私の防災・その283 貴重な水の代替品&節水方法
寒波で水道管が破裂したり大規模漏水が起きたりして断水被害が出ているようですね。
石川県 寒波の影響で9000戸余で断水続く 全面復旧見通し立たず(NHK ニュース)
孤立した地域もあったとのこと。
大雪 鳥取市佐治町の孤立解消 鳥取県内で3世帯6人孤立(NHK ニュース)
どちらも解消されつつあるようですが、いつになるかわからない状況は心理的にも負担が大きいでしょうね。
少しでも早く解消されることを願ったいます。
断水したら、日常生活がいきなり当たり前にはまわらなくなります。
水の備蓄をしている方でも生活用水を充分に備えられてはいないのではないでしょうか。
普段の生活にどれだけの水を使っているのか把握されてますか?
正確な使用量まではわからなくても、どんな場面で水が必要かリストアップしてみると絶対に水が必要な場面と代替品で賄える場面が見えてくると思います。
給水が行われると言っても、自宅まで必要な量を届けてくれるわけではなく、今回のような強烈な寒気や災害級の猛暑の中でも屋外で長時間並ぶことになります。
そして、何よりも水は重たいです。
車やキャリーカートがあっても道路状況が悪ければ人力で運ばなければならなくなります。
今回のように孤立した地域だと給水ポイントにも辿り着けないでしょうし、給水ポイントが近くにあるとは限りません。
かと言って水は嵩張りますから備蓄しておくのも限界があります。
それぞれの場面でどの様な代替品や節水方法が有るか知っておくことは大事だと思います。
ざっくりですが、場面毎に代替品と節水方法を書き出してみました。
朝の身仕度
洗面➡
ウエットタオル
拭き取り化粧水シート
ベビー用の手口拭き取りシート
歯磨き➡
マウスウォッシュ
歯磨きシート
デンタルフロス
食事
食材を洗う➡
キッチンペーパー
食品対応アルコールスプレー
ペーパー類で汚れを拭き取る
スプレーやペットボトルシャワー(蓋に穴を開けたもの)を使う
ボウルや洗い桶に少な目の水を溜めて洗う
調理➡
フライパン用アルミホイル
クッキングペーパー
まな板シート
キッチンペーパー
ポリ袋(湯煎調理可能なもの)
使い捨てアルミ鍋
使い捨て手袋
出来るだけ手や調理器具を汚さない
湯煎調理(パッククッキング、ポリ袋調理)
汚れを出来るだけ拭き取る
盛り付け➡
紙コップ
紙皿
発泡どんぶり
ラップ
ポリ袋
食器にラップやアルミホイル、ポリ袋を被せて使う
薄いラップはスプーンなどが当たると破れることがあるので要注意
片付け➡
食材を洗うと同じ
洗濯
タオルなどは洗濯が不要なペーパー類で出来るだけ代用
大きめジッパー袋に少な目の水と洗剤、最低限の洗濯物を入れてもみ洗い
洗い桶&洗濯板
手回し式小型洗濯脱水機
トイレ
非常用トイレセット⬅絶対
大きめごみ袋+ペットシート、ペット用のトイレ砂、新聞紙等でも代用可能ですが、専用の物の方がコンパクトでごみも少ないです。
一人一日5回が目安
臭い対策に
消臭スプレー等
手洗い用に
ウェットティッシュ
手指用のアルコール消毒
ペットボトルシャワー
入浴
介護用身体拭きウェットタオル
おしり拭き
あせ拭きウェットティッシュ
ドライシャンプー
クレンジング(化粧落とし)シート
腋臭の方はあせとりパッドや制汗剤も有ると安心ですよね。
ベビーパウダーも髪の毛に振りかけて櫛でとかすとドライシャンプーの代用可能です
簡単にまとめたので未だ未だ出来ることや便利な代替品はあると思います。
前ぶれなく突然起きる地震の場合は難しいですが、今回のような気象災害であればある程度予測が出来ますから、浴槽に綺麗な水をためておくと生活用水を暫くは賄えます。
ただ、トイレを流すのに毎回6~8リットル位は必要だとされますから、一人一日で30~40リットル、家族が多ければ×人数分で大量にあると思った浴槽の水もあっという間に無くなります。
災害等で脱水になった時に必ず出てくる困り事がトイレが流せないです。
やはり非常用トイレセットは最優先で備えておくべきだと思います。
ラップ、アルミホイル、クッキングシート、キッチンペーパー、ポリ袋、ウェットティッシュ、古新聞紙は普段から良く使うものですし汎用性が高いので多めにストックしておくと助かります。
使い捨ての物を使うとどうしてもごみは増えますのでごみ袋も多めにストックするのをお勧めします。
貴重な水を無駄にしない為に出来ること、今のうちに考えてみませんか。