
謎めいたパビリオン?
いつもにぎやかな雰囲気を放っている「よしもと waraii myraii館」。一番話題になっているのはカラオケ大会?という、私にはちょっと謎めいたパビリオンでした。
それほど混んでいるという話も聞かないので、「予約を取ってまで行かなくても大丈夫かなぁ」と思って後回しにしていましたが、この日は「今日は入るぞ!」と覚悟を決めて列に並びました。夕方の西日がなかなか強烈でしたが、列はスムーズに進み、20分ほどで館内に入ることができました。
「タマー」の中へ
初めて知りましたが、あの特徴的な球体には「タマー」という名前があるそうですね。
朝の時間帯などにツバメが群がっているのをよく見かけます。シンガポール館の赤い球体にもツバメが集まり、ユスリカを捕食しているようでした。ユスリカは赤色に惹かれるのか、あるいは赤い部分にとまると目立つのか…いずれにしてもツバメにとって格好の餌場になっているのでは、と勝手に想像してしまいました。
中に入ると、外観の印象よりもコンパクトで、昔懐かしいアーケード風のゲームや仕掛けが並んでいました。ボタンを押すと光が出たり音が鳴ったりするシンプルな仕組み。ハイテクを駆使した高精細映像の展示とは真逆で、むしろ珍しく感じられました。
ネギのインパクト
展示の中で一番インパクトがあったのは「問いかけられるネギ」。
ネギがあるとは聞いていましたが、まったく情報を仕入れていなかったので、実際に見たときは「これか!」とびっくり。私はてっきり本物の長ネギが置いてあるのかと思っていたので(笑)、意表を突かれました。
ユーモラスでありながら、ちょっと哲学的な雰囲気も漂っている感じがします。
展示は短め、舞台やカラオケ大会が本領
展示スペースは15分ほどで一通り見られるコンパクトな内容。さっと楽しめるのは暑い時期の万博会場ではありがたいです。
ただ、このパビリオンの本領はやはり舞台。観客参加型のプログラムが多く、よく笑い声が響いています。テレビで見かける芸人さんに会えるチャンスもあるそうです。
待ち時間を和らげる存在?
こちらのパビリオンからあふれる笑い声は、周辺の待機列にも届きます。例えばイタリア館の長蛇の列に並んでいる人たちが、耳を傾けて少し気分転換しているのではないかな、と想像しました。
待ち時間を少しやわらげてくれる“笑いのBGM”としての役割も果たしているかもしれませんね。