形式目的語のit、SVOCのOにitが来てCの後ろにその内容の名詞句がくる。

 

I found it my duty to treat them kindly.

Though he entreated me earnestyl, I thought it wise to give him a flat refusal.

 

itの内容としてto不定詞の名詞句がきている。それと訳さず内容を訳す。

entreat 熱心に頼む give a flat refusal  ピシャリと拒絶する。

 

私は彼等を親切に扱うのが私の義務だとわかった。

彼は私に熱心に頼んだけれど、ピシャリと拒絶するのが賢いと考えた。

 

SV it C [itの内容を表すto不定詞の名詞句] という構造になっている。

 

次は It V C 前置詞+人 [to不定詞句]、to不定詞句の前に意味上の主語が付く場合だ。この時取りうる前置詞にはforとかofがあり、Cの形容詞の性質によって使い分けしている。単純に言ってCの形容詞が性格や性質を言っている場合はofと考える。

 

It is quite natural for a man like him to succeed in life.

It is difficult, perhaps impossible, for a writter to say anything about his own work.

It became economically possible for the publisher to publish books for "the public"

 

succeed in life 出世する economically 経済的に publisher  出版業者  

the public  一般大衆

形式主語を受けるto不定詞に意味上の主語for ~がto不定詞の前についている。これはto不定詞の動詞の意味上の主語になっているので主語動詞関係があるわかるように意味を取る。

 

彼のような人間が出世するのは極めて当然だ。

作家が自分の作品について何かを言うことは、難しい、いや多分不可能だ。

出版業者が「一般大衆」のために本を出版することが経済的に可能となった。

 

意味上の主語がforではなくofを取る場合。それは人間を主語として使える形容詞、kind, careless,foolish,stupid, good, niceなどの時、ofとなる。

 

It is kind of you to say so.

It was careless of you to leave your umbrella in the train.

 

これらの形容詞は主語に人が来てもいいので

You are kind to say so. という文にすることもできる。この場案のto不定詞は副詞用法でそういってくれるなんて、と形容詞を修飾している。

It is kind of you to say so.のほうはitは形式主語でof you to say soを指しているので、あなたがそう言ってくれることは=親切だ、という意味になる。

 

あなたがそういってくれることは親切だ。

あなたが傘を電車の中に忘れるとは不注意だった。

 

やや日本語の訳としては落ち着かないので、

電車に傘を忘れるとはあなたは不注意だった、などと訳すとしっくりする。

 

 

同様に形式目的語のitを受けるto不定詞句にもその前に意味上の主語がつく事がある。

 

What makes it difficult for you to do so?

Your knowledge of English will make it easy for you to learn other foreign languages.

 

物主構文なので主語を副詞的に訳す。何が→なぜ

何がそれを難しくさせる、それってあなたがそれをすること。

→何があなたがそうすることを困難にさせるのか

→あなたがそうするのはなぜ困難なのか

 

あなたの英語の知識がそれを簡単にするでしょう。それとはすなわち、あなたが他の外国語の言語を学ぶこと。

これも物主構文なので主語の部分を副詞的に訳す。knowledge 知識→知るという動作におきかえ副詞的、つまり理由とか条件とか文脈が判断する。

→英語を知っていれば、あなたが他の言語を学ぶのは容易になるだろう。