先日、イタリア・ナショナルデーに合わせ、EXPOホール「シャインハット」で、イタリア館主催のスペシャル公演“The Great Italian Opera, a World Heritage”が行われ、幸運にも予約が取れたので行ってきました。

 

公演冒頭の司会者とローマ歌劇場の偉い人の挨拶では、この公演はイタリア館のItalian Weekのハイライトで、ナショナルデーの記念プログラムとして位置づけられているとの案内。

 

あわせて、イタリアのオペラ歌唱は2023年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことにも触れ、国を代表する文化を広く発信したいというような説明でした(英語だったので、「おそらくそんな感じ」という理解ですが…)。

 

 

 

  入場と整理券

 

定刻30分前に会場のシャインハット前に行ってみると、整理券を持った方の長い列ができていて、驚きました。あとで聞いたところでは、当日9:00から整理券配布があったそうですね。

 

私は予約枠だったので関係なかったのですが、「ここでも9時ゲートが必要だったのか…」と少しげんなり。こうして9時ゲートの争奪戦が過熱するんですよね。

 

そもそも、イタリア館のイベントの予約って何でいつも外部サイトなんだろう…、とは思います。

 

 

  プログラム

 

席上のプログラムによると、指揮はフランチェスコ・イヴァン・チャンパ、歌手はアナスタシア・バルトリ/ルチアーノ・ガンチ/ルカ・ミケッレッティ、オーケストラはローマ歌劇場管弦楽団でした。

 

紹介によれば、ヴェルディやプッチーニなどの有名どころを中心にした、いわば“いいとこ取り”の構成だったそうです。

 

ただ、この紙のプログラムは二席に1枚の配布だった印象。万博全体のペーパーレス推進もあって、刷り部数を抑えていたのかもしれませんが、一人参加でプログラムが手に入らなかった方は残念だったかと思います。

 

 

 

  心地よい時間

 

公演はとても素晴らしく、オペラを“通し”で観たことがない超初心者の私でも、歌手の声に圧倒されました。聴いているだけで心地よい。特にテノールの方の声が印象的でした。

 

アンコールではおなじみの曲もあり、会場の熱量が一段上がったのを肌で感じました。生で聴くのはやっぱり特別ですね。小型の双眼鏡を持って行ったので、歌手の表情なども楽しめてよかったです。

 

 

 

それにしても、万博の入場券さえあればこうした音楽を無料で聴けるのは本当にありがたいこと。得難い経験だったと思います。

 

一方で、無料ゆえか演奏中の撮影や飲食/私語/途中退出/当日予約画面を鬼リロード(後ろから見えた)など、かなり“フリースタイル”な雰囲気もありました。会場は万博のフリーWi-Fiが飛んでましたし、撮影禁止といった案内もなかったから、OKだったんでしょうね。このあたりのカジュアルさも万博らしいのかな、と思いました。

 

 

 

 

 

 

  記念日ビュッフェの予約はある、でもゲートが心配

 

レイガーデンの2階には、少しリッチに楽しめるビュッフェがあります。

 

9月の記念日にここで食事をしたくて、7月ごろから予約していました。当時は9月のゲートがここまで大混雑になるとは思わず、軽い気持ちで決めていたのです。
 

ところが、いざ当日の入場予約を取ろうとすると、通期パスは2か月前抽選の当選が2つあり、実質“枠1つ”での運用。さらにビュッフェの3日前にも行きたい日があり入場予約済み。つまり、その予約が終わる翌日までビュッフェ当日のゲートは取れません。一方で当日は満員表示が出始め、まったく取れそうにない……最近はずっとそわそわしていました。

 

 

  作戦を練るものの・・・

 

幸い、ビュッフェはの予約は夜なので、17時ゲートで十分間に合います。午前ゲートではないぶん、空きが出る可能性は高いかもしれない。こまめに空き枠を探すか…。

 

それとも、「2日前の西ゲート開放を狙うか」「当日の午後の放出にかけるか」——選択肢はいくつかありました。 ただ、空き状況を確かめるにもサイトで何十分も待たされ、この“やきもき”が精神的にかなりつらかったです。

 

 

  決断! EXPO Quickで夜間券を購入

 

もうチケットを買い足すしかないかと思いましたが、公式サイトの日付指定券は満員で購入できず、旅行社(公式とは在庫が異なる)でも希望日時は売り切れ。


それでも諦めずに探したところ、EXPO Quickに在庫が残っていたため、夜間券を購入しました。このチケットは万博ID不要、事前予約不可(当日端末のみ)というものです。日本語サイトと英語サイトでは在庫が異なることがあるようなので、より早い時間のゲートが欲しいときは両方みたほうがよさそうです。
 

お金はかかりましたが、これで「ゲートが取れなかったらどうしよう?」という心配が消えて、心穏やかになりました。今回は食事が目的で、当日予約を取る予定もなかったのでちょうどよかったと思います。

 

 

 

  外部予約があるなら“課金”も選択肢

 

万博には公式アプリの予約だけでなく、外部サイト経由で予約できるイベントやレストランもあります。そちらの予約だけ確保していてゲートが取れていないときは、EXPO Quickを“保険”として使うのもありかなと思います。どうしてもその予約を手放したくない、でもゲートが取れない——そんなときの最終手段ですね。

 

私はこの方法で“ゲート不安”が消えて、気持ちがだいぶラクになりました。サイトに張り付いて空き枠奪取競争に参加するのも疲れますので。

 

 

2か月以上前から心待ちにしていたビュッフェ、当日はしっかり味わいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

  ますます人気、ミャクミャク

 

開幕直後の4月、限定ピンバッジが欲しくてミャクミャクハウスに走ったことがありました。そのときもずいぶん並んだのですが、道行く人から「この列いったい何の列? ミャクミャクに会うために並んでるの?」と不思議そうに見られのを覚えています。

 

 

 

この時は1人だったのですが、今度は子どもと一緒に入ろうと思い、お昼ごろからミャクミャクハウスに並びました。おおよその入場時間が看板に書いてあるので、心の準備をして並ぶことができます。
 

今回は結局、2時間待ち。以前と変わらない人気ぶりでした。

 

 

  並ぶのは日陰だけど風が通らない…

 

待機列は日陰にあったので「これなら楽に待てるかな」と思ったのですが、ここが意外な落とし穴。建物の配置のせいか風がまったく通らず、暑さとの戦いになりました。

 

ただ幸いにもWi-Fiがつながる場所だったので、子どもにはYouTubeを見せて時間をつぶしてもらうことができました。

 

 

  ミャクミャク登場!圧倒的な人気ぶり

 

やっと順番が回ってくると、ついにミャクミャクが登場!


会場は一気に歓声に包まれました。私はそれほど熱烈なファンではないので、ちょっと気後れしてしまうくらいの盛り上がりでした。

 

 

ミャクミャクのポージングひとつひとつが本当にかわいくて、まさにプロの動き。見ていて自然と笑顔になりました。

手をつないで写真をとってもらいましたよ!

 

 

  パネルやグッズもいろいろ

 

壁にはミャクミャクの紹介パネルが並び、グッズも展示されていました。今や商品展開が本当に幅広いので、ここで見られるのはその一部に過ぎません。ぬいぐるみだけでも種類が豊富で、見ているだけで楽しかったです。

 

 

特に目を引いたのはアニメ「はーい!ミャクミャクです」のDVD。1話2分×全8話という短い内容なのに、しっかりとパッケージ化されていてお値段は約3000円。DVD化されているとは知らなかったので驚きましたし、短編なのに意外としっかりした価格設定にもびっくりしました。

 

テレビ放送時の録画がビデオデッキに入ってるけど…、買ってしまうかも。

 

 

  最後は熱量あふれるメッセージで締めくくり

 

体験の最後は、来場者がメッセージを書くコーナー。子どもと一緒に書いたのですが、他の方のメッセージの熱量がすごい!ファンの思いがぎっしり詰まっていて、ミャクミャク人気を改めて実感しました。

 

 

 

 

 

 

  最近の“待機室”、ひどすぎませんか

 

最近の万博サイト、開くたびに待たされますよね。

 

ボタンをひとつ押すたびに「待機室→次の待機室…」と部屋替え。ここで10分、次で30分、その次で1時間――さすがに、ずっと付き合っていられない…という気分になります。

 

あの待機列ページの万博ロゴマーク(口を開けたミャクミャク?)の画像を見るたびに、「勘弁してよ」とつぶやいてしまいます。

 

  いちばんのストレスは予約関連

 

先日までは「万博で一番嫌なのはゲート前の行列」だと思っていましたが、私が今、いちばん心が削られるのは予約まわりに変わりました。

 

予約が取れないのはまだ諦めもつくけれど、サイトにアクセスできない/表示されない/エラーに飛ばされる/待機室10万人待ち…となると、さすがにしんどい。

 

現地で並ぶ覚悟はありますが、スマホの中でも延々と待たされる——モチベーションがじわじわ下がってしまいます。

 

 

  いったいどこの誰が開発してるの?

 

どこの会社が開発しているのだろうと思い、万博の契約情報を確認してしまいました。

 

「万博アプリ・万博ポータル開発保守運用業務」の業務委託費は約8億円。

「入場券販売・予約管理(TKC)業務」は約3億6千万円。

 

なんというか、規模のわりに意外と安い? と感じつつも、金額に関係なく“きちんと使えるもの”にしてほしかった。

 

改修もかなり入っている気がしますし、これらの会社にとって、この事業はもう赤字なのでは…とか、この先「万博サイトを請け負いました」と胸を張っては言いづらいだろうな…と、つい余計な心配までしてしまいます。

 

そして今の設計は、やっぱり人の心理への想定が甘いのではと感じます。早い者勝ちのルールなら、誰だって“人より早く取りたい”と動きますよね。その動きを受け止める仕組みがサイト側に足りていない、という印象です。

 

 

会場でもネットでも待つのは疲れます。

 

それでも、予約が取れたら私はまた万博に遊びに行くと思いますが、アプリはできるだけ開きたくないのが本音。

 

これから駆け込みで初万博の方は、正直なところ大変だろうな…と感じています。

 

 

 

 

 
 

 

 

「しゃべりかけるミャクミャク」を体験してきました。

 

石破さんが官邸で突然話しかけられて驚いている映像を見たことがある方も多いのではないでしょうか。あの「しゃべりかけるミャクミャク」がライフフューチャービレッジで展示されています。

 

 

  しゃべりかけるミャクミャクに会える場所

 

  • 場所  :フューチャーライフヴィレッジ(FLV)

  • 期間  :2025年8月19日(火)〜10月13日(月・祝)(閉幕日まで)

  • 参加方法:当日現地で整理券配布(10:00/13:00/16:30の3回)

  • 撮影時間:2分以内(グループ単位)

  • 人数  :1グループ上限5名

  • 公式案内https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250814-03/

 

 

  整理券で受付

 

受付は10時から。

フューチャーライフビレッジの無重力アートの更に奥にある部屋です。

いろいろな出展者が集っている場所なので、あらかじめ場所を確認しておいたほうがスムーズだと思います。

 

 

 

私は9時50分ごろに到着し、受付開始と同時に1枚目の整理券をもらいました。整理券は時間指定制になっていて、最初の組だったこともあり、すぐに案内してもらえました。

 

 

 

  ミャクミャクの会話力は?

 

人の姿を見つけると、ミャクミャクがいろいろと話しかけてきます。

 

 

「しゃべりかける」というだけあって、双方向の会話というよりは、一方的なおしゃべりに近い印象です。ただ、カメラを構えていると「かわいく撮ってね」と言ってきたりするので、こちらの動きをある程度認識しているようでした。

 

「対話」という感じではないのですが、それでも十分かわいらしく感じられます。

係の方が写真を撮ってくださったのもうれしかったです。

 

最後にはメッセージボードに絵やメッセージを残して体験終了となります。

 

 
私が訪れた休日の朝10時は空いていて、待ち時間ゼロで体験できました。ただ、並び列を整理するポールも設置されていたので、混雑する時間帯もあるのかもしれません。
 

 

 

 

 

 

 

 

  平日午前、ひとりでリベンジ訪問

 

「関西パビリオン」には開幕間もない頃にも行ったのですが、そのときは事情があって館内を全部は見られず…。ずっと心残りになっていたので、先日、平日の午前にリベンジしてきました。


子どもは学校が始まっている時期。たまたま空いた一日を「ここだ!」と密かに計画し、今回はひとりでの訪問です。

 

館内は府県ごとにブースが分かれており、どこも展示内容がかなり充実しています。人気のブースでは順番待ちが発生したり、混雑時には列に並ぶことさえできないことも。全部を丁寧に回ろうとすると、2時間近くかかることもあるそうです。

 

加えて、館内にはトイレがありません。一度出ると再入場できないため、スタッフさんからも入場前に強めに説明されます。私もこの日は朝から水分を控え、近くにある通称「2億円トイレ」を済ませてから挑みました(笑)。

 

 

  滋賀県ブースの幻想的な映像体験

 

特に楽しみにしていたのは、知人から「いいよ、いいよ」とおすすめされていた滋賀県のブース。ここは入場人数を制限しつつ、映像と連動して450個の球が上下に動く仕組みです。

 

桜が舞う彦根城、夜の川辺を飛び交うホタル、琵琶湖の水面のきらめき…。それぞれの場面が光の球の動きとシンクロして表現され、まるで映像に包まれているような没入感がありました。

 

 

特に花火のシーンでは球が赤く輝いて迫力満点。元々癒し系の映像ですが、この仕掛けが加わることで、心地よさも倍増するように感じました。海外パビリオンにも負けておらず、この滋賀県の演出はは間違いなく満足度上位に入るのではないでしょうか。

 

 

 

  恐竜王国・福井県ブースの大迫力

 

前回は列が混雑しすぎて体験できなかった福井県ブースにも今回は入ることができました。

 

ここは「恐竜王国」を全面に押し出した展示。来場者は懐中電灯のようなデバイスを持ち、恐竜化石に光を当てると“発掘”できるというインタラクティブな仕掛けがあります。

 

最大の見どころは、恐竜時代の福井を再現した全方位スクリーン。暗闇の中から巨大なフクイティタンやフクイラプトルが現れ、来場者のすぐそばに迫ってくるような演出です。デバイスを恐竜に向けるとその部分が照らし出されるので、まるで懐中電灯で探検している感覚。小さなお子さんでも楽しめる工夫がされていました。

 

 

 

 

  次は子どもと一緒に行きたい

 

会期も終盤に近づき、混雑は以前よりも増しています。ただし、当日予約枠も各時間帯に分けて比較的多く開放されているため、時間を合わせればまだチャンスはありそうです。

 

今回はひとりで堪能しましたが、次回はぜひ子どもと一緒に再訪したいと思える充実した関西パビリオンでした。

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

  太陽の塔のライトアップにびっくり

 

この夏、万博記念公園で行われている「万博夏まつり」に行ってきました。
 

到着は19時半ごろ。駅を降りるとすぐに目に入る太陽の塔が、想像以上にインパクトあり!顔色がちょっと悪く見えたり、目からビームが出ているように見えたり…光の当たり方によって印象が全然変わるのに驚きました。

 

 

 

  入場料とチケット

 

夏祭りを楽しむには、まず公園への「入園料」が必要です。

  • 大人  :260円

  • 小中学生:80円

さらに、夏祭り会場に入るためのチケットも別途購入します。

  • 前売券:450円

  • 当日券:500円

  • 小学生以下は無料

私はアソビューで前売り券を購入。入場ゲートで画面を提示すると紙チケットに交換してもらえ、そのまま会場へ進むことができました。

 

 

 

  夏祭り会場

 

公園のメインゲートから会場までは少し歩きましたが、ライトアップされた道のりが楽しくてあっという間。中央には大きな櫓が組まれていて、ダンスミュージックが流れ、お祭りの空気が広がっていました。

 

周囲には屋台やキッチンカーが並び、縁日コーナーも。

輪投げや射的など定番の遊びがありましたが、1回500円とちょっと高め。子どもが輪投げに挑戦しましたが、直径5センチくらいの小さな輪でなかなか難しく、景品を取るのは大変そうでした。輪の数自体は多めにもらえたので、チャレンジ感はたっぷりです。

 

 

 

  食べて遊んで、夏の夜を満喫

 

私たちは焼きそばとピザを購入し、踊っている人たちを眺めながら食事を楽しみました。浴衣姿でおしゃれしている人も多く、華やかな雰囲気でした。混雑しすぎてということはなく、座って食べられる場所も確保できて快適でした。

 

帰る頃には涼しい風が吹き、秋の気配を感じられる心地よさ。夏の締めくくりにぴったりの夜になりました。

 

万博記念公園の夏祭りは、ライトアップ、屋台、縁日と、夏気分を存分に味わえるイベントでした。特に太陽の塔のライトアップが素敵でした!

 

チケットは公園入園料と夏祭り入場券の両方が必要なので、行く前にアソビューなどで前売りをチェックしておくのがおすすめです。なお、開催は2025年9月15日(月・祝)までとなっています。

 

また、今は同じ万博記念公園内でEXPO’70パビリオン企画展が行われており、来年3月1日まで河森正治創作展を見ることができるようです。大阪・関西万博の「いのちめぐる冒険」の一部も展示予定とのこと。

 

こちらも気になる展示なので、次はぜひ訪れてみたいと思っています。

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

  もう一度見たい! 噴水ショー

 

2回目の「アオと夜の虹のパレード」を鑑賞してきました。


4月に抽選で当たって一度見ていたのですが、子どもに「万博のなかで、閉幕までにもう1回見たいものは?」と聞いたところ、そのひとつがこの噴水ショー。

 

しかし最近は抽選に何度入れても全然当たらず、「これはもう当日予約しかないな」と方針を切り替えました。

 

調べてみると、このショーは夜開催ということもあり、朝に当日予約で取ってしまうと他の予約ができなくなるため、意外と残りやすいらしいのです。そうして狙い通り、当日予約で早いほうのショーを確保できました。

 

 

  当日予約のメリットと心の余裕

 

万博に来る日は予約開放時間ごとにスマホとにらめっこし、「取れなかったー!」と一喜一憂しがち。ところが、この日は朝のうちに夜の予約を取ってしまったので、あとは心穏やかに一日を過ごせました。

 

「スマホを見なくてもいい」というだけで、こんなにストレスが減るものなんですね。子どもに話しかけられて「ちょっと待って、今、集中してる!」と遮ることもなく、バッテリーの持ちもよくて、精神的にすごく快適でした。

 

 

  開場までの時間も楽しみのひとつ

 

私たちが予約したのは19:30からの1回目のショー。中央の席で見たかったので、17:45頃から列に並びました。

 

 

列に並んでいる間も意外と楽しめて、夕焼けを眺めたり、リング上の人の多さに驚いたり。ショー前のテスト運転を見られたのも新鮮な体験でした。おそらく毎日やっていたのだと思うのですが、これまでまったく知りませんでした。

 

 

18:30頃には鑑賞エリアに入り、19時には着席。中央の上段に座れたのは大きな収穫です。

 

 

  花火と噴水ショーの贅沢なセット

 

席で待っていると、なんと花火が!
この日は特に花火が多く打ち上げられていて、開始前から気分は最高潮です。

 

 

夏の間は花火が毎日打ち上げられていて、1回目の噴水ショーとあわせて楽しむことができたようです。今後は2回目のショーの後のドローンショーだけになるのかもしれませんが、席に座って広い空を見上げられるのは特別感があり、とても贅沢な時間だと感じました。

 

 

  子どもと一緒に読み解いたストーリー

 

いよいよショーがスタート。

 

 

前回は突然龍が現れて、歌で平和が戻ってきた? どういうこと? という印象で、ストーリーを十分に理解できていませんでした。今回もそのあたりは完全には理解できなかったのですが、子ども曰くあれは「雷の龍、水害の龍、炎の龍、生命の龍」で、自然災害を象徴しているのではないか、とのこと。

 

実際の演出意図は公式のものがあるかもしれませんが、私としては「なるほど!」と腑に落ちました。

 

 

  風向きと海水に注意

 

中央席でしっかり見られたのは大満足。ただし、海風が吹くこともあり、噴水の水が飛んできて全身がけっこう濡れました。服もカバンもベタベタになったので、気になる方はポンチョを持参したり、カバンを背中側に置いたりしたほうがよいかもしれません。

 

でも夏の夜に浴びる水しぶきは、むしろ心地よさもあって、よい思い出になりました。

 

 

 

  余韻に残る歌と感動

 

今回も本当に素晴らしいショーで、感動しっぱなし。中央からの眺めは迫力があり、心に強く残りました。

 

アオが歌っていたあの歌、気がつくとつい口ずさんでいます。

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

  未来の回転寿司! スシロー万博店

 

大阪・関西万博に出店している「スシロー未来型万博店」は、テーマを「すし屋の未来2050」とした特別店舗。


ここでは天然に依存しない養殖100%の寿司ネタを使用し、環境と食の未来を考えるきっかけを提供しています。

 

店内は木々を借景にした落ち着いた雰囲気ですが、掛け声や演出はとても明るく、まるでアミューズメント施設に来たような気分。さらにテーブルにはデジタル端末が設置され、寿司を注文したり、ゲームで盛り上がったりと、未来型の寿司体験が楽しめました。

 

 

 

  まずは整理券をゲット

 

このお店は事前予約ができず、当日整理券制。朝から並んで整理券をもらう必要があります。

 

これまでは、行ってみたい気持ちはありつつも、朝の貴重な時間を整理券のために並ぶのはどうかなと見送っていました。でも9時ゲートを取るのが難しくなってきて、このままでは行かずに終わってしまうかも…と、思い切って整理券をもらいに向かいました。


私が訪れた日は、9時30分にゲートを通過して9時40分ごろに列に並び、9時50分から配布開始でした。

 

並び始めの位置はこちら。左側の建物がコモンズBで、スシローはその左奥です。

整理券は早くもらいすぎるとすぐに入店を求められるし、遅すぎるとランチの時間帯を逃してしまう。このバランスがなかなか難しいところですね。聞くところでは、時間に遅れても柔軟に対応してくれるそうですが…。

 

 

私たちは11時すぎに順番が回ってきて入店。

9時ゲートに並ぶために早朝から行動していたので、ちょうどお腹がすいたタイミングでした。

 

 

  実際に食べてみたメニュー

 

店舗前に到着すると、スタッフから「おかえりなさーい!」の大きな声。びっくりしましたが、明るい雰囲気に一気にテンションが上がりました。

 

いろいろ食べた中で印象深かったのはこちら。

● 「あしたのサカナ」シリーズ

  • 陸上育ちの磯まもりウニ(550円)
     正直「高いな」と思いつつ注文。とても濃厚で美味しかったです。未来の養殖技術で育てられたサカナを食べるという特別感がありました。

 
 

● 万博限定メニュー

  • まるでシーフードな軍艦3貫(270円)
     こちらは見た目からちょっと“代替食品”感が強く、味や食感もまだ発展途上かな…という印象。
     ただ「未来の食を守る取り組み」を実際に体験できたことは大きな収穫でした。

 

 

  子どもが大喜び!店内ゲーム

 

スシロー万博店では、食事だけでなくゲームでも盛り上がれます。

 


何度かテーブルごとのゲームに挑戦するチャンスがありましたが、スロットゲームがそろって豆皿をいただきました。かわいいデザインで、さっそく、わが家で醤油皿として活躍中です。

 

 

 

さらに「ウニキャッチゲーム」は、店内全体が一体となって大盛り上がり!
スタッフさんもノリがよくて、一体感を楽しむことができました。残念ながら入賞はできませんでしたが、すごく楽しい時間でした。

 

 

 

スシロー万博店は整理券制なので、朝からの行動計画が重要です。また「養殖100%」の寿司や「未来の食」をテーマにした限定メニューを味わうことができ、子どもも大人も夢中になれるゲームイベントまで用意されていて、単なるレストラン以上のエンタメ感がありました。

 

 

環境と食の未来を考えつつ、わくわくする寿司体験ができるのは万博ならではかな、と思いました。行っておいてよかったです。

 

 

 

 

 

私にとって最後のシグネチャーパビリオンとなった「いのちのあかし」。
 

訪問済みの方からは「とても感動した」という声もあれば、「正直よく分からなかった」という声もあり、評価が分かれていたので、どんな体験になるのか楽しみにしていました。

 

このパビリオンは、映画監督の河瀨直美さんがプロデュース。奈良県や京都府に残されていた木造校舎を移築し、「記憶の建築」として再生させた建物の中で、来場者同士の「対話」をテーマにしたプログラムが行われています。


184日間の会期中、毎日異なるテーマや問いが用意され、二度と同じ体験はできないというのが大きな特徴だそうです。

 

 

  ドキュメンタリームービー「屋根裏の記憶」

 

朝10時頃にパビリオンに到着すると、ちょうどドキュメンタリームービーの予約なし入場の案内が出ていました。Dialogue Theater の入場を目指していたのですが、そちらは初回入場が11時半~ということだったので、ムービーの列に加わりました。

 

最初に案内されたのは、建物の2階。移築された校舎の由来を聞いたり、大きなイチョウの木を眺めたりしたあと、シアターへと進みました。

 

 

この回の映像プログラムは「屋根裏の記憶」。悲しいけれど、大切なものを思い出せてくれるような、静かに心を揺さぶられるような内容でした。映画監督が手がけた作品ならではの力を感じ、短い時間ながらも印象に残るひとときになりました。

 

ゲート前の行列でちょっと疲れていたので、冷房のきいた部屋で椅子に座れたのもありがたかったです。

 

 

  念願のDialogue Theater

 

昼食を終えたあと、再びパビリオンへ向かい、Dialogue Theaterの予約なし入場の列に。

 

 

2階で再び校舎の由来を聞き、3階へ進むと杉板スピーカーの展示がありました。耳を近づけるとポコポコと心地よく響く音が聞こえました。

 

 

そしてシアターでは、同じグループで入場したメンバーのうち、選ばれた代表者が画面の向こうの人物と対話を行うという場面。私は候補に選ばれなかったので、正直なところ少しほっとしました。見知らぬ人と急に対話をするとなると、やはり戸惑いも大きいものです。

 

 

この回で代表となったのは、パビリオンの移築された校舎に実際にゆかりのある方でした。思い出や当時の心情、そして今に至る思いを語る姿に触れ、胸に響くものがありました。私が体験したのは、おそらく恵まれた回だったのではないかと感じます。

 

一方で、画面の向こうの人物がため口で話しかけてきたのには少し驚きました。距離感が近すぎると感じる部分もありましたが、それもまた「対話」の生々しさなのかもしれません。

 

最後には再び映像を鑑賞。イギリスの女性が語る内容でした。

 

子どもにはやや難しかったようですが、大人にとっては深く心を動かされる時間になったのではないかと思います。

 

 

  ダイセルの展示とワークショップ

 

この日はパビリオンの協賛企業であるダイセルによる展示も行われていました。

 

 

テーマは同社の原点ともいえる「セルロイド」。

 

 

会場ではワークショップが開かれており、子どもが参加しました。

 

 

アセテート製のメガネフレームを熱で変形させて腕輪を作るという体験で、出来上がったものはなかなか素敵な仕上がり。先着順だったので、参加できたのは幸運でした。

 

 

 

  訪問を終えて

 

「いのちのあかし」は、映像や対話を通じて“いのちの意味”を問いかけてくるパビリオンだったかなと思います。


子どもには少し難しい部分もあったかもしれませんが、大人にとっては心に残る体験となりました。

 

 

私自身にとって最後に訪れたシグネチャーパビリオンでしたが、その締めくくりにふさわしい内容だったと感じています。感動した人、よく分からなかったという人、それぞれの受け止め方が生まれるのも、きっとこのパビリオンの特徴なのでしょうね。