
万博の感動をもう一度 ― イタリア館の至宝が大阪に
万博のイタリア館で展示されていた作品が、大阪市立美術館で再び見られると聞き、これは絶対に行かねば!と思いました。
正式タイトルは「日伊国交160周年記念 大阪・関西万博開催記念 特別展 天空のアトラス イタリア館の至宝」。
会期は2025年10月25日(土)から2026年1月12日(月・祝)までです。
私は会期中にイタリア館へ2回入りましたが、最後が8月だったため、後半で追加展示された「正義の旗」を見ることができず、少し心残りがあったので大変楽しみです。
また、イタリア館では鑑賞ポイントのような説明はなくて、それぞれが予習をしてこなければならない感じでしたが、今回は美術館での展示ということで、学芸員の解説もついているのではないかと期待しています。
万博経験者の「チケット争奪戦」ふたたび
チケット発売日は10月18日(土)午前10時。
前日から家族と「サーバー落ちるだろう」と話していたのですが、その予感は的中。
販売開始5分前にはすでにページが表示されず、「まだ販売前なのに?」とびっくり。
公式Xでは「アクセス集中のため時間をあけてアクセスしてください」と案内が出ましたが、万博で“早い者勝ち”の洗礼を受けた身としては待てませんよね…。多くの人が同じように粘り強くアクセスを続けたはずで、混雑はしばらく解消しませんでした。
結局、サイトに入れたのは11時半頃でした。幸い、どの時間帯もまだ「○」で選び放題でしたが、いざ購入に進もうとするとエラーのループで決済まで進めず。
どうやら「黄色の人をタップし続ける」あの感覚で、根気よくリクエストを送り続ければいい、という情報が流れていたので、諦めずに押し続けました。
その甲斐あって、12時半ごろにようやく購入完了! 希望の日時を押さえられたときは、ホッとしました。
翌日完売の人気ぶり
時間帯予約は、その日の夜には、土日祝の枠がすべて「×」。
翌日昼には平日分まで完売していました。
この勢いには、美術館側もさすがに驚いたのではないでしょうか。日時予約だけ取って転売している人もいるようで対応が待たれますが。
果たして当日枠が開放されるのか分かりませんが、人数調整はしっかりしてほしいところです。春に開催された国宝展のとき、かなり人が多く、低い位置に展示がされた絵巻などはなかなか見づらかったので。
展示のここが見たい
今回の展覧会で一番気になるのは、アトラスが持つ球体に何が描かれているのか。イタリア館で上のほうまでしっかり見ていなかったので。また、アトラスの筋肉や血管の精緻な表現にも注目したいです。
そして「正義の旗」では、頭部から伸びる羽をもつ天使が気になります。上位の天使ほど人間的な姿から離れていくそうです。
さらに、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿。この部分は日本初公開だそうですね。
イタリア館では立ち止まれず流れ見になってしまったので、紙に残る筆圧や運筆のリズムを感じ取れたらと思います。

















































