It is no use trying to persuade him
It is no use your trying to deny the fact.
It is no good politicians talking like that.
形式主語のItがあとに置かれている動名詞句をうけるもの。有名なのは覆水盆に返らず、で知られるやつだ。主に慣用表現で用いられる。~ingしても無駄だという表現。
It is no use ~ing
It is no good ~ing
この形式主語のItは後ろの動名詞句をうけている。動名詞の意味上の主語がその前につくことがある。普通の名詞はそのまま、代名詞は所有格になる。
彼を説得しようとしても無駄だ。
あなたがその事実を拒否しようとしても無駄だ。
政治家たちがそんな風に言っても何にもならない。
同様に形式目的語のitが後ろにきている動名詞句を受ける場合もある。
Don't yoy find it very unpleasant walking in the rain?
She thought it little use trying to look younger than she was.
itが後ろの動名詞句を指していてwalking in the rain=very unpleasant であるとわかりますかと聞いている。it=very unpleasant walking in the rainでは意味をなさない。little useはno useと同類なので動名詞が来ることが予測できる。it=
trying to look younger than she wasであり、よって
trying to look younger than she wasが=little useだと考えた、となる。
あなたは雨の中を歩くことは不快だと思いませんか。
彼女は実際よりも若く見せようとしてもほとんど無駄だと考えた。
形式主語、形式目的語のitがto不定詞句の他に動名詞句を受ける場合があること、またその場合のto不定詞や動名詞の前に意味上の主語が付く場合があること、こういう知識を持っておく必要がある。
この辺は丁寧に何度も読んで考え方を身につけてほしい。考え方の基本がしっかりしていないと実際の長ったらしい修飾満載の英文の中でわからなくなってしまうことが往々にしてある。考え方がしっかりしていれば障害物に惑わされないでパターンを発見できるようになる。結局パターンマッチングの障害物競走をしているようなものだ。くだらないと思ってもどこにもいけない。どうせやらなきゃいけないのなら、このゲームたのしんでやれ、ぐらいの気持ちでいこう。
さて、この次に形式主語、形式目的語のitが節を受ける場合を見ていく。長くなるので今日はここまでとしよう。