万博会場で見られない“もどかしさ”からのリベンジ
開幕前は“万博の目玉”として注目されていた空飛ぶクルマ。
残念ながら一般来場者は搭乗できず、部品落下の事故もあり、現在会場では“ときどきデモフライトを見られる”程度にとどまっています。しかも当日の風や運用状況によっては飛ばないこともあります。
そこで、生で“飛ぶ瞬間”を一度は見たい——そう思い、大阪港バーティポートで実施されるデモフライト見学会に申し込みました。
当日の朝は快晴。「こんどこそ!」と期待して向かいました。
大阪港バーティポート 空飛ぶクルマラボ
「空クルラボ」はOsaka Metroが主催する“空の移動革命(AAM)”の一部を体験できるプログラムで、会場の大阪港バーティポートには“空飛ぶクルマ”専用の離着陸場が整備されています。
デモフライト見学会は入場無料の予約制(CLOUD PASSで事前発券)。機体はSkyDriveが提供し、運航は同社の協力のもとで行われています。
開場の最寄駅はOsaka Metro「大阪港」です。夢洲方面への乗客が多く、地下鉄は混雑気味。駅からは徒歩10分強で、体感的には「やや遠い」感じでした。
公式サイトにオンデマンドバスの案内があったので期待していたのですが、この日は運行がなく予約も不可。一度乗ってみたかったので、残念でした。
受付とバスの待機ルーム
人の手で“スルスル”格納庫から登場
時間になると、格納庫から機体が牽引されて登場。空港で旅客機を車で引っ張るのは見たことがありますが、ここでは人力…?。「人が引いて動くくらいの重量なのかな?」と気になりました(質問タイムで聞けばよかった…)。
解説で理解が進む
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「空飛ぶクルマ」は愛称。日常で車のように“気軽に”空の移動を、という思いが込められているそう。
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正式名称は「電動垂直離着陸機」というごつい名前。
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操縦はヘリコプター商用免許で可(プラス研修が必要とのこと)。
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騒音はヘリより静かで、少し離れると会話できるレベル。
非常に残念でした。
公式サイトでも中止の可能性は明記されていますが、空は青くてきれいだったので、いけるかなぁと思っていました。南洋に台風ができているので、影響があったのかもしれません。
気持ちを切り替えて“撮影会”へ
デモフライトの代わりに、機体そばでの撮影会ということになりました。万博会場では柵ごしにしか見られないので、これはこれで貴重な体験でした。
今回もまたフライトは見られずでしたが、次の機会があればもう一度チャレンジしたい気持ちです。
予約は開始直後にアクセスしてみたところ、比較的取りやすい印象でした(最速で取りに行く習慣が万博で鍛えられたからかも…?)。
ところで、デジタルウォレットで空飛ぶクルマ見学の抽選ができるようになるらしいです。ゲート取れないのにー!!