【マインドフルネス瞑想】「雑念」「妄想」には要注意!
マインドフルネス瞑想では
どのような瞑想タイプで瞑想するにしても
瞑想中には、必ず、いわゆる
雑念・妄想
が沸き上がってきます。
雑念・妄想というのは
「今ここ」で起こっていないこと、
つまり過去の記憶や
未来を想う空想のことです。
そして、
私たちは気づかないうちに
何かをしながら
過去を思い出し自分を責めたり
悔やんだり、悲しんだり
未来を想っては不安になったり
イライラしたりしています。
「今ここ」から意識が外れ
空想の世界に入ってしまい
「現実には起こっていないこと」に
あれこれを想いを馳せることは、
不要なストレスの原因になります。
マインドフルネス瞑想は
その「頭の中の空想の世界」から
「今ここ」に戻ってくるお稽古。
ですから、瞑想中に
雑念や妄想が出てくるのは当たり前。
前置きが長くてごめんなさい
今日のブログタイトル、
「雑念・妄想」には要注意
というのは、
雑念・妄想そのものがダメ
雑念・妄想を消しましょう
ということでは、ないんです!
雑念・妄想は大いに結構
注意すべきは、
「雑念・妄想」という言葉そのものが持つ
ネガティブなニュアンス
です。
頭が色々考えるのは当たり前のこと。
目を閉じたらあっという間に思考が出てくる。
それが人間だし、当然のことなんです。
だから、マインドフルネス瞑想では
頭の中に思考が生まれたな、
自分の意識が「今ここ」から外れたな、
と気づいたら
何度でも意識を「今ここ」に
戻します。
何度でも、です。
この時、自分が気づいた思考を
何度も何度も
「これは雑念だ」
「これは妄想だ」
と、ネガティブな意味合いの言葉で呼んだり
意識したりしていると、
何を感じても、思ってもOKだよ
と「今ここ」の自分を受け入れていく、
マインドフルネスのとても大切なスタンスに
逆行することになりやすいんですね。
雑念・妄想という言葉に
「ダメ」というジャッジのニュアンスが
入ってくるから。
瞑想とジャッジの関係については↓の記事をどうぞ
ドイツでマインドフルネスを学んでいる私ですが、
私たちが「雑念・妄想」と呼んでいることに、
ネガティブな意味合いの言葉を使った例を
一度も聞いたことがありません。
ただシンプルに「思考」と
呼んでいます。
Gedanken(ドイツ語)
Thoughts(英語)
良いも悪いもなく、ただ、
ニュートラルに「これは思考だよね」と
気づいていくだけです。
頭の中の自作自演の映画に気づいたら、
ダメ出しをしないでね!
妄想?雑念?
いえいえ、単なる「思考」です。
そこに良いも悪いもないんです。
どんな小さな「自己否定の芽」も
見逃さないで、摘み取りましょうね
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