本語に訳すときはそのままだとおかしい場合もあるのでsv関係を理解した上で自然な日本語に訳す。

私は英語で自分のことを理解してもらえなかった。

彼は自分ま声を人に聞かせることが出来なかった。

 

 

 

SVO+原形不定詞を取る動詞をみていこう。

原形不定詞とはtoがつかない動詞の原形のことだ。

この形の動詞は知覚動詞と使役動詞があり、それぞれどういう動詞があるかある程度頭に入れておくことが必要だ。

知覚動詞 see, hear, feel, watch, perceive, notice など

使役動詞 make, let, have, bid, help など

 

I heard the bell ring.

I felt my heart beat with joy.

The hunter saw a bear approach the river.

Did you perceive anyone come in?

私はベルが鳴るのを聞いた。

私は心臓が喜びでどきどきするのを感じてた。

猟師はくまが川に近づくのをみた。

誰か入ってくるのに気が付きましたか。?

 

これはベルが鳴るのを聞いた、と言っているだけで、実際はもっと前になったのを思い出して言っているだけかもしれない。そこははっきりとしていない。もし聞いているときにベルがりんりんと鳴っていたなら、ringではなく現在分詞のringingをつかっているはずだが、とりあえず、・・・が~するのを、見た、聞いた、感じた、などと訳す。

 

I made him go by himself.

I had her clean the room.

We had a fire break out last night.

She didn't let anyone enter her room.

 

私は彼を一人で行かせた。

私は彼女に部屋を掃除してもらった。(使役の意味は弱い、してもらった)

私たちは昨夜火事に見舞われた。(~された)

彼女は誰も部屋に入れさせなかった。=She did'nt allow anyone to enter her room.

 

やや長い文で練習してみよう。見分けがつくか、ということだ。

 

Seeing his daughter every night and morning, without fail, look into the mirror, and seem to talk with it, her father at length asked her the reason for her strange behavior.

 

without fail  失敗なく→必ず  at length  とうとう、ついに behavior  振る舞い

いきなりseeingで始まっているので分詞構文、どこまでかを考える。Mをカッコに入れて文の骨格を見る。すると、every night and morningやwithout failを外して見る。lookとseemという動詞があるが、his daughterはseeingの目的語であり、seeという動詞がSVOCのCに原型の動詞をとることから、lookとseemはCの原形不定詞だとわかる。分詞構文は主節との意味内容から考えて理由、なのでがいいだろう。

 

娘が毎夜毎朝鏡をのぞきこんでそれと話をしているように思われるので、彼女の父はとうとう彼女に不思議な行動の理由を尋ねた。

 

Nobody will willingly let one of these pretty homes, built by our forefathers some centuries ago, fall into decay.

 

willingly   喜んで forefather 先祖   some centuries  数百年 fall into decay  朽ちる

letがあるので目的語がどこまでか、原形不定詞が来るはずなのでそれはどれか、を見分けるつもりで読んでいく。すると目的語はone of these pretty homesだ。その後にカンマが付いてbuiltと過去分詞が来ている。これはhomeにかかる修飾語だから、fallがletのCの原形不定詞とわかる。

誰も喜んでこれらのきれいな家々の一つも朽ちさせはしないだろう。というのが全体の意味。どんな家々の一つかというと、何百年も前に先祖たちによって建てられた、家々と言うことだ。

もう少し直訳で丁寧にゆっくりと意味を取ると、家の一つ、その家ってのはどんな家なのかというと、何百年も前に先祖によって建てられた、ということだけど、普通に訳せば何百年も前に先祖によって建てられた家の一つでよい。

letの目的語か名詞句となっていて、更にそれを修飾する過去分詞の形容詞句がついていて、その後にやっと補語の原形不定詞のfallが来ているという構文になっている。