【思春期】その口出し、そのコメント、目的は何?
先日、子供たち、
特に思春期の子供たちは、
親に指摘されることなんて
自分でとっくにわかっている
だから親は
指摘・口出しする必要はなく
優しく見守っていればいいのだ
という記事を書きました。
そもそも、親はどうして
ああだこうだと口出ししたり
余計なコメントをして
結果的に
思春期ちゃんを怒らせたり
落ちこませたりしてしまうんだろうか?
本当は仲良くしたいのにね。
アドラー心理学では、
人間の言動には必ず相手があり、
目的がある
と考えます。
子供に口出ししてしまう、
あれこれ不要なコメントをしてしまう、
その発言の目的は何でしょう?
考えるべきは、
原因ではなく、目的です。
子供が勉強しないから…
成績が上がらないから…
生活習慣が良くないから…
これは「原因」で、
実は、どうでもいいんです。
親としての発言目的は何か、
自分の心と話してみてください。
目的は必ずみつかります。
私のケースですと、
余計なことを言ってしまう時、
その目的は、殆どの場合
自分の不安な気持ちを
言葉にして出すことで
自分の心を軽くするため
です。
言ったからって
なくなるわけではないのに
自分の不安、不満、心配を
口に出して相手にぶつけると
何となく、一時的でも
その気持ちが軽くなる気がするから。
「気がする」だけなんですけどね。
極めて自分本位な発言で、
全く子供のためになってない
この目的に気づく時は
いつも一人で苦笑い
今日、娘ちゃんのお友達が
遊びに来ていました。
その子がとても優秀なので
私はその子と話をするたびに
娘ちゃんと比べてしまって
…こんなに利発だったらいいのにな…
…この子みたいに勉強ができたらな…
私の中に少しずつ
モヤモヤが溜まってきました
その子が帰った後、
娘ちゃんに向かって
なんだか小言を言いたくなって
その時、ハッと気づきました。
私、自分のモヤモヤ軽減のために
娘ちゃんに余計な小言を
ぶつけようとしていたんです
目的がわかれば、余計な言葉を
口に出すこともありません。
娘ちゃんは娘ちゃんなりの
素晴らしさがあるんだった
と思い出して、おしまいでした
勿論、自己中心的な想いが
目的でないことも沢山あると思います。
子供の成長を心から願っての
発話だってあると思う。
でも、
「何かモノ申したい」と感じる時は、
一旦止まって、自分の目的に気づき、
本当に口に出すのか、
口に出すとしたらどう伝えるのか
考えましょう。
「ああ、言わなきゃよかった…」が
だんだんと減っていきますよ
ちなみに
この「止まる」「気づく」ことは
マインドフルネスの実践を続けていると
やりやすくなっていきます。
自分の心が
今どんな状態にあるのか敏感になり、
イライラやモヤモヤは
発生時に察知できるようになるので
感情が暴走を始める前に
目的を考える余裕ができるのです。
マインドフルネスにご興味のある方は
↓の12・1月の予定をご参照ください
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