形式主語とは英文というのは頭でっかちの文を嫌う傾向があるので、とりあえず軽くitをおいておいて後ろにそのitの内容が来る形を好む。
It is a crime to deny the law. それは=犯罪だ、それとは法律を否定すること
つまりIt = to deny the law なわけだ。だから、
To deny the law is a crime. でも別に悪くない。ただ英文はこういう頭でっかちを好まない傾向がある。重ったるくて嫌だと感じるのだろう。 この形式主語が指す後ろに来るものはto不定詞、to不定詞の前に意味上の主語がついたto不定詞句、動名詞句、that節、などがある。同様にSVOCの第五文型でOのところに形式目的語が来てその内容が後ろに来る場合がある。SVOCの後ろに形式主語の場合と同じようにto不定詞句、意味上の主語付きto不定詞句、動名詞句、that節がくる。もちろんこの形式主語形式目的語もそれ、と訳すことはない。
Why is it so exciting to be awake when everybody else is asleep?
It gives me a headache to think of the examination.
Although he saw it was possible, it was impossible to foresee it.
excitingは訳し方注意、興奮した、ではなくワクワクさせる、興奮させるという意味。be awakeは起きている、asleepは眠っているの形容詞。itがなんなのか、見抜かないといけない。 it is 形容詞 to Vなのでitは形式主語でto不定詞を受けている。
他の誰もが眠っているときに、起きていることはなぜそんなにワクワクするんだろう。
それは私に頭痛を与える、それってすなわち、試験のことを考えること
→試験のことを考えると頭痛がする。
彼はそれは可能だとわかったけど、それを予見することは不可能だった。
He is rich ; he does not know what it is like to be poor.
knowの後ろにwhat節が来ている。名詞節でどんなとか何とかの意味が強ければ疑問詞の名詞節だし、何とかどんなという疑問の意味がなくて、ところのもの、という意味なら関係代名詞節のwhat。whatをもとの位置に戻してみると
it is like what to be poor. それはイコールlike whatどんな、ですか、それってすなわち、to be poor 貧乏であること。
彼は金持ちである。だから貧乏であることがどんなことなのかを彼は知らない。
It is easy to see what a mean thing it is to be selfish.
それ=簡単 それ=to see what a mean thing it is to be selfish
to see わかること 何を? it is what a mean thing to be selfish.
それ=what a mean thing どんなに卑しいことか それとは、すなわちto be selfish利己的であること
利己的であることがどんなに卑しいことなのかわかることは簡単だ。
最後にちょっとむずかしい英文にチャレンジしてみよう。
It gave him a stinging sense of what it was to want and not to have -----to wish to win and yet to feel that he was destined not even to win a glace from her.
stinging 旨を突き刺すような be destined to ~ ~するように運命づけせれている。a glance 一瞥 チラ見
いきなりitが出てきているので受けるものがあるかもと予測して読んでいく。giveは2つ目的語を取る。問題はwhat it was to want and not to haveのところだけどwhatをもとの位置に戻してみるとit was what to want and not to haveなのでこのitはto want and not to haveを受ける形式主語 それ=what それって、欲していて持っていないもの、欲していて持っていないことがどんなことか、という名詞節、前のsenseという名詞にofでつながっているが、これは同格でsenseの内容を具体的に説明している関係になっている。訳すときは 欲していて持っていないということがどんなものなのかという胸を指すような感覚、となる。そうすると最初に出できたitを受けているものが見当たらない。では-----の後ろに出てきているものがitの内容かと考えると、勝ち取りたいと希望はしているけどまだthat以下と感じていること、that以下は、彼女からの一瞥さえも勝ち取れない運命であること。だから何を言っているのかといえば前のto want and not to haveの内容をより具体的に説明している部分になっている。結局最初のitが指しているものはどこにもないことになるので、それは、と訳すしかない。
それは彼に、望んでも手に入らないもの、つまり、手に入れたいと思うのに、自分は彼女からの一瞥すらも得られない運命なのだと感じることがどんなものなのかという胸を指すような感じを与えた。
これはそんなに難しい単語がないけれど難しい英文に感じる。内容を判断して、具体的に説明しているところだとわからないと難しい。そしてwhatの疑問詞節または関係代名詞節が来るとちょっとややこしくなる。ほぐし方は一旦その疑問詞をもとにあった位置に戻して考えてみるということだ。
英文を読み解くための英文法の知識は一通り揃っていないと、いきなり英文にあたっても難しい。英文法の知識を丁寧に一通り揃得るのにはやはり一年ぐらい見た方がいい。長文ではなく英文法の知識を学びながらちょこちょこと例文に当たりながら単語を覚えたりしていけばいい。一通り知識を完了したならその後で長文にあたって練習することが必要だ。焦らずにきちんと基礎を作ることが大事だ。