万博会場で見られない“もどかしさ”からのリベンジ

 

開幕前は“万博の目玉”として注目されていた空飛ぶクルマ。

 

残念ながら一般来場者は搭乗できず、部品落下の事故もあり、現在会場では“ときどきデモフライトを見られる”程度にとどまっています。しかも当日の風や運用状況によっては飛ばないこともあります。

 

そこで、生で“飛ぶ瞬間”を一度は見たい——そう思い、大阪港バーティポートで実施されるデモフライト見学会に申し込みました。

 

当日の朝は快晴。「こんどこそ!」と期待して向かいました。

 

 

  大阪港バーティポート 空飛ぶクルマラボ

 

「空クルラボ」はOsaka Metroが主催する“空の移動革命(AAM)”の一部を体験できるプログラムで、会場の大阪港バーティポートには“空飛ぶクルマ”専用の離着陸場が整備されています。

 

デモフライト見学会は入場無料の予約制(CLOUD PASSで事前発券)。機体はSkyDriveが提供し、運航は同社の協力のもとで行われています。

 

開場の最寄駅はOsaka Metro「大阪港」です。夢洲方面への乗客が多く、地下鉄は混雑気味。駅からは徒歩10分強で、体感的には「やや遠い」感じでした。

 

公式サイトにオンデマンドバスの案内があったので期待していたのですが、この日は運行がなく予約も不可。一度乗ってみたかったので、残念でした。

 

 

  受付とバスの待機ルーム

 

到着後はまず受付。QRコードを読むと小さな飛行機が出てくるのがかわいかったです。その後、案内された待機場所は冷房の効いた大型バス。ここで涼しく過ごせるのはありがたいですが、お手洗いも車内トイレの利用で、ちょっと驚きました。
 

 

 

  人の手で“スルスル”格納庫から登場

 

時間になると、格納庫から機体が牽引されて登場。空港で旅客機を車で引っ張るのは見たことがありますが、ここでは人力…?。「人が引いて動くくらいの重量なのかな?」と気になりました(質問タイムで聞けばよかった…)。

 

 

 

  解説で理解が進む

 

  • 「空飛ぶクルマ」は愛称。日常で車のように“気軽に”空の移動を、という思いが込められているそう。

  • 正式名称は「電動垂直離着陸機」というごつい名前。

  • 操縦はヘリコプター商用免許で可(プラス研修が必要とのこと)。

  • 騒音はヘリより静かで、少し離れると会話できるレベル。

 
そしていよいよテイクオフ!のはずが、気象条件が悪いということでデモフライトは中止に!!
 

非常に残念でした。

 

公式サイトでも中止の可能性は明記されていますが、空は青くてきれいだったので、いけるかなぁと思っていました。南洋に台風ができているので、影響があったのかもしれません。

 

 

  気持ちを切り替えて“撮影会”へ

 

デモフライトの代わりに、機体そばでの撮影会ということになりました。万博会場では柵ごしにしか見られないので、これはこれで貴重な体験でした。

 

 

今回もまたフライトは見られずでしたが、次の機会があればもう一度チャレンジしたい気持ちです。

 

予約は開始直後にアクセスしてみたところ、比較的取りやすい印象でした(最速で取りに行く習慣が万博で鍛えられたからかも…?)。

 

 

ところで、デジタルウォレットで空飛ぶクルマ見学の抽選ができるようになるらしいです。ゲート取れないのにー!!

 

 

 

 

 

 

 

9月23日(火・祝)、大阪・関西万博のEXPOアリーナ「Matsuri」で、サウジアラビアの第95回ナショナルデーを記念するコンサートが行われました。この日は、1932年の王国成立(統一)を起点とする祝日で、今年は「95回目」にあたるようです。

 

 

幸いにゲートとコンサートの両方の予約を無事に確保できたので、行ってきました。

 

最近は、入場予約がないのに場内の予約だけが先に取れてしまうことがあり、けっこうプレッシャー。しかも今回はコンサートのほうにキャンセルボタンが見当たらず、「何としても入場予約を取らなくては」と、頑張って確保しました。

 

 

  サウジを感じた1週間

 

ナショナルデー前の一週間は、私の周辺の“サウジ色”がぐっと濃くなったように感じました。うめきたでも関連イベントがあり、ネット広告の露出も多かったです(私が万博の記事をよく読んでいる影響もあるのかもしれません)。正直、「どれだけ予算を投じているのだろう」と思うほどの存在感でした。

 

うめきたのイベントにも足を運んだものの、到着が遅く、すでに行列に並べず断念。関心の高さを感じました。

 

 

 

  開演前の空気

 

当日は少し雨が心配な空模様。17:30に会場へ入ると、すでにかなりの人で、私は後方に場所取りをしました。ステージが高めなので、後ろでも立てば視界は悪くありません。

 

約2か月前のイタリアのコンサートでは20時前まで薄明るかったのに、この日は18:30にはほぼ真っ暗。季節の移ろいを感じました。およそ1時間のDJタイム、その後18:30に本開演という流れでした。

 

 

 

  プログラム

 

  • アルダ(剣舞)の勇壮なリズムで、一気に会場がサウジ色に。

  • 能×ネイ/和太鼓×サムリは、両国の文化が自然に溶け合う感じ。

  • サウジ館の人気夜公演『水の物語』は特別版で披露。館内では見られなかったので、この場で出会えてうれしかったです。力強く、どこか悲哀を帯びた歌声が心に残りました。

 

 

  アーティストたちの熱と客席の一体感

 

続いて、サウジの女性歌手 Zena Emad が登場。宗教的に厳格な国というイメージから「女性は人前で歌わないのでは」と勝手に思い込んでいた自分を反省しつつ、伸びやかな歌声をじっくり味わいました。

続く Mishaal Tamer は人気も実力も十分という雰囲気で、前方席のサウジの方たちが大いに盛り上がっていました。

最後は LiSA。私は詳しくなくて、紅白歌合戦で見たことがあるかな、という程度(すみません)。「炎」を披露してくれて、歌唱力の高さを感じました。

 

会場の熱気の高まりに合わせて、配布された緑のリストバンドが波のように揺れ、客席全体の一体感がぐっと増していきました。

 

 

なお、LiSAの出演は前日に急きょ発表されたのですが、SNSでは「サウジの王子が『鬼滅の刃』のファンで、そのリクエストによる出演だった」との投稿も見かけました。こちらの真偽は分かりませんが、王子が希望すればキャスティングできちゃうのだとしたら、それもすごいです。

 

確かに会場には貴賓席が設けられ、VIPらしき方々の姿もありました。紹介はありませんでしたが、王子も来場されていたのかもしれませんね。ネットで検索してみると、サウジの王族は数千人規模ともいわれ、王子の称号を持つ人もすごく多いようで、そちらにもびっくりでした。

 

 

サウジアラビアは、次回の2030年万博の開催地。

これまでは手続きが複雑で入国しにくい国という印象を持っていましたが、今回のコンサートやナショナルデーの行事を通じて、ぐっと身近に感じました。

 

2030年のリヤド万博も、現地で体験してみたくなりますね。

 

 

 

 

 

チケットは持っているのに入場予約が取れない——ここ数週間で、そんな声が一気に増えました。運営は安全面から枠の拡大は難しく、払い戻しもしない方針。最初からその条件で販売されていたのは理解しつつも、やはりできるだけ多くの人が入れたほうがいいはず。

 

涼しくなってから行こうと考えていた方も多く、「混雑は覚悟していたけれど、入れてもらえないとは思わなかった…」という戸惑いは想像できます。

 

 

  「混雑」って入場できないという意味だったとは

 

私も通期パスで閉幕ぎりぎりまで予約を入れられると思っていましたが、最近は本当に入りづらい。

 

もちろん閉幕が近づけば混むのだろうけれど、混雑を我慢すればいいんじゃない? くらいの感覚だったので、この状況には驚いています。

 

9月の初めは時間を選ばなければまだ入れたので、ここに来て一気に変わった印象がありますね。

 

そこで、今ある仕組みのまま、少しでも“回る”ようにするにはどうしたらいいか、妄想してみました。アホなこと言ってるな、くらいの気持ちでお読みいただければ。

 

 

  妄想アイデア①:早く退場した人に日替わり限定スタンプ

 

まず、滞在者が多い状態が問題なら、早めに会場から出る“理由”を用意するのがいちばん分かりやすいと思います。

 

たとえば、早く退場した人向けの限定スタンプ。ゲート前の広場に日替わりスタンプをずらっと並べて、「15時までに退場したら押せます」と案内してみる。

 

みなさんスタンプ好きですよね。少し背中を押される人は出てくるはず。もちろん再入場は不可で。

 

退場の“見えるごほうび”があるだけで、夕方の枠を増やすだけの入れ替わりが進むのでは…という期待です。

 

 

  妄想アイデア②:当日予約で退場者を募る

 

もうひとつは、当日予約で早期退場を“予約”した人に記念品を渡して退場してもらう、というもの。在庫がだぶついているミャクミャクグッズなどがあれば、それを活用。

 

当日予約のシステムを通せば退場人数を把握できるので、17時枠をどれくらい開けられるかの見当が立つし、残った人はパビリオンの予約が取りやすくなります。

 

通期パスの人は、行ったことのあるパビリオンに2回目・3回目の当日予約アタックをかけているんじゃないかと思うんです。なので、退場に価値をつけて出て行ってもらうというアイデアです。

 

 

とにかく早く退場する“楽しみ”を用意すること。たったこれだけでも、今のギュウギュウ感がほんのすこしゆるむ気がしています。

 

まあ、妄想ですけどね…。

 

閉幕前の貴重な期間、なるべく多くの人が、なるべく気持ちよく会場を楽しめるといいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、大丸梅田のガンダムPOP-UP(THE GUNDAM BASE POP-UP WORLD TOUR in OSAKA)に行ってきました。

 

 

  大丸5階、雰囲気がガラッと変わってた

 

すっごく久々の大丸。

 

エスカレーターで5階に上がって、まず「ここ、キャラクターグッズのフロアになったの?」と驚きました。

 

ユニクロを入れたり、東急ハンズやポケモンセンターを入れたり(撤退もありつつ)、大丸は攻めてるなあ…とあらためて実感。

 

 

  ストア入店はLINEの抽選で

 

ポップアップストアは入店整理券が必要だったので、事前にLINEで友だち登録→抽選に参加。希望時間で無事に取れました。

 

当日は入店者数が絞られていて、売場は快適。待機エリアも広め。

 

万博会場でも感じたけれど、人のさばき方がうまいなぁと感じます。きっと長年のノウハウなんでしょうね。

 

 

 

  お目当ては“万博ガンダム”

 

今回見たかったのはガンダムパビリオン関連のグッズ。ピンバッジがあれば…と思って探したのですが、この日は見当たらずでした。

 

結局、クリアファイル2種類と、パビリオンのガンダムのプラモデルを購入しました。

 

 

 

  会計前の“顔登録”に戸惑う

 

会計にすすむと、レジ前で顔写真を登録されて、そこが一番びっくりでした。転売対策なのかな? 

 

登録した顔データの利用については、紙の規約を渡される感じでもなく、顔写真を撮ることにも口頭の同意だけで(どこかに案内があり、私が気づかないうちに同意していたのかもしれませんが…)、少し戸惑いました。

 

世知辛い世の中…とは思いつつ、混乱が起きにくい運用ならそれはそれでありがたいのかも。

 

 

 

  プラモは“道具がない問題”でしばらく封印

 

せっかく買ったプラモデルですが、これまで1回も作ったことがなく、きれいに作る自信がないので、いったん箱は閉じておきます。

 

まずは、あの部品を切り離すニッパーからですかね…落ち着いて道具をそろえてから楽しもうと思います。

 

 

 

 

 

 

先日、おおさかATCグリーンエコプラザの「ATC PAVILION ECO PASSPORT」を持って、プレゼント引き換えに行ってきました。

 

7月、ライフフューチャービレッジをうろうろしているときにいただいたATC版のスタンプパスポート。公式スタンプ帳がだいぶ埋まってきたので、ATC版も併用してスタンプを集めていました。

 

今回いただけたのはステッカー。ピンバッジの日もあると聞いて少し期待していましたが、こみゃくのステッカーもかわいくて嬉しい。

 

 

 

  “ぜんぶ途中”な展示が面白い

 

グリーンエコプラザでいちばん刺さったのは、開幕前につくられたと思われる万博の展示がたくさん残っていたこと。

 

今と全然違う完成予想図、建物がまばらなジオラマ、なぜか昭和っぽさを感じる初期マップなど…。

 

「こうやって開幕までこぎつけたんだなあ」という道のりが垣間見える感じで、今となっては貴重な“未完成の記録”をのぞき見る楽しさがありました。

 

そして、開幕前の“大逆風”の時期から、ここで機運を支えてきた人たちがいたのだと思うと、しみじみしました。

 

今回見た中では一番古そうだった想像図

私のオアシス「西の果て」エリアが原っぱです

 

それどこのパビリオン?という建物でいっぱい

 

計画途中のジオラマ

 

北欧館の向きが! スイスがカラフル!

 

ノモの国のその柄は大丈夫なの…? 

 

ガンダムは箱だけ

 

比較的新しい地図だけれど…

 

よく見ると、「西ゲート 再入場は何度でも可?」と誰かに問いかけてます。

 

 

  思わぬ収穫:公式パンフ(日本語版)

 

もうひとつ嬉しかったのが、いまは手に入りにくい公式パンフレット(日本語版)をいただけたこと。先日、街中のサポートデスクで聞いたら、日本語版はもうなかったんです。

 

紙で手元に置いておけるのはやっぱり良いですね。

古い想像図が2種類使ってあるのも貴重です。

 

 

電子版は公式サイトでも公開されていますが、これは今回いただいたものより古いバージョンで、通期パスは「11時から入場可」という記載があります。こちらもある意味貴重かもしれません。

 https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/expo_leaflet_JP.pdf

 

 

 

 

 

 

 

「ラウンジ&ダイニング」は、大阪・関西万博会場のレイガーデン2階に位置するレストランです。一流のお店とともに、ビュッフェ形式のレストランもあり、比較的安価で世界各国の料理を楽しめます。

 

 

 

  受付と料金

 

先日、記念日にこちらのビュッフェを予約していたのに入場ゲートが予約できず、やむなく夜間券を買い足したという記事を書きましたが、そのビュッフェについに行ってきました。

 

 

予約時間に到着すると、エレベーター前は大勢の人で混雑。どうしてだろうと思ったら、階段から直接入るのではなく、エレベーター前で名前を伝える仕組みでした。

 

少し待ってから案内され、少しだけ海が見える席に着席。ちょうど日が暮れる時間帯で、美しい夕焼けが広がっていました。

 

 

以前は「呼び込みをしているほど人が少ない」と思っていたのですが、今回はそんな印象はなく、利用する人が増えているなという印象でした。

 

あらためて公式サイトを見直すと、私が予約した7月初めには 8,800円(税込) だったのが、今では 8,800円(税抜)=9,680円(税込) になっているようです。実質値上げ? 8800円ってどう見ても「8,000円+消費税」に感じられるのに、さらに税金をかけられたようでちょっと複雑な気分です。

 

実際に支払った料金は8,800円(税込)でしたので、予約時点での料金がそのまま適用されたのかなと思います。

 

 

  80分で世界の料理を楽しむビュッフェ

 

食事は80分制。今回はアルコールなしのビュッフェを選びました。

 

お酒は別途注文できるものの、種類は少なめで価格はやや高め。一方、料理は色々なメニューが並び、選ぶ楽しみは十分でした。正直、このお値段なら梅田あたりでより豪華な内容が食べられるかも…という気持ちもありつつ、「万博での特別な食事」と考えて納得。

 

 

印象に残ったのは、サラダにかけた中東風のドレッシング(名称は失念)。少しずついろいろなおかずを味見できて、お腹いっぱいになりました。落ち着いてゆっくり味わえたのもよかったです。

 

あらためて写真を見ると、盛り付けの才能ないですね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとう住友館に行ってきました。


2か月前抽選での当選です。7月の初めから、毎日応募しては落選、日付を変えて抽選を申し込んではまた落選…を繰り返し、ようやく手にした予約でした。


この予約だけは絶対に失えない——そんな思いが強く、当選後はサイトの操作がとても慎重になりました。万博サイトはUIがわかりにくく、うっかりミスが怖かったので、取消ボタンを押さないように喚呼確認や相互確認を徹底。

 

最近はSNSで「アカウントが停止された」、「チケットが消えた」といった話も目にして、当日までずっと心配していました。

 

 

 

  ランタンを受け取って、暗い森へ

 

住友館は指定の時間に到着してから入場まで少し待ちました。中に入ると、ランタン(グループに1つ)を受け取りました。本音を言うと私もランタンを持ちたかったのですが、今回は子どもが譲ってくれず(まあ仕方ない…)。

 


森に入るとあちこち探検する面白さがあり、時間が限られているぶん、できるだけくまなく回ろうと行ったり来たり。動物や昆虫を見つけるとうれしいですね。子どもがどんどん先へ行ってしまうのでついていくのが大変で、写真を撮っているあいだに一瞬見失い、ドキッとする場面もありました。

 

 

ただ部屋全体が暗いので写真はむずかしい。フラッシュはもちろん禁止。暗がりでも“いい感じに撮れるモード”はあるのでしょうが、私には使いこなせませんでした。あとで見返すと、何が写っているのかわからない写真が大量で…ちょっと悲しい。
 

話題の切り絵の部屋にも入れました。ここだけほんのり明るく、静かな光と影の世界が素敵でした。

 

 

 

  森のあと、意外と“長め”のシアター

 

森での体験が終わるとシアターへ。ダンスと映像が重なる物語で、複数のスクリーンが奥へと連なる構成。正面だけでなく左右や奥からも映像が立ち上がり、奥行きのある没入感がありました。自然と共に生きることの大切さを考えさせられました。

 

 

一方で、体感は意外と長め。「ここを少し短くすれば、もっと多くの人が入れるのにな…」とも思いました。

 

 

  解説コーナーとショップ

 

最後の部屋では森の展示の解説があり、「ここに〇〇がいましたよ」という説明が。知っていたら絶対に探してたのに! もう一度入るのはきっと難しいので、ここは心残りポイントです。

 


ラストはショップへ……の予定でしたが、終了が20時半ごろで、すでに営業終了。ショップは予約がなくても入れると聞いたので、別日にリベンジしたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

先日の万博は、人の多さが初詣の参道のようで、どこも大行列。

どこかに並ぶ気もならず、予約もなかったので「まだ行ったことのない未知の場所を歩いてみよう」と思い立ちました。

 

 

  大屋根リングの柱で記念撮影

 

まず向かったのは大屋根リング。柱には番号が振ってあって、南西側が01番から始まり、ぐるっと時計回りに回って南東側が78番。

 

SNSで「自分の年齢の柱番号の前で写真を撮ると記念になる」というのを見かけ、私も挑戦。これがなかなか楽しかったです。

 

開幕当初は柱番号を気にしたことがなかったのですが、方向感覚をつかむのにとても便利ですね。例えば北側、アゼルバイジャン館あたりが40番。これを覚えると、自分が東にいるのか西にいるのかの目安になって重宝しています。

 

 

  コモンズAの西側の案内所

 

次に足をのばしたのが「コモンズAの西側」。小山がポコポコと並ぶような場所で、子どもたちが駆け上ったり滑ったりして遊んでいます。ただ斜面がけっこう急で、親としてはちょっとハラハラ。

 

 

ここ、今まで立ち入ったことがなくて私には“謎空間”だったのですが、奥のほうに祈祷所があり、さらに進むと案内所も。給水器も置いてあって、しかも空いていて涼しい!

 

「会場のど真ん中なのに、こんな静かな場所があったなんて…」と驚きました。

 

 

 

こちらの何かの機械が置いてある場所は、いまだ謎施設です。隣の螺旋階段がある施設は警察官の詰め所と聞いたのですが…。

 

 

 

  西の果ての“サウナ”へ

 

次に行ったのは、西の果てにあるサウナ。

 

私はサウナ好きというわけではないので、サウナの予約に挑戦したことは一度もありませんが、「どんな場所なのか一度は見ておきたい」、「スタンプだけ押しておきたい」と思って訪ねてみました。

 

実際に行ってみると、遠くて、裏側のほうにあって、ちょっとした冒険気分。壁に有名人のサインなんかもあって見ていると面白かったです。

 

万博の広さを改めて感じさせてくれるスポットでした。

 

 

 

 

  null2の終わりの歌

 

この日はドローンショーの終わりまで残って、null2の「さようならホモサピエンス」を聞いてから帰りました。いつもは20時台に帰ってしまうので、一度くらいは聞いておきたいと思っていたんです。帰りはかなり混雑していてちょっと大変でしたが、生で聞けてよかったと思います。

 

 

 

 

今は“駆け込み万博”で初めての方が多いので、パビリオンはその方たちにお任せして、行列を避けつつ、まだ知らない場所を探して歩くのも楽しいなと思いました。

 

このほか、私にとっての“謎空間”といえば大屋根リング上の芝生エリア。ここにはまだ腰を下ろしたことがないので、近々のんびり座ってみるつもりです。

 

 

 

 

 

 

楽天市場

 

 

 

 

 

先日、子供の参観日に行ってきました。


授業は国語で、子供たちが物語を劇にして披露。セリフを元気よく言ったり、身振り手振りを交えたりする姿がとても微笑ましく、しみじみと成長を感じました。こうやって表現力や協調性を身につけていくんですね。

 

 

  立ちっぱなしの参観は意外とハード

 

とはいえ、授業は50分。


以前の参観でも思っていたのですが、ずっと立ち続けるのが正直しんどいんです…。周りの保護者の方々は平然としているように見えるので、私だけが弱音を吐いているのかもしれませんが。

 

保育園のころは座って見たり、一緒に活動できたりして気楽だったのに、小学校では後ろで立って見守るのが当たり前。教室の時計をチラチラ見てしまいました。

 

 

  万博で活躍したあのアイテムを思い出す

 

世の中には長時間立ち仕事をしている人がいるのだから、40~50分で疲れたと言うのは贅沢なのかもしれません。先生だって毎日授業で立ちっぱなしですしね。

 

でも、万博で重宝している折り畳みの椅子を持ってきたかった…! あれがあると本当に楽だと思うんですけど。

 

 

  子どもの成長とともに気づく自分の変化

 

参観日は子供の成長を実感できる貴重な時間ですが、同時に、自分の体力の衰えも再確認する機会になりました。

 

子供は日々できることを増やしていくけれど、大人は「ちょっとの立ちっぱなしがつらい」と感じるようになってきている…。なんだか対照的ですね。

 

 

 

 

 

 

 

先日、イタリア・ナショナルデーに合わせ、EXPOホール「シャインハット」で、イタリア館主催のスペシャル公演“The Great Italian Opera, a World Heritage”が行われ、幸運にも予約が取れたので行ってきました。

 

公演冒頭の司会者とローマ歌劇場の偉い人の挨拶では、この公演はイタリア館のItalian Weekのハイライトで、ナショナルデーの記念プログラムとして位置づけられているとの案内。

 

あわせて、イタリアのオペラ歌唱は2023年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことにも触れ、国を代表する文化を広く発信したいというような説明でした(英語だったので、「おそらくそんな感じ」という理解ですが…)。

 

 

 

  入場と整理券

 

定刻30分前に会場のシャインハット前に行ってみると、整理券を持った方の長い列ができていて、驚きました。あとで聞いたところでは、当日9:00から整理券配布があったそうですね。

 

私は予約枠だったので関係なかったのですが、「ここでも9時ゲートが必要だったのか…」と少しげんなり。こうして9時ゲートの争奪戦が過熱するんですよね。

 

そもそも、イタリア館のイベントの予約って何でいつも外部サイトなんだろう…、とは思います。

 

 

  プログラム

 

席上のプログラムによると、指揮はフランチェスコ・イヴァン・チャンパ、歌手はアナスタシア・バルトリ/ルチアーノ・ガンチ/ルカ・ミケッレッティ、オーケストラはローマ歌劇場管弦楽団でした。

 

紹介によれば、ヴェルディやプッチーニなどの有名どころを中心にした、いわば“いいとこ取り”の構成だったそうです。

 

ただ、この紙のプログラムは二席に1枚の配布だった印象。万博全体のペーパーレス推進もあって、刷り部数を抑えていたのかもしれませんが、一人参加でプログラムが手に入らなかった方は残念だったかと思います。

 

 

 

  心地よい時間

 

公演はとても素晴らしく、オペラを“通し”で観たことがない超初心者の私でも、歌手の声に圧倒されました。聴いているだけで心地よい。特にテノールの方の声が印象的でした。

 

アンコールではおなじみの曲もあり、会場の熱量が一段上がったのを肌で感じました。生で聴くのはやっぱり特別ですね。小型の双眼鏡を持って行ったので、歌手の表情なども楽しめてよかったです。

 

 

 

それにしても、万博の入場券さえあればこうした音楽を無料で聴けるのは本当にありがたいこと。得難い経験だったと思います。

 

一方で、無料ゆえか演奏中の撮影や飲食/私語/途中退出/当日予約画面を鬼リロード(後ろから見えた)など、かなり“フリースタイル”な雰囲気もありました。会場は万博のフリーWi-Fiが飛んでましたし、撮影禁止といった案内もなかったから、OKだったんでしょうね。このあたりのカジュアルさも万博らしいのかな、と思いました。