
※本記事は2026年7月時点の情報をもとにしています。
東京で開催されていたときから、ずっと気になっていた「大絶滅展」。
すごく見に行きたかったのですが、「やっぱり東京は遠いなあ……」などと思っている
うちに、結局行けないまま東京展は終了してしまいました。
そんな「大絶滅展」が、名古屋を経て大阪へ!
大阪市立自然史博物館に来てくれるのを楽しみにしていたので、さっそく見に行ってきました。
▶ 公式サイト
「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」とは
特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」は、地球の生命史の中で起きた、特に規模の大きな5回の大量絶滅を紹介する展覧会です。
会場では、5回の大量絶滅「ビッグファイブ」を、化石や岩石、復元模型、映像などを見ながら順番にたどっていきます。
大阪展の会期とチケット情報
会期
2026年7月17日(金)~10月12日(月・祝)
会場
大阪市立自然史博物館
ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
開館時間
9時30分~17時
入場は16時30分まで
休館日
月曜日
祝休日の場合は開館し、翌平日が休館。ただし、8月3日と10日は開館します。
当日料金
大人:2,000円
高校・大学生:1,500円
小・中学生:700円
未就学児:無料
高校・大学生は学生証が必要です。
大絶滅展のチケットで、観覧当日に限り大阪市立自然史博物館の常設展にも入場できます。せっかく自然史博物館まで行くなら、時間に余裕を持って常設展も一緒に見るのがおすすめです。
音声ガイドも借りました
今回は音声ガイドも借りました。
音声ナビゲーターは、展覧会のスペシャルナビゲーターでもある福山雅治さん。会場レンタル版は1台650円です。
知らない時代や生物の名前が次々と出てくるので、説明を聞きながら見て回ることにしました。
EPISODE 1 O-S境界―海の環境の多様化
最初は、約4億4400万年前のO-S境界。オルドビス紀とシルル紀の間に起きた、海の生物に大きな影響を与えた最初の大量絶滅です。
第1部では、その前のカンブリア紀も含め、古生代前半の海の生物が紹介されていました。
まず登場するのは、みんな大好きアノマロカリス。
さらに、体長2メートルに達したとされるエーギロカシスや、最大で2メートルを超える種もいたというウミサソリ類、小さな海の生物の化石などが並んでいました。
なんとも言えない形の生物たち。心惹かれます。
その先にあったのが、大きな地球儀型の映像展示「大絶滅スフィア」です。球体の表面に、昔の大陸の配置や地球環境の変化が映し出されます。
この球体映像、万博民はつい反応してしまいますよね。
「ポルトガルだ」「スペインだ」って。
EPISODE 2 F-F境界―陸上生態系の発展
第2部は、約3億8000万年前から約3億6000万年前にかけて起きた、デボン紀後期の大量絶滅です。
この時期には複数回の絶滅が起き、海ではダンクルオステウスなどの板皮類や、多くの三葉虫が絶滅したと説明されていました。
目を引いたのは、甲冑をまとったような巨大魚、ダンクルオステウス。
頑丈な頭と強力な顎を持つ、いかにも強そうな姿です。
一方、陸上では大きな森が発達していきました。
ここで面白かったのが、「史上初めての森は海の絶滅に影響したか?」という展示です。植物が二酸化炭素を吸収したことで寒冷化が進み、海の環境にも影響したのではないかと考えられているそうです。
陸上に森ができたことが、海の生物の絶滅にも関係していたかもしれないとは。これは面白いですよね。
最古の高木植物とされるワッティエザの化石のレプリカも展示されていました。公式サイトによると、高さは8メートルにもなったそうです。
そして、巨大なムカデのような生物の原寸大模型も。
近くで見ると、けっこうびっくりします。
EPISODE 3 P-T境界―史上最大の大量絶滅
第3部は、約2億5200万年前のP-T境界です。
これは私でも知っているくらい有名な大絶滅。地球史上、最大規模の大量絶滅だったそうです。
シベリアで起きた大規模な火山活動が原因と考えられ、海と陸の多くの生物が絶滅しました。会場には火山噴火をイメージした展示があり、音や光も含めて、なかなか迫力がありました。背中に大きな帆を持つディメトロドンなど、単弓類の展示も。
アンモナイトの展示も印象に残りました。
大量絶滅後の初期には殻の表面が平らなものが多かったのに、時代が進むとイボやトゲを持つ種類が増えていったそうです。
捕食する側とされる側の関係が強まっていったことを示しているのかもしれない、という説明が面白かったです。
EPISODE 4 T-J境界―恐竜の時代へ
第4部は、約2億100万年前のT-J境界。
超大陸パンゲアの分裂に伴う火山活動によって大量絶滅が起き、その後、恐竜が陸上の主役になっていったと考えられています。
ここでは、クリオロフォサウルスとレドンダサウルスの大きな全身骨格が並んでいました。
クリオロフォサウルスは肉食恐竜。
一方のレドンダサウルスはワニのような姿をしていますが、恐竜ではなく、フィトサウルス類という大型の肉食性爬虫類です。
大きな全身骨格は、やはり迫力がありますね。
EPISODE 5 K-Pg境界―恐竜の絶滅
そして、いよいよ約6600万年前のK-Pg境界です。
小惑星の衝突によって、恐竜など多くの生物が絶滅したとされる時期です。
ここは、ティラノサウルスとトリケラトプスの頭骨が大迫力!
ティラノサウルスの大きな顎と歯を目の前で見ると、人間など頭からひとのみにされそうです。
映像展示には、頭の毛が青いティラノサウルスが登場。「これ、NHKの恐竜番組で見たような……」と思いながら見ていました。
このエリアで私が一番興味深かったのは、K-Pg境界の地層を示す展示です。
大きな骨格や映像も楽しいのですが、地層に残されたものから、約6600万年前に起きたことを考えていくところが面白かったです。
EPISODE 6 新生代に起きた生物の多様化
最後は、恐竜が絶滅した後の新生代です。
新生代にはビッグファイブに数えられるような大量絶滅は起きていませんが、寒冷化や乾燥化などの大きな気候変動があり、生き物の世界も変わっていきました。
なかでも圧倒されたのが、全長約6メートルのステラーダイカイギュウ。
全身の実物化石で、公式サイトによると、全身化石として世界初公開。展示されている化石は世界最古のものだそうです。
ほかにも、馬の脚や体の変化をたどる展示がありました。
身近な動物ということもあってか、子どもが関心をもって見ていました。
展示の終わりには、人間の活動と地球環境とのかかわりについて考えるコーナーもありました。
最後のお楽しみは特設ショップ
展覧会を見終わった後のお楽しみといえば、お土産コーナーです。
こちらも、かなりいろいろな種類がありました。
恐竜やメカが好きな子が喜びそうなのが、大絶滅展とゾイドのコラボ商品。
ディメトロドンをイメージした「ディメパルサー」と、レドンダサウルスをイメージした「レドンダガブリゲーター」の2種類があり、価格は各4,400円です。
私が訪れたときには「おひとり様1点」という表示がありました。これは会期がすすむと品薄になるかも…ですね。
そして、大阪会場限定の551蓬莱とのコラボグッズも!
大絶滅展と551という、なかなか思いつかない組み合わせです。
Tシャツやトートバッグなどが並んでいて、大阪らしいお土産になっていました。
ほかにも、すみっコぐらしとのコラボグッズ、ぬいぐるみ、お菓子、文房具など、種類はかなり豊富。
私は「BIG FIVE金太郎飴」とピンバッジを購入しました。
子どものお土産は、恐竜発見発掘セット。
さっそくブラキオサウルスの頭骨を掘り出して喜んでいました。
知らないことだらけだから面白い
展示を見てみると、知らないことだらけでした。
海の生物が中心だった時代から、森が誕生し、大きな火山活動が起き、恐竜が栄え、やがて哺乳類の時代へ。
生き物の歴史だけでなく、大陸の移動や火山活動、気候、海の環境など、いろいろなことが関係しているのですね。
夏休みが始まった時期ということもあって、会場には子どもの姿も多く、展示の前で熱心にメモを取っている人もいました。
子どもから大人まで、一見の価値がある展覧会だと思います!





































































































