万博の感動をもう一度 ― イタリア館の至宝が大阪に

 

万博のイタリア館で展示されていた作品が、大阪市立美術館で再び見られると聞き、これは絶対に行かねば!と思いました。


正式タイトルは「日伊国交160周年記念 大阪・関西万博開催記念 特別展 天空のアトラス イタリア館の至宝」。

会期は2025年10月25日(土)から2026年1月12日(月・祝)までです。

 

私は会期中にイタリア館へ2回入りましたが、最後が8月だったため、後半で追加展示された「正義の旗」を見ることができず、少し心残りがあったので大変楽しみです。

 

また、イタリア館では鑑賞ポイントのような説明はなくて、それぞれが予習をしてこなければならない感じでしたが、今回は美術館での展示ということで、学芸員の解説もついているのではないかと期待しています。

 

 

 

 

  万博経験者の「チケット争奪戦」ふたたび

 

チケット発売日は10月18日(土)午前10時。
前日から家族と「サーバー落ちるだろう」と話していたのですが、その予感は的中。

 

 

販売開始5分前にはすでにページが表示されず、「まだ販売前なのに?」とびっくり。

 

公式Xでは「アクセス集中のため時間をあけてアクセスしてください」と案内が出ましたが、万博で“早い者勝ち”の洗礼を受けた身としては待てませんよね…。多くの人が同じように粘り強くアクセスを続けたはずで、混雑はしばらく解消しませんでした。

 

 

結局、サイトに入れたのは11時半頃でした。幸い、どの時間帯もまだ「○」で選び放題でしたが、いざ購入に進もうとするとエラーのループで決済まで進めず。


どうやら「黄色の人をタップし続ける」あの感覚で、根気よくリクエストを送り続ければいい、という情報が流れていたので、諦めずに押し続けました。

 

 

その甲斐あって、12時半ごろにようやく購入完了! 希望の日時を押さえられたときは、ホッとしました。

 

 

  翌日完売の人気ぶり

 

時間帯予約は、その日の夜には、土日祝の枠がすべて「×」。
翌日昼には平日分まで完売していました。
 

この勢いには、美術館側もさすがに驚いたのではないでしょうか。日時予約だけ取って転売している人もいるようで対応が待たれますが。

 

果たして当日枠が開放されるのか分かりませんが、人数調整はしっかりしてほしいところです。春に開催された国宝展のとき、かなり人が多く、低い位置に展示がされた絵巻などはなかなか見づらかったので。

 

 

  展示のここが見たい

 

今回の展覧会で一番気になるのは、アトラスが持つ球体に何が描かれているのか。イタリア館で上のほうまでしっかり見ていなかったので。また、アトラスの筋肉や血管の精緻な表現にも注目したいです。

 

そして「正義の旗」では、頭部から伸びる羽をもつ天使が気になります。上位の天使ほど人間的な姿から離れていくそうです。

 

さらに、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿。この部分は日本初公開だそうですね。

イタリア館では立ち止まれず流れ見になってしまったので、紙に残る筆圧や運筆のリズムを感じ取れたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  フィナーレの花火を目指して

 

最後のパビリオンを見終えたあと、フィナーレの花火を見るためにウォータープラザ方面へ移動しました。


ところが近づくほどに人が増え、水空のあたりで完全に身動きが取れなくなるほどの混雑。


警備員さんが「ルーマニア館のほうが見やすいですよ」と案内してくださっていましたが、そこまで動くことはとてもできませんでした。


そのため、水空の建物ごしに見る形に。空の一部が隠れてしまったものの、とても華やかで、まさにフィナーレにふさわしい花火でした。

 


 

 

  西の果てで迎えたドローンショー

 

花火のあとは、西の果てエリアへ移動。帰りはバス利用だったので、先にそちらで食事を取るつもりでした。


ところが、いつもガラガラのサンセットビアテラスがこの日は大混雑。
抽選を待つ人たちも長い列をつくっており、驚きました。
 

結局、ドローンショーが始まる前までに食事を買えず、腹ペコのまま鑑賞することに。

 

 

  迫力のドローンフィナーレ

 

夜空に広がったのは、これまでにないほどの迫力あるショー。


火花のような光が舞い上がる演出には驚きました。ドローンの機体はどうやって保護しているんでしょうね。
 

ドローンはいつもより数が多く、光の強さも圧倒的。


そして最後に登場したのは――巨大なミャクミャク!

 


まさかここでミャクミャクが現れるとは。

やがてミャクミャクが夜空から消えていくとき、胸がじんわりして少し泣きそうになりました。

 

 

  半年間の感謝を込めて


帰り際、ボランティアさんに手を振りたくて、わざわざパソナ前まで戻ってお見送り列を通って帰りました。
 

みんなが「ありがとう」と言い合う光景があたたかくて、胸がいっぱいになりました。

 

興味深い展示がいっぱいだったWASSE

 

 

こうして私の半年間の万博が終了。


本当に充実して楽しい日々でした。多くの新しい体験や知識を得られたこと、そしてなじみのなかった国々の文化に触れられたことは、何よりの財産です。
 

特に中東の国々について、これまでより具体的なイメージを持てるようになったのは大きな収穫でした。

 

次の万博はその中東の国、サウジアラビア。
もし機会があるなら、リヤド万博にも行ってみたいなと思います。

旅費は…1人100万くらい?? …うーん、なかなか厳しいか。

 

 

 

 

 

 

 

  当日予約への執念と“おばけ”再挑戦

 

この日、早めに会場へ向かった理由は、やはり当日予約を取りたかったから。
子どもが「おばけワンダーランドにもう一度行きたい!」と言っていたので、どうしてもその枠を確保したかったのです。ここ2か月ほど昼の開放タイミングを狙って挑戦し続けていましたが、どうしても取れずにいました。

 

えびさんのサイトで空き枠状況を確認すると、「◎」がみるみる減っていく……。

じりじりしながらゲートを通過したのが9時2分。

 

「これはもう無理かも」と思いながら、当日予約受付の赤ボタンが出るまでリロードを繰り返しました。


そして「おばけ」で検索すると、すでに「×」の表示。

諦めかけたその瞬間、別端末でえびさんサイトを見ていた家族が「子ども枠はまだ空いてるよ!」と教えてくれて、急いで「ガス」で検索し直すと、「〇」がずらっと並ぶ画面が登場。
 

「なんで“おばけ”で出てこないのよ、わざと?」とツッコミを入れつつ、無事に夕方の枠を確保できました。

 

これが私たちの最後の当日予約になりました。

 

 

 

  ミャクミャクぬいぐるみくじ、朝から1時間待ち

 

実は当日予約の操作と並行して、ミャクミャクぬいぐるみくじにも挑戦していました。9時5分ごろから列に並び始めたのですが、結局、1時間待ち。


「朝イチなら15分くらいで引けるだろう」と思っていたのですが、甘かったです。

 

うちにはすでに3等のミャクミャクが2匹いるのに、「やっぱりもう1回引いておきたい!」という気持ちを抑えきれず再挑戦。


そして結果は――また3等!
 

こうして我が家にミャクミャク3兄弟が誕生しました。
全員、ひっぱりだこ飯の壺から顔を出してもらっています

 

 

 

ミャクミャクくじを終え、2か月前抽選で当選していたガンダムへ。

 

 

 

  ビュッフェからレイガーデンへ、そして人の波


昼食は「万博さよならビュッフェ」。前回と異なるメニューもあり、楽しめました。

食事後は久しぶりにレイガーデンの上へ上がりました。


普段は人が少なくて“穴場スポット”だと思っていたのですが、この日はさすが最終日。写真を撮るにも順番待ちができるほどの賑わいでした。

 

青空の下で撮れた写真はどれもお気に入りです。

 

 

その後はリング下で閉幕式のYouTube中継を眺めながら休憩。

この大屋根には本当にお世話になりました。

 

 

  思い出のパビリオンをもう一度

 

ひと息ついたあと、リングを半時計回りに歩きました。パビリオンやレストラン、それぞれに思い出があります。


「開幕日に最初に入ったウズベキスタン館にもう一度入りたいね」と話していましたが、入場規制で断念。


代わりに、2つ目に入ったシンガポール館に並ぶことに。約1時間待ちで入場でき、再訪を果たしました。

 

 

 

 

  フラッグパレードの人波とトイレ難民

 

次の目的地はガスパビリオン。
入場前にトイレを済ませようと思ったのですが――そのタイミングでフラッグパレードと遭遇。シンガポール館側からリング外へ出られない状態になってしまいました。

 

パレードは人垣の向こうに旗の先が少し見える程度でしたが、歓声と拍手に包まれて、ものすごい熱気。万博のテーマソングなどのバンド演奏もあり、感動的でした。

 

しかし我々はガスパビリオン側に渡りたい。トイレにも行きたい。

結局、パレードの規制が解除されるまで身動きがとれず、規制解除後のトイレはどこも大行列でトイレ難民となってしまいました。

 

予約時間に遅れそうだったので事前にパビリオンスタッフの方ご相談したら、遅れても次の回で入場可能と柔軟に対応してくださって、本当に助かりました。

 

 

  「おばけワンダーランド」ふたたび

 

そして夕方、ようやく迎えた「おばけワンダーランド」再訪。
 

手をバタバタしているうちに英語音声モードにしてしまうという設定ミスはありましたが、ここのVR体験の完成度はやっぱりすごい。普段、VRやARで酔いやすい私でも平気でした。

 

二酸化炭素とe-メタンについての学びもあり、エンタメと教育がしっかり両立しているのも魅力的ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  早めに動く決断が功を奏した朝

 

万博最終日は、7月に購入していた「1日券」で入場しました。


このときに西ゲート9時枠をおさえていたのですが、今思えば本当に良い判断でした。
8月に入ると9時枠はどんどん埋まっていき、なかなか取れなくなっていきましたし、
なにより通期パスの枠を温存できたのもありがたかったです。

 

最終日は「せっかくだから早めに行こう」ということになり、コスモスクエアからタクシーで向かう作戦に。
 

桜島からのバスも押さえていましたが、そちらはキャンセルしました。

 

 

  4時半起き、そして痛恨のミス!

 

当日の朝は4時半起床。
荷物をまとめ、6時前には出発という完璧なスケジュール――のはずが、まさかの携帯電話忘れに気づいたのが、駅のホームでした。

 

「万博会場、携帯がなければ何もできない!」


もう冷や汗が止まりません。慌てて公衆電話を探し、家に電話。幸い、家族がすぐに駅まで届けてくれました。おかげで予定していた電車の10分遅れでなんとか乗車できましたが、本当に焦りました。

 

原因は単純なんです。
「充電があと少しで100%だから」と出発ギリギリまで充電していたんですよ。

そして、そのまま忘れて出てきてしまったという……。自分でも呆れるほどの凡ミスでした。

 

このときほど“公衆電話がまだ存在していてよかった”と思ったことはありません。そして、うちに固定電話がついていてよかった。なぜなら、家族の携帯番号をひとつも覚えていなかったから。

 

未来社会でもどうか公衆電話は残しておいてほしいです。

 

 

  タクシー行列と西ゲート前の朝景

 

無事にコスモスクエアに到着したのは6時半ごろ。


タクシー乗り場はすでに長蛇の列でした。並んでいる間に東ゲートの俯瞰映像を見てみると、夢洲駅付近でタクシーがノロノロ運転になっていて、「これは降車に時間がかかるパターンか?」とちょっと心配に。

 

それでも空車は次々に来ていたので、15分ほどの待ち時間で乗車できました。

 

乗車後、運転手さんが「第2ターミナルの方が早く降りられますよ」と提案してくれたのですが、朝から1km歩くのはちょっと…と思い、西ゲート最寄りまでお願いしました。

 

面白いことに、コスモスクエアで私たちの後ろにいた方が第2ターミナルから徒歩でゲートへ向かう姿を車窓から見かけ、いざゲートに並ぶと、その方が再び私たちの後ろに。

 

つまり、徒歩でもタクシーでも到着時刻はほとんど変わらなかったようです。

 

タクシー代は2,400円。
相乗りをさせていただいたので、半額で済んだのも助かりました。

 

 

  開門前の列と、ちょっとしたハプニング

 

西ゲート前に到着してからは、旗のポール横で待機。
 

その間に交代でお手洗いに行ったのですが――戻ってみると列が短くなっていて、なんと家族を見失うという小さな事件が発生。


無事に合流できたものの、焦りました…。

 

そして、予定より少し早く8時40分から入場開始。

 

9時過ぎにはスムーズに中へ。
最終日の1日が始まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

開幕から毎日のように触っていた万博系アプリや配信が、閉幕と同時に余韻もなく姿を消していきました。

 

ホーム画面のアイコンを見ながら、「×(もう使えない)」「△(一部生きてる)」と自分なりに仕分けしていたら、胸のあたりがすこし空っぽに。
 

電子だとアクセスが止まった瞬間に消えるんだなあ…と、しみじみ感じています。

 

 

 

  公式ライブカメラも停止。ゲートの混雑から夜の花火まで、ありがとう

 

閉幕日まではずっとお世話になっていた公式ライブカメラ。
 
私はゲートの様子を見て入場戦略を練ったり、夜は花火やショーを遠隔で鑑賞したり、オールナイトの様子を見守ったり。

 

退場のときは西ゲートのカメラに向かって手を振って、帰宅後にYouTubeで自分を探す(笑)ということもしていました。
 

そのライブカメラのストリーミングも10月15日朝9時ごろに配信が見られなくなったのを確認。静かに幕が下りた感じです。

 

配信停止の少し前↓

 

 

 

  電子スタンプ(ミャクーン!)は引き継げる

 

電子スタンプは救いがありました。

 

ミャクーン!(公式NFTスタンプ)は、閉幕後にSBI VCトレードの「SBI Web3ウォレット」へ引き継ぎ可能。

 

私もさっそく口座(アカウント)を作って移行を完了。バーチャルで集めた分と会場で集めた分がごっちゃになっているのですが、ここでは継続閲覧できるのがありがたいです。

 

 

 

アプリなどのデータは消えてしまいましたが、体験は自分の中にちゃんと残るはず。

寂しいですが、次のワクワクに向けて、携帯電話のホーム画面も少し片づけていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとなく、夢洲に行ってしまいました。中央線からの夢洲行きが1時間に4本しかなく、あの「2分間隔で次々と到着していた日々」を思うと、嘘みたいです。

 


人がまばらな夢洲駅をみると、開幕前の2月に駅まで来たときのことを思い出します。柵の向こうに少しだけ見えた大屋根リングにワクワクしました。

 

 

 

  国旗ポールの下を抜けて——“噂のカルバート”へ

 

駅前には作業の方々、そして私と同じ万博ロス仲間と思しき人たちの姿も。ゲート前広場は入れませんでしたが、国旗ポールの下は自由通行でした。

 


ぐるっと外周を回って歩くうちに、噂の“カルバート”を発見。我が家は西ゲート派だったので、このルートには縁がなく、「どこにあるんだろう?」と思っていた場所です。閉幕間際に話題になった“カルバート組”という言葉も、すでに少し懐かしく感じます。

 

 

 

  どんどん歩くと、セブンイレブン前に到達

 

カルバートをくぐって進むと、セブンイレブン前に出ます。歩いてみると、これが想像以上の距離。
 

閉幕直前は「セブンを越えて橋のほうまで列が伸びていた」と聞いていましたが、実際に歩いてみてこの距離感にびっくり。その時の熱気のすごさを改めて感じました。

 

 

 

  更地へ戻る前に——残ってほしい風景

 

この先、施設の解体が進み、やがて更地に戻っていくのだろうと思うと、少ししんみりします。

 


駅の「夢洲の松」は残してくれるかな? ここでたくさんの人を迎え、見送ってきたランドマークですね。

 

 

 

  まだ、時空は少しゆがんだまま

 

帰り際、ミャクミャクがまだ「万博もうすぐ終わっちゃうよ?」って言っていました。ここだけ時空がゆがんでる(笑)。

 

 

ロスの処方箋は人それぞれだけれど、聖地巡礼的なものも、その一つかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

さっそく万博ロスになっているところです。

 

ということで、阿波座の大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)で開催中の「大阪・関西万博デザイン展」に行ってきました。


会場では、万博のエンブレムや「こみゃく」がどのように生まれたのかを、デザイン資料などを通して見ることができます。

 

閉幕後の静けさの中で、「もう一度、あの雰囲気を感じたい」という方にはぴったりの展示。まさに、万博ロスを癒すひとときでした。

 

 

  開場前からすでに行列

 

開場は11時。私は10時少し前に到着しましたが、すでに50人ほどが並んでいました。
 

待ち時間が長くなりそうだと思い持参した「万博イス」が最初は活躍しましたが、開場時間が近づくと「立ってお待ちください」との案内。待機場所が広くないため、人が増えてくると座って待つだけのスペースがなくなるようでした。

 

また、会場もそれほど広くないため、少人数ずつの入場制限があり、私は1巡目には入れず11時10分ごろの入場になりました。


外に出たころには待機列がさらに伸びていて、午後には2時間半待ちになったとか。
これから行かれる方は、時間に余裕をもってお出かけください。

 

 

 

  デザインの裏側に感動

 

中に入ると、エンブレムやこみゃくが生まれるまでの過程がぎっしり。
 

特に印象に残ったのは、エンブレムが「1970年大阪万博」と「大阪府の形」をイメージして作られていたという説明。「なるほど、そういう発想だったんだ」と感心してしまいました。

 

 

こみゃくたちは、「あ、これはあそこで見たな」、というものもあれば、「どこにあったんだろう? 会場で見たかったな」というものも。

 

 

 

そして、こみゃくの映像はなんだか目がはなせず、「いつまでも見ていたい」と思わせる魅力的な演出でした。

 

 

 

  少しだけ気になった点も


展示の構成や内容には大満足でしたが、照明の当たり方の関係で、作品をのぞき込もうとすると自分の影が映り込むことが多く、そこは少し残念でした。

 

美術館とは違うので、ライティングは天井照明がメインだったのかなと思います。

 

 

 

  展示情報まとめ

 

大阪・関西万博デザイン展

  • 会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)

  • 会期:2025年10月1日(水)~10月19日(日)

  • 時間:11:00~20:00(入場は終了30分前まで)
     ※最終日は11:00~15:00(入場は終了30分前まで)
     

 

閉幕後も、こうして万博を感じられる場所があるのはうれしいですね。
次はどんな形で“いのちの輝き”を見せてくれるのか、今後の展開もありそうで楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  鏡のような外壁と“無”の世界へ

 

大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンのひとつ「null²(ヌルヌル)」。


メディアアーティスト・落合陽一さんが手がけるパビリオンで、デジタルと現実の境界があいまいになる“デジタルネイチャー”の世界が体験できます。

 

外壁は鏡のように光を返し、見る角度や時間帯によって表情ががらりと変わります。今回の万博で、もっとも来場者の記憶に残る外観のひとつだと感じます。

 

 

 

  念願のダイアログモードへ

 

null²にはこれまでウォークスルーモードとインスタレーションモードで入ったことがあり、今回は念願のダイアログモード。


2か月前抽選で当選してから楽しみにしていました。当選の知らせを見た瞬間は本当にうれしかったです。

 

ただその後、アカウントBANの話題がSNSで相次いでいて、「この予約を失ったらどうしよう」とドキドキの日々。閉幕直前のこの1枠のために、通期パスの枠を回すのも結構大変になりました。

 

通販購入のピンバッジ

 

 

 

  冷たい床と、揺らぐ映像の世界

 

入館前には靴袋を受け取りました。これは記念になりますね。

 


中に入ると、床がひんやり。真冬の体育館の床を思い出すような、指先をちょっと縮めてしまうような冷たさでした。周囲は全方向をディスプレイが囲み、光が生き物のように動いています。

 

 

モノリスが語りかけ、映像が次々と変化し、アバターが登場。質問に答えているうちに世界がどんどん広がっていくような感覚。気づけば時間があっという間に過ぎていました。

 

 

 

アプリには事前に画像と声を登録しましたが、Android端末のためか全身スキャンはうまくいかず、体験への反映は限定的でした。顔が一瞬出てきたようにも感じましたが、後から録画を見直しても判然とせず、でした。
 

 

  何度も入りたくなる理由

 

この体験、「1回では消化しきれない」というのが正直な感想です。
情報量が多く、頭の処理が追いつかない。けれど、圧倒されるほど新鮮で、もう一度確かめたくなるという感覚です。

 

 

私にとって、これまでの万博パビリオンの中でも最も「見たことのないものを見た」と感じた体験でした。

 

 

 

体験を終えて外に出ると、ちょうど花火が始まっていました。
ヌルヌルの鏡面に映り込む花火の光が本当にきれいで、現実と映像が溶け合うような瞬間。最後まで「ヌルヌルらしい」余韻を残してくれました。

 

 

明日の最終日は「ナオライモード」というのが発動するようですね。

どんなものになるのか、こちらも気になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先月、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」をデザインした駅弁「EXPO2025 ミャクミャク ひっぱりだこ飯」が登場しました。


中身はおなじみのひっぱりだこ飯、器はミャクミャク柄の特製陶器、掛け紙も記念仕様。価格は税込1,980円です。
 

9月は駅ナカやイベントでの先行販売が中心でしたが、10月1日からは淡路屋のオンラインでも取り置き販売が始まっています。

 

 

 

  駅では買えず!

 

これはぜひとも手に入れたいと思い、9月の販売当初にわざわざ新大阪の新幹線構内へ。ところが到着した時点で「完売」の表示。入場券まで買って入ったのに…。


気を取り直してアルデ新大阪へ。駅弁イベントで10時販売の予定でしたが、すでに完売。現地には「並びは8時半から」との掲示がありました。

 

どうやら早朝から並ばないと無理。でも、平日は仕事もあり長時間は並べないと判断して、10月のオンライン販売を待つことにしました。

 

 

  オンライン予約も波乱続き

 

駅で買えなかった悔しさを胸に、淡路屋オンラインショップの「取り置き予約」に挑戦。


ところがこちらも大混雑で、販売開始時間と同時に“順番待ち”の列へ飛ばされました。万博サイトだけでなくここでもか!

 

初日は1000番台、2日目は販売開始2秒前で900番台。どちらも完売でした。
そして迎えた3日目。販売開始30秒前からリロードを繰り返し、ようやく200番台でサイトに入ることができました。その後、カート投入から住所入力まで手間取りながらも、なんとか予約を確定しました。

 

おそらく、カートに入れた時点でいったん商品が確保されているのではないかと思います。 かなりモタモタしていたので、確定時には在庫なくなってるのではと焦りながら入力しましたが、ちゃんと予約できました。

 

 

  壺の魅力

 

そして先日、取り置きをお願いした場所に受け取りに行って、ようやく実物とご対面。


中身はいつものひっぱりだこ飯で、柔らかいタコが最高。味は間違いなしです。
 

 

 

壺はミャクミャクとこみゃくがぐるりと描かれていて、縁の内側にも「ミャクミャク」の文字入りです。

 

 

 

SNSで見かけた「ミャクミャクぬいぐるみくじ3等」をこの壺に入れるアレンジも試してみました。かわいいですね!

 

 

淡路屋ではこちらの「世界一周環状線弁当」も購入。万博にあわせて発売されたそうです。下の写真は今一つですが、こちらも美味しかったです!

 

 

 

 

  今後の販売について

 

いまも予約は取りづらい状況ですが、淡路屋の公式サイトでは増産に向けて準備中との発信がありました。いずれ欲しい方に行き渡るのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 


とうとう当たりました、サンセットビアテラスの抽選!
 

我が家は基本的に“西ゲート民”。
開幕早々の東ゲート退出で懲りて以来、日が暮れてからは東ゲート方向には行かず、午前中の入場もすべて西ゲートから。
 

そのため、サンセットビアテラス周辺のお店にはよく立ち寄ります。

この抽選会には、対象店舗で1,000円(税込)以上のテイクアウト商品を購入し、レシートを抽選会会場へ持参すると参加できます。


1,000円ごとに1回、団体休憩所のタブレットで電子くじを引ける仕組みです。7月の開始直後はガラガラでしたが、最近は抽選待ちの行列ができることも多くなっていますね。


私も会場近くのお店でテイクアウトを買っては、食後にくじを引く──そんな楽しみ方を続けてきました。

 

これまで20回くらい挑戦しましたが、当たるのはパンフレットやうちわばかり。
これまでで一番“上等”だったのは、ミャクミャクの絵がついたウェットティッシュ。これはこれでうれしかったですが…。
 

 

 

「これ、本当に当たり入ってるの?」なんて僻んでいました。

そして今回、ついに大当たり!

 

なんと、タンブラーとピンバッジが当たりました!✨

 


このピンバッジは前からずっと気になっていたもので、しっかりした作りのケース入り。タンブラーもサンセットビアテラスのオリジナル柄で、思い出に残るデザインです。

 

「これ、やっぱり本当に当たるんだ…!」と感動してしまいました。
何度も通って挑戦してきただけに、閉幕を間近にした今回の当たりはうれしさひとしおです。