なんとなく、夢洲に行ってしまいました。中央線からの夢洲行きが1時間に4本しかなく、あの「2分間隔で次々と到着していた日々」を思うと、嘘みたいです。

 


人がまばらな夢洲駅をみると、開幕前の2月に駅まで来たときのことを思い出します。柵の向こうに少しだけ見えた大屋根リングにワクワクしました。

 

 

 

  国旗ポールの下を抜けて——“噂のカルバート”へ

 

駅前には作業の方々、そして私と同じ万博ロス仲間と思しき人たちの姿も。ゲート前広場は入れませんでしたが、国旗ポールの下は自由通行でした。

 


ぐるっと外周を回って歩くうちに、噂の“カルバート”を発見。我が家は西ゲート派だったので、このルートには縁がなく、「どこにあるんだろう?」と思っていた場所です。閉幕間際に話題になった“カルバート組”という言葉も、すでに少し懐かしく感じます。

 

 

 

  どんどん歩くと、セブンイレブン前に到達

 

カルバートをくぐって進むと、セブンイレブン前に出ます。歩いてみると、これが想像以上の距離。
 

閉幕直前は「セブンを越えて橋のほうまで列が伸びていた」と聞いていましたが、実際に歩いてみてこの距離感にびっくり。その時の熱気のすごさを改めて感じました。

 

 

 

  更地へ戻る前に——残ってほしい風景

 

この先、施設の解体が進み、やがて更地に戻っていくのだろうと思うと、少ししんみりします。

 


駅の「夢洲の松」は残してくれるかな? ここでたくさんの人を迎え、見送ってきたランドマークですね。

 

 

 

  まだ、時空は少しゆがんだまま

 

帰り際、ミャクミャクがまだ「万博もうすぐ終わっちゃうよ?」って言っていました。ここだけ時空がゆがんでる(笑)。

 

 

ロスの処方箋は人それぞれだけれど、聖地巡礼的なものも、その一つかなと思います。