万博の半年間、夢洲で撮った写真が本当に膨大で…。
Googleフォトに自動バックアップしていたのですが、無料プランではとても足りず、途中から家庭用のNASにどんどん移していました。

 

今はその写真を整理して、フォトブックを作ろうと思っています。

 

 

  どうやって整理するか問題

 

最初は「日にちごと」にまとめようかと思ったのですが、見返してみると同じパビリオンに複数回行っていたり、外観だけ撮っていたりもするので、「パビリオンごと」で分類することにしました。

 

ただ、これが想像以上に大変。
パビリオン以外にも、

  • パブリックアート

  • イベントの様子

  • 大屋根リング

  • トイレ・休憩所

  • 空飛ぶ夢洲
    …などなど、ジャンルが多すぎます。

でもNASに眠らせたままだと、きっと見返す機会も減ってしまう。
フォトブックにまとめれば、あとで気軽に眺められるし、思い出話にも花が咲くかなと思っています。

 

 

  春の夢洲はガラガラで快適だった

 

4月の写真から見返していったのですが、今見ると本当に人が少ない!
あの静けさが懐かしいです。


夜だけの訪問でも5〜6館入っていたので、やっぱり春先が一番快適でしたね。
たくさんの人と盛り上がった夏も楽しかったけれど、あのゆるやかな空気の春もよかったなあと感じます。

 

👆こちらは「人が多いからやめよう」と並ばなかった、4月18日19時頃の中国館前。

この付近が後に「地獄通り」と呼ばれることになろうとは。

 

 

  デジタルスタンプも思い出の一部

 

会期中は写真だけでなく、デジタルスタンプ集めも頑張っていました。アプリのサービス終了前に全スタンプをキャプチャして保存したので、フォトブックにも収録する予定です。

 

ただ、会場でQRコードを読み取った分とバーチャル万博で集めた分が混在していて少しややこしいうえ、会場のスタンプは発行数が一定数に達すると背景色が変わる(?)仕様だったように思います。

 

結果として、同じパビリオンでもバージョン違いが複数あったり、一方でなぜかフランス館だけ見当たらなかったり。

 

収集漏れに気づくと少し落ち込みますね。

 

 

  失敗した…と思うのは「コモンズ」

 

写真を整理していて特に困っているのがコモンズの写真です。


国名と展示を一緒に撮っていなかったため、どの展示がどの国のものだったのかもう分からなくなってしまいました。
 

一部はネットで調べて判明しましたが、それでも不明なものが少し残っています。
 

それぞれに個性があったのに、最終的には「コモンズ」としてまとめるしかなく、ちょっと申し訳ない気持ちです。

 

 


見返していると、本当に一枚一枚に思い出がつまっていて、選ぶのも迷ってしまいます。“自分だけの万博アルバム”を作れるというワクワク感もありますが、いったい全部で何ページのフォトブックになるのか、そしていくらかかってしまうのか……。

 

14823枚(40.1GB)の写真を全部見て、ようやく一次選考を終えたところですが、まだ2200枚。せめて500枚以下にしなければ、と思いつつ、途中で投げ出さずに整理し終えられるのか、ちょっと心配になっているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  昭和100年「レトロなグルメまつり」

 

阪急うめだ本店で開催されている「昭和100年 レトロなグルメまつり」で、フリュテリー果坊のプリン・ア・ラ・モードを購入しました。


このイベントは、阪神梅田本店でも同時開催中で、懐かしの喫茶メニュー「プリン・ア・ラ・モード」をアレンジしたスイーツが勢ぞろいしています。

 

喫茶店といえば、子どものころはプリン・ア・ラ・モードが定番でした。緑や茶色の色付きグラスで水が出てきたり、分煙前でたばこの煙がふわっと漂っていた空気を思い出します。

 

いまは喫茶店に行く機会が少ないので、こうして百貨店で出会えるとうれしいです。

 

 

  チーズケーキのように“しっかり”した硬めプリン

 

フリュテリー果坊のプリン・ア・ラ・モードは「硬めのプリン」と紹介されていたのですが、食べてみると、想像以上にしっかり。スプーンを入れても形が崩れないほどの弾力で、まるでチーズケーキのような食感でした。上にはフルーツが彩りよく並び、見た目も華やかです。

 

サイズ表記は「2~3人用」となっていましたが、満足感たっぷりで家族でシェアしてちょうどよかったです。

 

(このプラの浅い器がなかなかよくて、カイワレ大根でも育てようかと…)

 

 

 

昭和100年「レトロなグルメまつり」~プリン・ア・ラ・モード~は、11月18日(火)まで。阪急うめだ本店と阪神梅田本店で同時開催されています。

 

いろいろなお店から美味しそうメニューが出ているようです。

他のプリン・ア・ラ・モードも気になりますね。

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  海上から“あのリング”を見に行く

 

WATER CITY PORTALの「大屋根リングクルーズ」に参加してきました。
閉幕後の万博会場を、海の上から眺めるクルーズです。

 

チケットは3,300円、所要時間はおよそ1時間。
一度は売り切れになっていましたが、私は11月の追加販売分でチケットを購入できました。

 

乗船するのは、こみゃくの絵柄が描かれた船。

会期中は乗る機会がなかったので、こちらも楽しみでした。

 

 

 

  乗船前からミャクミャクがいっぱい

 

私が参加した日はお天気もまずまずで、風も強くなく、まさにクルーズ日和。
乗船開始は9時半からということで、9時ごろに到着したのですが、すでにかなりの人が並んでいました。

 

そして驚いたのは、ミャクミャクグッズ装着率の高さ。Tシャツ、キーホルダー、バッジなど…ほぼ全員が何かしら身につけていて、まるで「ここだけ今も万博会場!」という雰囲気。
 

駅から歩いている途中でもう「あ、あの人たちもクルーズ乗るな」ってわかるほどでした。

 

 

  船内は“ナウル君”大増殖

 

船内に入ると、びっくり。ナウル君があちこちに!
しかも、かなりの数。ナウル君率の高さには笑ってしまいました。

 

 

ちなみに、船は燃料の匂いがやや強めで、エンジン音も大きめ。
先日乗った水素燃料船「まほろば」があまりに静かだったので、水素船の快適さをあらためて実感しました。

 

 

  クルーズの流れ

 

席は自由席です。
「デッキから見たい人は早めに来てください」という案内通り、早く並んだ人からデッキへあがっていました。


ただ、実際はABCの3班に分けた入れ替え制で、全員が順番にデッキから大屋根リングを眺めることができるようになっていました。

 

行きの航路では、進行方向の右手にリングが見えてきます。
「シャインハット」や「レイガーデン」などが視界に入り、西側へ回り込むと、パソナの沖あたりで一時停泊。
 

第1班が見終わると第2班へ交代。

さらに船の向きを変えて、どの席に座っていても眺められるように工夫されていました。

 

第3班と入れ替わってしばらくすると港に戻るという流れです。

 

 

 

  海から見るリングの印象

 

あれほど巨大だった大屋根リングも、海上から見ると小さく見えます。
あの下で過ごした半年間を思い出すと、ちょっと胸にくるものがありました。

 

 

遠目には、吉本のタマーやガンダム、そして西ゲートのミャクミャク像も確認できました。カメラのズームではやや厳しかったですが、双眼鏡を使うとかなりはっきり見えます。

 

パソナのアトムはすでに撤去され、太陽のサウナのテントもなくなっていて、あの賑わいが本当に終わったんだな、としみじみ。

 

護岸の外からなので少し距離はありますが、それでもリングのスケール感を改めて実感できる貴重な体験でした。

 


まだ少し「万博の余韻」を感じることができますね。

いずれリングの解体も始まるはずなので、その前に見ることができてよかったと思います。

 

ちょっとお高い三色ボールペンを買うと、おまけシールがもらえました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  万博が終わって、ようやく行けた展覧会

 

神戸市立博物館で開催中の「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」を見に行ってきました。
 

実はこの展覧会、会期が始まる前に前売りを買っていましたが、ずっと万博通いで忙しく、落ち着いたら行こうと思っていました。ようやく時間ができて、満を持しての鑑賞です。

 

 

 

  混雑具合:予約していてもなかなかの人

 

行ったのは休日の午前10時半。入場は予約制だったのですが、すでに入口から人が多い。


中に入ってみると、絵の前には二重、三重、ところによっては四重の人だかり。「予約制なのにこんなに?」と思わず声が出そうでした。せっかく時間を区切っているなら、もう少し人数を絞ってもいいのでは…というのが正直な感想です。


今回の展覧会は、オランダ・クレラー=ミュラー美術館の所蔵品を中心にした展示で、《夜のカフェテラス》が約20年ぶりに日本で見られるというもの。
 

ゴッホだし、有名な作品が来ているし、「それは混むよなぁ」と思いながら、列の合間をぬって進みました。

 

 

  予想外にうれしかったのは、ミレーやモネ、ルノワール

 

ゴッホ展だと思って来たら、意外にもミレーやルノワール、モネの作品も並んでいてびっくり。展示内容を事前に確認していなかったので、これはうれしい驚きでした。


印象派の流れの中で、ゴッホがどう変化していったのかがよくわかる構成でした。
展示を順に追っていくと、最初の暗いトーンから、だんだん色が明るくなっていくのが感じられます。

 

 

 

  《夜のカフェテラス》は撮影OK

 

展示の中には写真撮影が許可されている作品もあり、特に《夜のカフェテラス》の前では、「撮影したい人」と「鑑賞だけしたい人」で列が分けられていました。

 

ただ、鑑賞専用の列は真正面から見ることができず、結局「写真列」に並ぶ方が正面で見られるという不思議な構造。

 

私も並んで写真を撮りましたが、わざわざ美術館に本物の絵を見に行くのに、写真を撮るための列があるって、なんだか本末転倒な感じがするんですが…。

 

《夜のカフェテラス》自体は、夜空の青とカフェの黄色がまぶしくて、すごく美しい絵でした。

 

 

 

 

  心を惹かれた一枚:《レストランの内部》

 

目玉はもちろん《夜のカフェテラス》ですが、個人的に一番心に残ったのは《レストランの内部》です。


テーブルの上の赤と黄、そして奥の緑の壁。明るくて温かみがあって、思わず立ち止まってしまいました。

 

室内は照明が暗くしてあるので、写真では肉眼で見るほどの色味が出ていませんね。露出を調整したほうがよかったのかも。

 
 

外に出るころには、入場列がさらに伸びていました。

記念品売り場もなかなかの混雑でしたが、ピンバッチとポストカードを購入しました。

 

もう少しだけ人数を抑えてもらえるとありがたいなぁ…というのが本音ですが、《夜のカフェテラス》のあの青と黄色を実物で見られたことは、やっぱり特別な時間だったと思います。

 

 

 

 

 

  JICA関西の食堂へ

 

いろいろな国のエスニック料理が食べられるうえ、価格も手ごろだと聞いて、JICA関西食堂に行ってきました。

 


 

最寄り駅から少し歩きますが、秋風の中をお散歩気分で向かうのも悪くありません。

 

 

 

 

  今月のエスニック料理はモロッコ!

 

メニューはいくつかありましたが、10月の特集はモロッコ料理。
セルフサービスのコーヒー/紅茶つきで850円という良心的な価格です。

 

 

「エスニック=スパイスたっぷり」という先入観を持っていましたが、こちらで食べたモロッコ料理はとても優しい味。レンズ豆の煮込みは、見た目は豆味噌のようでしたが、食べてみるとトマトの風味がしっかり効いていて意外なおいしさでした。

 

私が一番気に入ったのは、さやいんげんのサラダ。夏の暑い時期に食べるとよさそうな味付けでした。

 

 

 

レストラン内の装飾もモロッコ。
壁のモニターでは、モロッコでにおけるJICAの活動が紹介されていました。

 

 

 

  館内展示も

 

さらに館内の展示では、海外協力隊の派遣先や活動の紹介のほか、各地の民芸品が並び、民族衣装の試着コーナーもあって実際に羽織って写真を撮ることができました。

 


スペースとしてはこじんまりですが、この少し雑多で“世界が同居する”雰囲気、どこか万博のコモンズ館を思い出します。

 

 

 

  まさかの再会 ― ヨルダンの砂!

 

そして驚いたのが「ヨルダンの砂」。

 

展示スペースの一角に、あの赤い砂が置かれていました。量は多くありませんし、触ることはできませんが、まさに万博のヨルダン館で踏みしめた砂と同じ色。

 


鳥取や万博記念公園などで展示されるという話を聞いていましたが、なんとここにもあったとは。全然混んでないので、ルーペを使ってじっくり見ることができました。

 

 

 

世界の食文化を身近に感じられて、ちょっとした旅気分も味わえるJICA関西食堂。
次はどんな国の料理に出会えるのか、また訪れたくなる場所でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  万博で出会ったセルビア館メニューが大阪・梅田で復活

 

大阪・関西万博のセルビア館で提供されていた料理が、ルクア大阪地下2階「オステリア・ガウダンテ」で再登場していると聞いて、行ってきました。
 

店頭の看板には「万博での出会いを、ガウダンテでもう一度。」の文字。

 

 

アフター万博フェアとして登場しているのは、セルビア館で人気だった3品。

  • チェヴァピ サンド

  • ピタ・サ・シロム(チーズパイ)

  • ピタ・サ・メソム(ミートパイ)

このほか、セルビア産のワインも提供されていました。

お値段は万博会場より少し安いですね。

 

 

  昼からワインも楽しめる、にぎやかな空間

 

バルチカは昼からワインやカクテルを楽しむ人が多く、思いのほか賑やかでした。


お店にはミャクミャクのアイテムを身につけた方も何組かいて、万博の余韻がまだ続いているのだなと、ちょっと嬉しくなりました。

 

ちらっと見てみると、ミャクミャクをお供にしている方は、やはりセルビア館メニューを選んでいることが多かったです。

 

 

 

  あのときと同じ、懐かしい味わい

 

今回注文したのは、ピタ・サ・シロム(チーズパイ)とピタ・サ・メソム(ミートパイ)、そしてグラスの赤ワイン。

 


パイはどちらもセルビア館で食べたときと同じく、外は香ばしく中はしっとり。

 

ミートパイのほうは肉の旨みがしっかりしていて、ジューシーでお腹も満たされる満足感がありました。チーズパイもやさしい味で美味しかったのですが、私はどちらかというと挽肉派です。


グラスの赤ワインと一緒に味わうと、万博での記憶がよみがえります。

 

 

  万博の余韻をもう一度味わいたい方へ

 

フェアは2025年12月23日まで開催とのことです。


駅直結の立地なのでアクセスも抜群。「もう一度あの味を」と思っている方は、ぜひ足を運んでみてください。

 

ワンドリンク、ワンオーダー制です。

テイクアウト不可でした。

 

 

店舗情報

  • 店名:オステリア・ガウダンテ ルクア大阪

  • 所在地:大阪市北区梅田3-1-3 ルクア大阪B2階 バルチカ内

  • 営業時間:11:00〜23:00(L.O.22:00)

  • 電話番号:06-6676-8117

  • 公式サイト:https://gaudente.jp/Lukua-Osaka/Lukua-Osaka-top.html

 

 

 

南港のATCグリーンエコプラザで開催された「エキスポット見学会&エコプラザツアー」に参加してきました。


所要時間は約30分。展示の一部を解説付きで見学し、エキスポットから夢洲の万博会場を遠望する内容です。

 

2階にあったクラゲ館の制服展示

 

 

  解説つきで見る展示はやっぱり面白い

 

エコプラザには以前にも訪れたことがありましたが、今回はガイドの方による説明つき。


断熱や省エネ、ウェルビーイングといったテーマを、具体的な展示を見ながらわかりやすく紹介してくださり、「そうなんだ!」と納得の連続。

 

エコプラザの展示は実際に触ったりできるものもあり、子どもも楽しめたようでした。

 

 

次世代のエネルギーとして核融合発電の説明もありました。確か、万博の「電力館」でもありましたね。原子を手でかき集めて反応させると発電できる、という感じのゲーム。

 

これが実用化されると電気代が大幅に下がるというお話もありましたが、電力会社の経営もあることだし、そこは正直、ちょっと懐疑的です。

 

 

  エキスポットからの眺め

 

ツアー参加者の一番のお目当ては、やはり「エキスポット」からの眺めです
ATC11階にあるこの部屋からは、夢洲の万博会場を遠くに見ることができます。

 


この日はお天気もまあまあで、リングや会場の一部がはっきりと見えました。

 

 

あの場所に、つい最近まであれほどの熱気があったなんて……改めて不思議な気持ちになります。双眼鏡を持参したのは正解でした。

 

更地の夢洲で踊る、けなげなミャクミャク

 

短時間のツアーでしたが、展示と展望の両方を楽しめて満足度が高かったです。夢洲の今の様子を眺めたい方にもぴったりの見学会でした。

特に、環境・エネルギー系のテーマを解説つきで学べるのは、子ども連れにもおすすめです。もう少し近ければちょくちょく行きたいところですが、うちからはちょっと遠いのが残念。

 

 

エキスポットは、5人以上のグループであれば団体扱いで予約できるそうです。いずれ大屋根リングの解体も始まるはず。お友達を誘っていくのもいいかもしれませんね。

 

 

万博で話題だった宇治抹茶スムージー

やっと飲めました

 

 

 

 

 

“アフター万博活動”はまだまだ続行中。
 

今回は、阪急百貨店うめだ本店でロダスのスコーンを購入しました。

こちらのスコーンは、大阪・関西万博のイギリス館レストランで提供されていたものと同じブランドと聞き、館内レストランに入れなかった私の“心残り”を埋めるべく買ってみました。

 

 

 

  ロダスのスコーン

 

調べてみると、ロダスはイギリス・コーンウォールの老舗乳製品ブランド。
とくに「クロテッドクリーム」が有名で、表面にできる金色の膜が有名だそうです。

 

イギリスのティールーム文化を象徴する存在で、公式サイトでは「クリームティーの作法」が丁寧に紹介されていました(私はほぼ参考にせずに食べちゃいましたが)。

 

 

 

  アフター万博の楽しみとして

 

イギリス館のアフタヌーンティーは開幕当初からいろいろな意味で話題になりました。ホテルでも楽しめるし、わざわざ万博で…と思っていた私も、連日の盛り上がりを見るうちにやっぱり行きたくなりましたが、最後まで機会に恵まれず断念。

 

そんなわけで、「イギリス館で味わえなかったスコーンを自宅で楽しめる」のは本当にうれしい。

 

万博効果なのか、休日の夕方に阪急のロダスへ寄るとショーケースは空っぽで「完売」の札ばかり。今回は早めの時間に行き、購入できました。

 

買ったのはプレーンと紅茶の2種類、そしてもちろんクロテッドクリーム。お値段はスコーン3つ+クリームで約1,300円でした。

 

思わず「安い!」と感じましたが、冷静に考えると妥当なお値段かも。どうやら“万博価格”に慣れすぎて金銭感覚が少し狂っているようです。

 

 

 

  実食!

 

オーブントースターで軽く温めて、イギリス館のショップで買っていた Welsh Lady(ウェルシュ・レディ) のブラックカラントジャムを添えました。

 

食べてみると、ふわふわで、ほどよくしっとり。スコーンによくある「もそもそ感」がなく、口の中でやさしくほどけるような食感です。

 

クロテッドクリームが本当に濃厚でまろやか。ジャムの酸味と重なるとますます美味しい。

 

 

けっこうお腹にたまるのではないかと思っていましたが、意外とペロリと食べられました。

 

これはリピートしてしまいそうです。

 

 

 

 

 

 

 

大阪・関西万博が閉幕してしばらくたちましたが、なんとなく寂しい気分が続いています。
そこで、万博記念公園の EXPO’70パビリオン と「 河森正治 創作展 ~万博・合体・変形・未来~」に行ってきました。

 

 

  EXPO’70パビリオン ― 55年前の万博をたどる

 

「人類の進歩と調和」をテーマにした1970年の大阪万博。その記録を今に伝えるのが、鉄鋼館を再利用したEXPO’70パビリオンです。

 


入館してまず驚いたのは、想像以上に人が多かったこと。年配の方が多く、もしかすると、当時、実際に来場された方もいらっしゃるのかもしれません。

 

スカート短い。今回の万博はユニセックスな制服が多かったのと対照的です。

 

恐竜の立ち姿にも時代を感じますね。いわゆるゴジラスタイル。

 

 

 

 

ジオラマを見ると、会場の広さが実感できます。建物の外観もとても個性的でした。

 

2025年の万博は、リングの内側に主要施設をまとめ、高さ制限も設けられていたこともあって、全体として調和が感じられましたが、70年の万博はもっと“雑多な活力”という印象でした。開場内の通路は広くまっすぐで、見通がよさそうです。

 

 

対して、今回の万博は海に浮かぶ島々をイメージした設計ということで、混雑時は歩きづらかったり、森に迷い込んで出てこられなくなることもありました。それも景観としてはとても魅力的でしたが、動線の効率だけでいえば、当時のようにまっすぐ伸びる道路のほうが合理的だったのかもしれません。

 

 

 

EXPO’70の展示の中で特に印象に残ったのは、「各パビリオン入館者トップ10」。
1位のソ連館はなんと2,800万人! 

 

 

大阪・関西万博全体の来場者数とほぼ同じです。
一体どうやってそんな人数をさばいたのか気になりますね。今回の万博では、UAEのパビリオンがいつも比較的空いていて“オアシス”のような存在でしたが、当時のソ連館もそんな感じだったのでしょうか。

 

 

展示紹介からは、当時の国力を前面に打ち出す迫力が伝わってきます。規模も非常に大きかったようですね。

 

 

  河森正治 創作展 ― 「いのちをめぐる冒険」を鑑賞

 

続いて向かったのは、EXPO’70パビリオンのホワイエで開催中の河森正治 創作展。
シグネチャーパビリオン「いのちをめぐる冒険」のプロデューサーの創作に関する展示で、パビリオンの展示内容の映像も見られるということで、楽しみにしていました。

 

私は「ANIMA!」の方の体験はしましたが、「超時空シアター」は抽選にも参加しませんでした。VR酔いがひどいので避けていたのと、13歳以上限定だったため、子どもが見られないこともあってあきらめていたのです。

 


今回、その「超時空シアター」の映像を初めて鑑賞することができました。

正直、平面モニターで見ても少し酔うような映像でしたが、それ以上に印象的だったのは内容の“重さ”。不安をになるような、どこか怖い感覚がありました。

 

万博会期中は「没入感が強いから年齢制限があるのだろう」と思っていましたが、むしろ内容的に子どもには見せない方がいいという判断だったのかもしれません。


映像と音楽の美しさの裏に、「いのちの循環」の厳しさや儚さが描かれていて、考えさせられるものでした。

 

 

 

河森さんは10歳のときに大阪万博(1970)を訪れ、その体験が強く心に刻まれているそうです。うちの子どもの心にも、今回の万博の体験が何か残ってくれたらいいな、というようなことを思いました。

 

 

こちらの展示は2026年3月1日まで開催とのこと。
大阪・関西万博の期間中に河森パビリオンに入ることができなかった方や、あの世界観をもう一度感じたい方におすすめです。料金は1,000円。現金のみです。

 

 


スタンプも押せます。

私はスタンプがあるのを知っていたのに肝心のスタンプ帳を忘れてしまい、今回はチケットの裏に押すことになってしまいました。

 

 

 

私にとって万博記念公園は“自然を楽しむ場所”というイメージでしたが、万博が閉幕したいまは、夢洲の跡地がこれからどうなっていくのかを思い描きながら歩く場所にもなりました。

 

静けさの森を中心に公園化する構想も耳にします。リングの下の道は、できれば円形のまま歩ける形で残ってほしいな、と考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  万博の感動をもう一度 ― イタリア館の至宝が大阪に

 

万博のイタリア館で展示されていた作品が、大阪市立美術館で再び見られると聞き、これは絶対に行かねば!と思いました。


正式タイトルは「日伊国交160周年記念 大阪・関西万博開催記念 特別展 天空のアトラス イタリア館の至宝」。

会期は2025年10月25日(土)から2026年1月12日(月・祝)までです。

 

私は会期中にイタリア館へ2回入りましたが、最後が8月だったため、後半で追加展示された「正義の旗」を見ることができず、少し心残りがあったので大変楽しみです。

 

また、イタリア館では鑑賞ポイントのような説明はなくて、それぞれが予習をしてこなければならない感じでしたが、今回は美術館での展示ということで、学芸員の解説もついているのではないかと期待しています。

 

 

 

 

  万博経験者の「チケット争奪戦」ふたたび

 

チケット発売日は10月18日(土)午前10時。
前日から家族と「サーバー落ちるだろう」と話していたのですが、その予感は的中。

 

 

販売開始5分前にはすでにページが表示されず、「まだ販売前なのに?」とびっくり。

 

公式Xでは「アクセス集中のため時間をあけてアクセスしてください」と案内が出ましたが、万博で“早い者勝ち”の洗礼を受けた身としては待てませんよね…。多くの人が同じように粘り強くアクセスを続けたはずで、混雑はしばらく解消しませんでした。

 

 

結局、サイトに入れたのは11時半頃でした。幸い、どの時間帯もまだ「○」で選び放題でしたが、いざ購入に進もうとするとエラーのループで決済まで進めず。


どうやら「黄色の人をタップし続ける」あの感覚で、根気よくリクエストを送り続ければいい、という情報が流れていたので、諦めずに押し続けました。

 

 

その甲斐あって、12時半ごろにようやく購入完了! 希望の日時を押さえられたときは、ホッとしました。

 

 

  翌日完売の人気ぶり

 

時間帯予約は、その日の夜には、土日祝の枠がすべて「×」。
翌日昼には平日分まで完売していました。
 

この勢いには、美術館側もさすがに驚いたのではないでしょうか。日時予約だけ取って転売している人もいるようで対応が待たれますが。

 

果たして当日枠が開放されるのか分かりませんが、人数調整はしっかりしてほしいところです。春に開催された国宝展のとき、かなり人が多く、低い位置に展示がされた絵巻などはなかなか見づらかったので。

 

 

  展示のここが見たい

 

今回の展覧会で一番気になるのは、アトラスが持つ球体に何が描かれているのか。イタリア館で上のほうまでしっかり見ていなかったので。また、アトラスの筋肉や血管の精緻な表現にも注目したいです。

 

そして「正義の旗」では、頭部から伸びる羽をもつ天使が気になります。上位の天使ほど人間的な姿から離れていくそうです。

 

さらに、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿。この部分は日本初公開だそうですね。

イタリア館では立ち止まれず流れ見になってしまったので、紙に残る筆圧や運筆のリズムを感じ取れたらと思います。