DAIのブログ -26ページ目

放送局は辛い・・・

サトウのきり餅で知られるサトウ食品工業から、テレビCMの抑制で営業利益3.2倍になったと発表された。売上は5%ほど下がったけれど、テレビCMを抑制した金額の方が大きかったという事。今までは代理店とのお付き合いやテレビ局とのお付き合いなどで、削減しにくかったかもしれないが、今回の不況で大義名分が出来た。で、結果、費用対効果として良い方向に表れた。もちろん、宣伝する商品によっても違うが、サトウのきり餅のような商品には、テレビCMはあまり効果がない事が明らかになってしまった。すでにエバラなどはクックパッドなどと組んで、リピーターを掘り起こす宣伝活動を行い結果を出している。ますますテレビ広告は苦しい状況に追い込まれそうだ。

愛を読むひと

自分は予告篇を観て、その作品を映画館で観るかどうかを決めるのだけど、
この作品は、正直迷っていた。
というのも、15歳の少年の21歳年上の女性とのラブストーリー、
という事を強調し、それに加えてイメージソングに平井堅。
「絶対、何かある」これが自分の直感。

だいたいこのパターンだと、
1、内容がダメダメなので、思いきり宣伝でイメージを作る戦略
2、映画作品の本質を宣伝に使うと、日本ではウケないために
  日本ウケするような宣伝にする
この2つの場合が多い。

今回はどうやら「2」のパターン。

もちろんラブ・ストーリーという点もあるが、
自分としてはヒューマンドラマと言ってもいいのではないかと思う。

原作はドイツ人のベルンハルト・シュリンクによって
ドイツ語で書かれたもの。
舞台もベルリン、物語の内容もドイツに深く関わる。
そう考えると、全編英語で作られたこの作品には、
ちょっと違和感を感じた。
商業的な事を考えた上だと思うが、
そこはドイツ語で制作しても良かった、
いや、むしろその方が良かったように思う。

いずれにしろ、日本人にはわかりにくいテーマである事には間違いない。
10代~20代の人はそれに加えて難しい男女の関係のお話なので、
覚悟して観にいった方がいい。

学生には頑張って欲しいが・・・

明治など4大学が「就活」スクラム、合同企業説明会開催へ

厳しくなっている就活。自分のまわりにも何人もの就活生がいるが、複数会社から内定をもらった学生、1社からも内定をもらえない学生など、様々だ。この差は何なんだろう?と考えて、自分のまわりにいる学生を観察すると違いが見えてくる。

ちょっと話はそれるが、この数年の企業が欲しい人材のアンケートを見てもそれほど変わっていない。毎年毎年、大学生の人材レベルに関して不満を感じている。それでも売り手市場だったために「とりあえず採用しておこう」という事だったのが、昨年来のこの不況。企業として欲しい人材しか採用しない、または採用出来ない事になった。随分前から企業と学生のミスマッチは起きていたのだ。就職率に目くじらを立てるのであれば、学校側も学生を巻き込んでしっかり企業の動向を研究させておけば、ここまでの状況には至らなかったのではないかと考える。(そこまでやるのが、良いのか悪いのかは別にして)

「知名度がある大学の共催による説明会は、大企業の人事担当者にとってもインパクトがあるはず」と記事にはあるが、企業の立場から言えば、知名度がある有名大学のわりに人材レベルが低いのが、ここ数年の悩み。問題の本質を捉えていない。実際、自分のまわりでも有名大学ほど苦戦していたり、無名大学でも複数の内定をとっている学生を多く見かける。不況になればなるほど「どんな仕事にも向く人材」「どんな人間関係もこなせる人材」が求められる。まずは、この認識が必要だろう。

レスラー

世界で54もの賞を受賞した話題作だが、
予告篇を見たとき「どれほどのものなのだろう?」と感じていた。

80年代に一世風靡したプロレスラー、ランディ“ザ・ラム”ロビンソン。
だが今は、スーパーで働きながら生活費を稼ぎ、
トレーラーハウスで暮らす毎日を送っている。
この役をミッキー・ロークが演じている。

予告篇を見る限り、日本人が好むようなハートウォームな作品に感じた。
もちろん、それこそが宣伝のポイントだったんだろう。
しかし実際は、いい意味で予想を裏切られた。

ランディーは、一世を風靡したにては
プロレス仲間やプロモーターたちにも好かれ、
平日はスーパーでバイトしてるものの、
週末はプロレスで稼いでいる。

家賃は滞りがちだが、トレーニング、ホルモン接種、
髪を染めたり、日焼けサロンに通ったり、
プロレスラーとして必要な事には、万全を期す。
それなのに、心臓発作を起こし
医者からはプロレスを禁止される。
そこからのランディーの生き様が、この映画の見所。

監督がこの役をミッキー・ロークにやらせたかったのは
とっても良く理解出来る。
彼の他に、この役を上手に演じられる役者はいなかったろう。
それは彼に人生と、このランディーの人生が
シンクロしているからだ。

人は生きている中で、
”自分の居場所”を見つけられた人は幸せなのだろう。
”自分の居場所”は幸せな場所でもあり、死に場所でもある。
人は皆、その場所を探し続けて、
それぞれの旅を続けているのかもしれない。

そんな事を考えさせられる、いい作品でした。

理想と現実の間に

今年に入っていろいろと勉強し直そうと、本を読んだり、いろんな人とあって語り合ったり、 自分自身を叩き直す事をしている。知らないうちに、いろんな垢が付いてしまってるからだ。

そうやって、いろいろと考えてみると理想と現実の間に「真実」らしいものがあるような気がしてくる。

その「真実」は時には受け入れたくないものや、逃げたくなるようなものが多かったりする。だからこそ、無意識のうちに目を背けているのかもしれない。そんな時人は、理想に逃げたり現実に逃げたりする。 例えば、理想論ばかり話してる人や、現実は●●なんだから仕方ないだろ、なんて話してる人が当てはまるかもしれない。

まだ途中ですが、自分はこう考えてます。理想を持ち、現実を受け入れる。 その時に、自分の進む方向が見えてくるのだろうと。

臓器移植改正案が15歳未満認める「A案」衆院で可決

15歳未満認める「A案」衆院で可決…臓器移植改正案

大方の予想に反して、「A案」~脳死が「人の死」であることを前提として臓器提供の条件について、書面による生前の意思表示と家族の同意を必要としている現行制度を大幅に緩和し、本人意思が不明でも生前の拒否がない限り家族の同意で臓器提供できる~が衆議院で可決された。当初はA案からD案の4つの案とも、過半数がとれないのではないかと予想されていた。

自分としては「A案」に賛成だ。なぜならば、助けられる命があるのであれば助けてあげたい、また日本だけ15歳未満の臓器移植が出来ないのは、おかしいのではないか?そして今後、WHOの総会で臓器移植の自国内完結を促す指針を取りまとめる方向だ。

個人的には自発的に心臓を動かす事出来ず、脳死(ヒトの脳幹を含めた脳すべての機能が回復不可能な段階まで廃絶した状態)は人の死として考えます。自分がその立場となったら、家族には延命措置はして欲しくない。もちろん別れは寂しいもの、だけど受け入れなければ行けない時がある。人に対して、延命措置を施す人は、自分に対しても同じ措置をして欲しいのだろう。でなければ、自分は違和感を感じてしまう。

とにかく、参議院でどのような審議になるのか見守りたい。

ハゲタカ

金融崩壊の影響を受けて、
急遽台本を書き直したという『ハゲタカ』
自分はドラマは観てないのだけど、
そこそこ楽しめました。

中国政府をバックに
日本の代表的な自動車会社の買収を狙う新興ファンドと
防衛するために自動車会社が差し向けた一世を風靡した
カリスマ的ファンドの戦いが描かれてます。
と言っても、内容はさほど難しくはなく、
経済を良く知らない人も充分に楽しめる内容。
逆に言えば、経済がわかってる人には物足りない内容。
派遣問題など、いろいろな内容を詰め過ぎたせいか、
ちょっと粗い出来にはなってしまってます。

玉山鉄二演じるファンドの代表が、
手段を選ばず買収をすすめるのですが、
どうも後半になると「おいおい、そんなヤワだったの?」
というくらい、人が変わってしまう。
前半は期待感を煽るわりには、尻つぼみ。
その辺が残念。

そう言えば、久々に女っ気の無い映画だったような。
たまには男っぽい映画もいいかな。

苦戦するミクシィ

雑誌を読んでいて「苦戦するミクシィ」という記事を見かけた。会員数が1700万人いるのにもかかわらずにだ。原因は売上の大半を広告に依存しているからだ。会員利用の落ち込みと景気悪化に伴う広告市場の急速な冷え込みが追い打ちをかけたらしい。今やSNSで広告収入に依存しているビジネスモデルは、古いとしかいいようがない。自分もミクシィを利用しているが、数年前からいったいミクシィは何がやりたいのか運営方針が見えなくなって来た。混迷している印象だ。10月には招待制も廃止する。もちろん収益を上げなければいけないが、まずユーザーが何を望んでいるかを理解してからでないと、かえってユーザーを失う事になるのではないだろうか。

行き当たりばったりの政策じゃあね・・・

[高速道料金]「千円効果」さっぱり、近場の観光地素通り

やはり弊害が出て来たか、というのが素直な感想。一般的に収入が減る中、こういう政策を打ち出したら、消費者がどういう行動に出るか、それによってどんな弊害が出るか、試算が甘すぎるのだろう。これだけ社会が複雑化しているので、お役所の縦割り発想では無理なのではないか、と思うほど。

今回のこの政策で、廃業に追い込まれたフェリー会社はお気の毒と言うしかない。国が何かの政策を行なう時は、あらゆる可能性を考えて慎重に行なって欲しい。ETCの利権問題が一時期浮上したが、結局どうなったのか?これはこれで、実態を知りたいものだ。

ダチョウ力

今日から読み始めてまだ読み終わってないけど、 とっても面白いので紹介ちゃいます。

『ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活 』

とにかくダチョウのすごさがわかる本! 身体能力はすばらしいのに、脳みそが小さく”アホ”な鳥、ダチョウ。そんな鳥が、インフルエンザに強いダチョウ抗体を生み出すなんて、一体誰が想像したのか。昨年から発売されているダチョウ抗体を使った抗菌マスク。鳥インフルエンザにも効果がある優れもの。今年の秋にもお世話になりそうです。

しかし、新しい発見とはこういう所から生まれるもんだなーと、つくづく思う。一見無駄だと思われている所に、真実が隠されていたりするもんだ。そしてそれを見つけ出すには、物事へのこだわりや想像力、そして忍耐力が必要。笑いながら、あっという間に読めちゃう本なので、一度、手に取ってみては。

ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活/塚本 康浩

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